Diaries 2001 December

最新の日記へ
2001年
1月 2月 3月 4月 5月 6月
  7月 8月 9月 10月 11月 12月
             
1999年の日記へ 2000年の日記へ 2002年の日記へ  

12月2日(日)

今回は晴れた。よかった。12月のわりに暖かだったしね。そうそう今日は、9月に雨で流れた下北沢ピュアロードのフリーマーケット。その一角でライブやペインティングやダンスやDJがある。ナラカズヲUnitSunも出演。前回雨で延期になったその日、ボクは山口にいるってんで旧橋くんのJAZZセッションにタッチしてった。したらけっこうイイカンジだったって言う。
楽しみにしてたこの日。ちなみになんと、この日ライブペインティングするアーチストはボクも大好きで数度そのカレンダーを買ったり絵本もチェック入れてた絵描き、スズキコージズキンさん。

はじめPAの音が出ないなんて言うトラブルもあったりで、30分押しでスタート。それくらいはあるだろうと余裕もってのタイムテーブルは功を奏したかに見えた。しかしみんな時間オーバーで困った。近所のひとたちも子連れで現る。いいかんじだ。

さてさて、それでもまあ雰囲気よくとってもイイカンジで出来た。(ナラナラジャーナルに小さくそのときの写真載ってます。見てください。)

1回めは、最初『かんたんにいこう』をテツくん(タイコ)と、旧橋くんも加わり『歩く男、朝陽を目指す。』、そして『砂漠の中のくじら』これでまた大いに人も集まった。ループ駆使の『Wah Wah Wah』、サンバリズムのドラムが心地よかった。そして『虫のうた』1回めはこれで幕。足を止めてくれたひとに感想もらったり。大人も子どもも入り混じり賑やか。
あとで聞いたんだけどポリスマンまでいらしゃってたらしかった。それは気づかなかった。音で通報があったらしかった。タイコがデカかったらしい。天気もよく冬でも暖かで人出も多く楽しくやれてよかった。CD買ってくれた人も。

このあとエジプシャンダンスや弾き語りなどあって、ダンスグループ以外誰も時間を気にする人がいなく最後のボクラのステージは2曲のみ。しかも真っ暗。寒くって人足も少なくなった。遠くから聴きにわざわざ来てくれたひともいて、 短い時間で申し訳なかったが致し方ない。先ほどの通報の一件もあって若干抑えた演奏で『東京ラブソング』『宇宙のハーモニー』を。それでもきもちよくやれた。

1回めのステージを見てまた聴きに来てくれたっていう二人組と話す。ちょっとフジロックにいそうな、ってゆうか、DJふうってゆうか、そんな男ふたり。『WahWahWah』『宇宙のハーモニー』がよかったって言ってくれる。わかってくれてるなって思う。多くの言葉を交わさずとも。
このふたりと、まさか又ふと出会うだなんて思わなかった。(*彼らの主催するイベント”宇宙のイベント”に1月30日夜ナラカズヲUnitSun出演、西麻布Bullet'sBarにて、DJ多数出演。)

この日、最後のほうでは富樫春生さんもちょい顔を出してくれた。そしてこの日このフリーマーケットではステキな絵を描くスズキコージズキンさんがずっと最初っからライブペインティングしてた。わりに近くで。大きいキャンバスへなんとも人なつっこい絵。ボクは随分前からコージズキンさんの絵が好きでカレンダーも数回購入して部屋へ飾ったりしてた。終わってから話した。コージズキンバンドの話し、ジプシーブラスバンドのタラフドゥハイドゥークスとツアーを共にしたらしい。
そして持参したそのカレンダーへ一筆、名前・連絡先・それと絵を加えてもらった。もう随分前のカレンダーだが絵が好きで捨てられずにとっておいたものだ。
よかった。今度、個展もあるという。よし行こう。

いい日であった。フリマ、また出たい。おわり。


12月9日(日)

この間の目黒での、報復戦争反対の集いで知り合ったCHANCEの内山さんがまとめ役をしているピースウォークに参加。今回はテクノ色が強い。和プロジェクトというグループとの共同企画のためらしい。人気のDJやトランス系バンドが沢山出演するステージも後半用意されている。

