◆バカ映画たちの挽歌
「いいかチャンス、世の中には2種類の映画がある。真面目な映画と、バカ映画だ」
ここでいう”バカ映画”の定義は、「とんでもない展開を見せる、いろんな意味で楽しい映画」とする。
さらに付け加えると、「とんでもない展開」については、三池崇史のように確信犯のもの、マイク水野のように天然のもの、両者を含むとする。
なので、ベンチマークとして、”バカ度”に加え、”ダメ度”も使用することとする。(各★3つが満点)
”バカ度”が高く”ダメ度”が低い作品は監督が意図して突拍子もない話にしているもの、”バカ度”も”ダメ度”も高い作品は監督が意図
せずして突拍子もない話になってしまったもの、となる。
後者の作品群は人によっては怒髪天を突くものもあればツボに入るものもある、ハイリスク・ハイリターンなものであると言える。
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#10 「フォーガットン」 バカ度:★★ ダメ度:★★★
失われていく最愛の人の記憶と記録。狂っているのは自分か、それとも…。まっとうなミステリーを期待すると待ち受ける強力なカウンターが!
#01 「DEAD OR ALIVE 〜犯罪者」 バカ度:★★★★★ ダメ度:★
日本のテポドンミサイルこと三池崇史監督の伝説的作品。すべての常識を破壊する驚愕のラスト5分!
#02 「DEAD OR ALIVE2 〜逃亡者」 バカ度:★★ ダメ度:★★
あの怪作の続編は一転して男たちの友情を描いた男泣き映画…と狂気の描写が混在するやっぱり壊れた映画に。
#03 「DEAD OR ALIVE FINAL」 バカ度:★★★ ダメ度:★★
シリーズ完結編。今度はSFだ!ワイヤーアクションだ!そして再び衝撃の結末が!!!
#04 「発狂する唇」 バカ度:★★ ダメ度:★
「リング」シリーズの脚本家が確信犯で放つ大バカスリラーアクション。三輪ひとみが女優生命を捨てて体当たりで主演を務める。
#05 「血を吸う宇宙」 バカ度:★★★ ダメ度:★
「発狂」シリーズ第2弾。今度のネタは宇宙人だ!女囚脱獄ものだ!
#06 「極道恐怖大劇場 牛頭」 バカ度:★★★ ダメ度:★
三池崇史監督の、劇場公開なしなのにカンヌ映画祭に招待されてしまった狂気の極道ホラー。名古屋は恐ろしかとこですたい。
#07 「ワイルド・ゼロ」 バカ度:★★★ ダメ度:★★★
ロッケンロー!ロックバンド・ギターウルフがゾンビどもを破壊しまくる、バカらしくもシビれるロック魂溢れるアクション映画。
#08 「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」 バカ度:★★ ダメ度:★★★
リュック・ベッソンの適当脚本炸裂!有名ミステリーの続編はごった煮B級アクション映画に。
#09 「ビジターQ」 バカ度:★★★ ダメ度:★★
吹き荒れる愛と暴力と母乳の嵐!現代社会に巣くう病理を三池監督が鋭くえぐったり…してません。
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