バカ映画たちの挽歌 #01

「DEAD OR ALIVE 〜犯罪者」

DATE:’99日本 監督/三池崇史 出演/竹内力 哀川翔 小沢仁志 寺島進 石橋蓮司



STORY:新宿・歌舞伎町。中国人からも日本人からも仲間と見なされない中国人孤児三世の仲間たちで成り上がるために、本上は裏社会で
暴虐の限りを尽くし勢力を広げていた。留学から帰ってきた本上の弟は、兄の裏社会での顔を初めて知り衝撃を受ける。片や、目的のためには
手段を選ばない、一匹狼の刑事・城島。娘が重病で苦しんでいる。日本人ヤクザ・中国系マフィア・本上グループの三つ巴の抗争の中、二人は
出会う。本上に危険な匂いを嗅ぎ取った城島は執拗に彼を逮捕しようと狙う。運命がそれを欲しているのか、エスカレートしていく二人の対立は、
周囲の人間に次々と死をもたらしていく。そしてついにすべてを失った二人は、最後の決戦に臨む…。



ヤクザ映画(のみ)のオファーが引く手数多の”Vシネの帝王”二人が遂に初共演、しかも役どころは不倶戴天の敵同士!果たしてどちらが
強いのか!?という作品。ただ、監督が
”日本映画界のテポドンミサイル”こと三池崇史だったばっかりに…。

刮目すべきはオープニング。
着流しのOZAWAがドスを振りかざし男子便所に飛び込み、大杉漣が走りながら鼻から麻薬をストローで一気吸いして奇声を上げるといった、

異様なハイテンション・ハイスピードで三池映画のホームグラウンド・歌舞伎町でのヤクザ抗争が阿呆なCGを交えつつ
語られていく。普通、ラーメンたらふく食った後に腹をショットガンで撃ち抜かれたからといって、

吹き飛ぶラーメンやナルトをわざわざCG使って描いたりしねえよ!

そして本編に突入するのだが、ここはまあ普通のVシネ。力・翔、二人の対立を小沢仁志・石橋蓮司・寺島進・本田博太郎・山口祥行らVシネ
オールスターズで描いていく。つーかまあここが退屈と言えば退屈なのだが…。


そしてそして、この作品を神話に至らしめたラストシーン。力・翔の一騎討ち。「男たちの挽歌U」のマークと殺し屋の死闘の如く、至近距離
で鉛の弾を浴びせ合う二人、血しぶき、よろめく二人、が、倒れない。そして…。


Vシネ界のBIG2、どちらに勝たせても角が立つわけで、当然ここは生死不明の引き分けというオチであろうことは素人でも容易に想像できるの
だが…。

うわあ!すげえよ三池監督!!!
悪いことは言わないのでこんなサイトのこんな映画評を見て喜べる人でこの作品を未見ならば、今すぐ、女房を質に入れてでも、内蔵を売って
でも、レンタルしてきてこれを見るべきである
。腎臓1つ分の価値くらいある…かも。


そんなあやふやなオススメでは金を出せないという人のために、一応ネタバレも記しておく。が、もう一度言う。悪いことは言わないので、見る
べし!本編90分は壮大な前フリだと思え!


オチを知りたい人はこっち



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