さて、会場の代々木公園、内山氏に会う。人は若い層を中心にかなりの数がすでに集まっていた。早い話が音楽好きのデモで、それがただ従来のものとおおいに違うのがみんな楽しくやるってとこかな。ヘルメットもサングラスも、怖い印象を与えるものは禁止。そして参加する人は自発的であることって注意事項にあった。明るく、当たり前なことを表現する。がなりたてるのではない。昔の形のそれはそれでその時代にはよかったのだろう。
でも、政治的な思想だとか党派だとかセクトだとかってのとは関係なしに、テロは悲しいし悪いことだが報復攻撃もまた同じく悲しいし悪いことだっていう、そして日本の戦争協力もおかしいぞって、そうゆう気持ちを抱いた人からまた人へってノリでここまでに盛り上がってる。集まってる人たちの、温度それはそれぞれかも知れない。けど、皆の思いはひとつだ。

内山氏が先導車まで案内して車の上で楽器を持ってスタンバってる数人を紹介してくれる。その中のひとりは数年ぶりに顔を合わせた佐藤タイジという優れたミュージシャンでシアターブルックというバンドをやってる。
少し話して握手、オレはパレードの列に。今回は急で演奏で割り込む時間を作れるかもしれないっていうことでギター持ってきてくれっていうことでギター持ってきていたオレだったが、どうもそうはいかない気配。無理に割り込むのも平和じゃないしギター肩に歩くだけでも、ここに沢山集まった人たちといっしょに平和の意志を微力ながらにでもメッセージするのは意味あることだ。
そりゃあ歌いたいのはやまやまだけどもね。

1200は集まったとのこと。まず集まった人たちへ向け、内山さんなどのスタッフが注意点などをマイクで話す。そしてアフガニスタンから難民として日本に逃れて来てる数人がメッセージ。彼らはしばらく日本で拘束されてたという。そして小泉政府はその彼らを強制的にアフガンへ帰すらしい。すると彼らの命に保証が無くなるのだという。つまり見殺しにするっていうこと。それを日本の人たちに理解を求め、どうにか止めさせてほしいのだと訴えた。
そのあとひとりの女性が祈り・心の誘導、、なんて言うか暝想的な誘導、それとともにパレード、ピースウォークはスタート。その女性はあとでシンガーの山根麻衣さんと知った。この人も面識あった。天然ビートのライブにタワーレコードの社長と来てくれたことがある。

1200人以上の老若男女(ほぼ8割は音楽好きの10〜30代の男女であるが)が楽しみながら歩く。4台の先導車が4列のパレードを先導する。さっきのシアターブルックのメンバー、それと別の車ではテクノのDJがプレイして踊り歩く人、歌い歩く人、いろいろ。
そしてボクの近くにはおそらくただ平和を願い参加するミドルな方々や、ヒッピー上がりっぽい人もいた。
が、圧倒的に若い層が多い。それはとてもいいことだと思う。

ボクの前のクルマではジョンレノンやシアターブルックのオリジナルが演奏されたり女子中学生か高校生がテロリストとアメリカ、ブッシュ、小泉総理に物申す内容のポエムのようなラップのようなのを披露。
ひとり外国人も演奏に加わっていてパンディロ(ブラジルのタンバリン型の太鼓)がやたらと巧い男がいた。まるでマルコス・スザーノ並みに巧いんじゃあないかって感心してたら本人だったのでびっくり。彼が参加するアルバム(カエターノやレニーニ)は何枚か持ってる。ブラジルの超有名パーカッショニスト(パンディロ・プレイヤー)だ。パンディロひとつで踊らせる。かっこいい。

パレードは代々木公園から渋谷公園通り、渋谷駅前から明治通り、 そしてまた代々木公園へ戻る。その間、なんだこの行列は?ってかんじで眺める人々、手を振る人、途中参加する人、ニコニコする人、そしてボクラの写真やビデオを撮るマスコミの人、とおまけに公安の人。でも臆することなく皆、楽しく笑ったり手を振ったりピースサインをする。陽気だ。かたい表情をしてるのはパレードといっしょにっ、、ていうか囲んで歩いている警察や公安らしい人ぐらいだ。ハッピーにいこうぜ。ピースにいこうぜ。
そのムードのほうが圧倒的に上回っている。

ピースウォーク。CHANCEの誰かがスピーチ。テロはいけないことだが報復は同じくいけないってのは明白で罪のない市民の虐殺である。平和が大事である。だが平和はまず自分の内側・心を平和にすることからしか始まらない。。。
ホントそうだ。

