Diaries 2001 January

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1月1日(元旦)

思いっきり歌う。ハイパー&ハイアー。


1月2日(火)

めちゃくちゃエネルギーに満ちている。歌う。
前に出来た『たったひとつ』っていう曲の新しい歌詞が生まれる。で、タイトルを『たったひとつのメロディー』とする。


1月7日(日)

今年初、今世紀初のライブの日。
場所は東中野King Beeである。
リハは予定より遅れて始まった。旧橋くんも遅れたのでちょうどいい。
このサイトの管理人TOYOがイスに座り見ていた。
相変わらず特殊なオーラを放っていた、、、、 ような氣がした。

サックス&フルートの旧橋くんは病上がり。ハードなインフルエンザだったらしく、ライブ前のリハも出れなかった。コーラスの豆子ちゃんは顔をぶつけたとかでやはりけが人。アキオ(ベース)は相変わらずのヒョーヒョー男。ドラムの笑子ちゃんは黙々とニヤついている。
写真の村田はすでにカメラを構えていた。
リハを終えたDR.ワシントンはかたづけている。
そんな中でオレラはリハリハする。
新しい曲もあったんで、かなり練習も兼ねていた。

昨日、使う予定にしていたテレキャスがどうにも調子が悪かったので急遽、久し振りにグレッチのWアニバーサリー('63生まれ、ボクより長く生きている)を使うことにした。
そのグレッチの弦が切れる。どうしよう。始めは換え用でキープしてたのを急遽このグレッチに使ったもんだから、もう手元にない。
しかも本番はすぐだ。
結局、村田がバイクで買いに走ってくれて助かった。ありがたい。

さっきもチラっと書いたが、このサイトの管理人TOYOが青森というか岩手というか微妙なとこから、何しろ遠くから来てくれている。そしてさらに大阪からも、ナラを応援するサイトをしてくれているYOKOさんも来てくれていて、富山からも遠路はるばるライブへ来てくれてた女性もいて、なにしろありがたいことである。
ギリギリ、村田が弦を携え戻ってきてくれて、ライブは始まった。

サム・クックをSEにボクラはステージへ。はじめは3人で。挨拶して1曲目『僕らの日々』。ボクはモスグリーンのグレッチで歌う。ドラムが小気味よく、ベースはわずかに唸る感じ。harpをイントロと間奏で。
シンプルな幕開けだ。
お、拍手の厚(熱)い人がいる。

つぎは同じ編成で『君の声がききたい』、そしてこの頃歌い方が練れてきて歌うのがとっても楽しみになった歌『僕らのしるし』。自分でもこれ、よかったなあ。 じんわり歌った。
そしてソロでギター一本『inoriuta』。スローを続ける。やはり拍手熱いな。

そして今夜のオールキャスト、さっきの3人にサックス&フルートの旧橋壮、コーラスの藤原豆子が加わる。
全員で『虫のうた』。この場所の温度が少し上がる。『歩く男、朝陽を目指す』。いいノリ。ぜひともこの曲のフルートを聴いてほしい。
後半の豆子ちゃんとのコーラス、盛り上がった。

今日はKing Beeに、子供数人が来場していてここに集う人々の平均年齢をぐんと下げているが、彼らはハイテンションでやたらと身体をシェイクしている。イイカンジだ。

ライブでは久し振りに歌う『モノレールの上から』はこれ、なかなかよかった。
以前演っていた『Na-Na-Na』は、全面的に改造して今ここに響く。いいノリ。でも、途中でグレッチの2弦が切れる。で、次の『砂漠の中のくじら』は予定を変えアコギ・マーチンD-28で。何かアクシデントがあるとなんか盛り上がってしまう。次の『真っ赤なゼリー』もアコギで。だがハイパー&ハイアー。氣分は。

そして『東京ラブソング』。じっくりと、そしてじわじわと歌い盛り上がる。で、ラストは『名曲1』。全員。ファイァー!!

終わったあと、「よかった。また聴きに来たい」って声をかけてくれる男性。CDも買ってくれる。
もう一つの出演バンドのDr.ワシントンも面白いトークと歌で沸かせた。
彼らとは共通の知り合いがいた。

全部終わって、ボクと旧橋くんと村田、TOYOくんとYOKOさんの遠路はるばるチームらで席をもつ。
外は雪・雪・雪。
富山よりお越しの女性はよかったっていうメッセージをのこしCDを買って家路についたらしかった。またメールでもくれるだろうか。
ああ、外は雪・雪・雪。
King BeeはHot。蜂蜜。JAZZが響いている。


1月8日(月)

昨日のライブへ、遠く青森(方面)の地より現れた男の名はTOYO(TOYOROKUとも言うらしい)。彼と下北沢の街をストラッティン、、、てゆうか まあ、ぶらぶらっとダラダラって歩き、歩いて、歩きまわった。

気の効いた店など知るわけでもないので、Disk Unionやレコファン、ドラマ、YellowPopってCD屋巡り。何を買うわけでもなく。

そんで、ボクがサテン行くときはここっていう店、”いーはとーぼ”へ。
ここはいつもいい音楽が流れている。
この日はジョアン・ジルベルトやアルチュール・アッシュ、あとちょっと知らないのが流れてた。そうゆう中で、なんてゆうか、黙々とした会話、、。ジョン・ケージか。