そうこうしてるうちにパレードは代々木公園へと帰ってきた。そこでは既にライブが始まっていた。楽しみにしてたサワサキヨシヒロ(テクノ系・CDよかった)のライブは終わってたようで残念。でもピースウオーク参加したのは意義深い。
山根麻衣さんと少し話した。今は富士山の方に引っ越したらしい。どおりでなんかリラックスした佇まいだ。

ピースウォークの終わった時点でそこはレイブパーティー会場となっていった。トランス系DJやバンドが多く出演する。ボクは時々近くのフリマをチェックしたり、そこでばったり会った知り合いでDJイベントの手伝いしている人間と話したり。シアターブルックのタイジ歌手ともまた話す。初めて出会ったバックトラック作ってるって人とも話す。 WRENCHというバンドもかっこよかったし出演しているハウスっぽいDJたちもイイカンジであった。
しかしなんといってもボクを引きつけたのはやはりボアダムスのEYEのDJ。最近のボアのと同質のハイでラブで宇宙なバイブで素晴らしかった。音がどうのって言うよりも波動。

陽も落ちて暗くなりめちゃ寒状態。そろそろ帰ろうかとしてたら声をかけられる。一時期フリクションでギターをしてて今はドラムンベースのDJしてるというラピスさん家族。「これから友だちのバンド出るんだよお。キノコスモっていう、、。」「あ、知ってる。スカパーで見たけどおもろかった。」と会話。で、見てくことに。

うろうろしてたら会場の隅っこで津軽三味線とジャンベやその他パーカッションの数人が音を出してたので近寄っていった。すると「あっ!宇宙遊泳!!、、この間のシモキタのフリマで聴いた、、。」って言う。よく見たらフリマのときに声をかけてくれた二人組がメンバーであった。ひとりは「この間、聴いてて泣きそうになって、。」って言ってくれた。ちょっと聴いて、話して、なんかイベントあったら呼んでねって去る。彼らもまたこのピースイベントに関わってたのだ。さてキノコスモのトランシーな演奏を聴いて帰ることに。

帰り際、内山氏はボクに演奏してもらえないですまないと言ってくれた。タイジ歌手もそう言ってたが、残念であったのはそうであったがこの企画面白かった。ハッピーでピース。無理矢理あとから割り込むのも違う気がしたし。とにかくこの平和への声が一夜限りのパーティーだけで終わるのではなく継続して各人(ボクラひとりひとり)が生活の中で実践してゆけるように祈りながら世田谷の家へと向かった。


12月17日(月)

吉祥寺曼荼羅にてナラカズヲUnitSunのライブ。
この日なかなかいい演奏が出来た。
新曲2曲、『コノママ』『global violence』も演った。
曲順は『かんたんにいこう』、フルート吹き荒ぶ中ロッキンなトーキンからソウルタッチへと流れる『コノママ』、いつもの『東京ラブソング』、そしてホント出来たてのまだ不慣れなボッサ・リズムで歌う『global violence』、てつ君のサンバリズムにアコギループとポエトリーも挟む『Wah Wah Wah』、『虫のうた』『名曲1』『宇宙のハーモニー』で幕。
報復戦争に反対する集いで歌わしてくれた大久保青志さんも来てくれて帰り際ちょい会話。

いいカンジで演奏出来た。どんどん調子を上げてゆこう。


12月22日(土)

船橋ららぽーと、そこでライブ。つって辿り着くまでがまず遠い。東京駅でギター(をハードケースで2本)と機材の重いコロガシのバッグ、あとディーバッグ。それで乗り換えのために20分は歩いて京葉線で南船橋。到着したもののどこへ行けばいいかわからず歩く。

とにかくららぽーとって言えばオレが昔、志木にいたころ行ってたあれだろうって思ってたら遊園地かここは?ってくらい広い。ディズニーランドほどではないにしろホントでかい。人に尋ねるが演奏もあちらこちらでやってるようで情報に振り回される。それでもなんとかようやく到着。なんと食事してくつろぐスペース。年末とクリスマスってことでのイベントらしい。でかい看板で”ナラカズヲLIVE”ってある。ANGAの千葉さんに説明され、そして時間を相談。やがてメンバーもそろってリハ。いいかんじかな。

さてしばらくして1回目のpm3:30の部、本番。旧橋くんのフルートで『日曜日』をふたりで。う〜ん、ヒクねえ。ささ〜っていなくなる。テツくんとふたりで今度は『かんたんにいこう』。でもなんか寂しいかんじ。ここで旧橋くんのアイディアでワンコードでインプロ〜『名曲1』。ちょっと強引ではあるが少し立ち止まるひとも。そして『虫のうた』『宇宙のハーモニー』と続けて終わる。食事で休んでる人よりもそのスペースの外側を歩いてる人たちに反応があった。ガツンとやって苦情もあった。次のステージではドラムを抑え気味にしてほしいらしい。

控え室でボクラ3人は作戦会議。ってまあ、それほど大げさではないけど次はもっとバッチリやろう、ってかんじ。さっきは成り行きでの曲順だったけど今度はしっかり決める。演奏はよかったんだけど、客層が合わないのは仕方がない。そうこうしてるうちに2回目の5:30の部のステージだ。

2回目はよかった。最初やっぱり、もうセッティングしてる時点で席を立つ人もいた。音楽目当てじゃあなくただ食事したいひとにとっては当たり前だろう。

1曲目はゆる〜くひとり12弦ギターで『甘夏』。そしてUnitSUNで『砂漠の中のくじら』、なかなかの手応え。ん?ああ、いつかの二人組もいる。見に来てくれている人がいる。嬉しいねえ。『gloval violence』(ボッサ調)、『コノママ』(トーキン+ソウルメロ)と新曲を続ける。最近新曲の出来がいいからいいな。反応もいい。そして『東京ラブソング』、『Wah Wah Wah』、とばす。もうさっきの苦情のことなんかもすっかり忘れている。背中のほうにあるエスカレーターに乗る人たちをも煽りまくる。『名曲1』ぶっとびぶっとび。最後はループでしっとりとそして後半スペーシーに『宇宙のハーモニー』。拍手サンキュー感謝。

初めて聴いたカップルが話しかけてきてくれいろいろありがたい感想を言ってくれてCDを買ってくれた。そして10月のライブ以来よく来てくれるふたりも感想、そして再リリースR盤CD『東京ラブソング』購入してくれた。よく知る甲田さんや最近ライブへ来てくれる女性もサンキュー。そしていつかのANGAでナラを見て、初めた路上ライブの二人組のユニット名を”ならず”として活動しているというふたりの18の女の子も来てくれていて話す。嬉しいもんです。
この感想はナラナラジャーナルやサイト感想コーナーかなにかでチェックしてください。

ちょっと和んで話してぼくらは家路。終わってみればいい一日だった。
ライブな日々、感謝の日々。


12月25日(火)

この間(12/2)のフリーマーケットでライブした時にライブペインティングしてた元々好きな絵描きスズキコージズキンさんの個展の最終日。で、会場の曙橋にある喫茶店へ。店へ入るとすぐコージさんがいる。挨拶。とりあえず2Fへ展示している絵を見させてもらう。

なんともパワフルで味わい深くステキな絵たち。色と色、形と形がぶつかりあったり解け合ったりしながら主張して音楽を奏で歌いグイグイと迫ってきてはスルスルと心に入り込んできてなんだか暖かな温もりとどこかノスタルジックな印象を残す、なんだかカーニバルだとかパレードだとか祝祭的イメージ。見たことない人は是非一度見てほしい。絵本も数種ある。
ステキだ。コージさんはいろいろなミュージシャンのアルバムジャケットも手掛けている。フェダインはボクも持ってるけど。高田渡さんや友部正人さんや渋さ知らずなどもあるという。
も書いたけど、タラフ・ドゥ・ハイドゥークス(高速ジプシーブラスバンド)のステージの背景の絵も描いてツアーをともにしたり、自己のジプシー音楽バンドでライブもする。

絵を見終わってからコージさんと結構話した。
面白かった話、ってゆうか大変とゆうか、、。
コージさんの友だちでやはり絵描きだったかで3人の奥さんと16人の子どもがいる人がいて、その人は基本的に第一奥さんと一緒に住んでいるが、昼、第二奥さん、そして夕方は第三奥さん、夜〜朝はまた第一奥さんのとこへ、ってゆう生活をずっとしてるっていう。極貧らしいがまあギリギリそれでもやってるらしい。その奥さんたち3人とも同じ町に住んでるらしい。ひゃあ〜。

あとは音楽の話しなんかしてコージズキン展をあとにした。コージズキンさんの絵、また見たいなあ。いつかナラをも描いてほしいなあ。コージズキンの絵、とてもステキな絵なんだ。