そのあと、時々行く自然食レストラン”ありしあ”へ。夕食。
そこでリラ・ボイス(自然音楽・ヒーリングなかんじ)が流れていた。富樫さんオススメのやつだ。
で、店主さん(以前、天然ビートのときライブへ来てくれた)富樫さんのピアノソングスのアルバムを薦める。プロモーターか。

そのあと下北沢駅へ。TOYOを送る。
遠くから時間を割いて来て、歌を聴いてくれる、。ありがたいことだ。
大阪のYOKOさんにしても富山のあのひとにしても。ボクの歌う旅は、こうゆう出会いに彩られてることで続いてて、少しづつボクを後押ししてくれている。


1月22日(月)

高田馬場へ。レコファンで野田誠司さんと待ち合わせ。この野田さんは音楽ライターでインターネットでrockjazz.comとかいうホームページやメールマガジンをしている、たしか。
10年以上前、渋谷の公園通りで路上ライブをしてたときに知り合うが、ずううっと会ってなかった期間があって『東京ラブソング』リリースの頃に再会した。 昨年11月の横浜のイベントに誘ってくれたFM横浜のDJをしてる福原くんの仲間。

まあとにかく、早稲田にあって、ライブも可能なスペース”ペトラクラブ”という場所を野田さんが任されたということで出演のお誘い、で、ちょい見学。
狭いがまあまあカンジいい。置いてあったアコギを鳴らしてみたり。ここでのライブを開始するには、まだスピーカーの配線のし直しするなど、やるべきこともあるが、楽しみにしたいところ。 出演者はかなりしぼっていきたいっていうこと。
高田馬場から歩くとちょいあるけど、そんなに疲れるほどでもない。

野田さんと分かれて新宿へ。旧橋くんのライブ。PIT-INN。迷ってやっと辿り着く。

結果から言うとこの日ボクは、素晴らしいライブを見た。手をケガしてたという富樫春生さんのプレイはとにかく冴え渡り、シンセにピアノにと自由に宇宙プレイ。今まで見た中でもかなりキタ。この日の富樫さんは見た目も宇宙人。ほんとサイコーのキーボードPRAYER(スペルはミスなし念のため)。

ドラムの小山彰太さんも儀式を思わす大地揺るがす呪術的ドラミング、シャープな空手チョップ。スティッカーニシヤン・西山のスティック・ ベースは地を這い空に轟いたかとおもうと静かなる海へ思いを寄せるかで。

そして主役のサックス、フルート旧橋壮。はじめ固く感じたのはどうやらこっちが固くなっていたせいだった。愛を伝えるっていうテーマ、さてどうなると思うも束の間。カオスへ誘いながら、雲間より差し込む陽光を見せる。そしてそのまま雲の上へ、やがて天上の光を意識させるかのメンバー全体のグルーブ・光りとしての音世界。己を晒け出し痛みを越えてラブでピースな音の綴れ折り。

実に、全体が美しく、今まで見た旧橋くん絡みのライブではだんとつ。旧橋くん自体調子よかったのはもっと今までにあったって思うけど、全体のムードや世界感、優美さはサイコーだった。

また見たいって思う、そんな夜だった。終演後メンバーと話し、富樫さんの『10月の天使・ピアノソング』を手に家路。あと富樫さんから『LYRA』っていう自然音楽/ヒーリング系ボイスのCDを頂いた。

帰る途中、世界堂の前で路上ライブ中の知り合いの相馬大輔という歌うたいとばったり。熱い歌を聴かせていただく。

部屋到着。早速富樫さんのCD『10月の〜』をきく。素晴らしく、ホントに美しく、このアルバムに出会えて心底よかった。コラム参照。FOR-TUNE-RECORDSより出てる。サイコーのピュア・ピアノ・ミュージック・コスモ。
ビューティフル!!


1月29日(月)

千葉ANGAでライブ。近くのDiskUnionちょいcheck。
対バンのひとたちと会話しつつ本番に備える。
ひとつのバンドはsoul rock'in funkyなバンド、もうひとつはブルージーなR&R、もうひとつはブードゥーニューオリンズ系。のうち、ブードゥーんとこのメンバーに見覚え。以前、加奈崎芳太郎さんと一緒にライブした船橋にあるライブハウス”月”のマスターだった。
ちょい会話。

本番。
ここANGAのスケジュール表兼チラシに、”ギター一本で暴れる”って紹介してくれていた。
ので、というか 元々今日はクールにいきたいって思ってた。
のだが、結局、いつもどおり。
といっても静かな曲なんかはジックリと歌った。

1.東京ラブソング 2.日曜日 3.僕らのしるし 4.寒い朝 5.僕らの日々 6.Na-Na-Na 7.砂漠の中のくじら 8.虫のうた 9.真っ赤なゼリー 10.inoriuta

以上。イイカンジでやれた。
水たまりっていうブルージーでかっこいいR&Rバンドのメンバーがヨカッタッ!て楽屋に来てくれたりで嬉しかった。