Monster Allocation Center Movie Award Climax 2010
◆2010年度モンスター配備センター映画大賞
05位:「ゾンビランド」
これが5位か…。今年はあまり豊作ではなかったなあ。
とはいえ、オーソドックスなゾンビ+自分ルールを忠実に守ることで生き延びてきた引きこもり大学生+ワイルドおっさん+小悪魔的女の子
2人という取り合わせのちょっと変わったロードムービー風ゾンビ映画はゾンビ映画史上最高収益を叩き出しただけのことはある面白さ。
ビル・マーレイもあんな役で出た甲斐があったというもの。
別段新機軸がないというのが欠点だが、満足度はなかなか。
04位:「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」
独身最後のドキッ男だけのラスベガスでの豪華旅行。ところが一夜明けるとスイートルームの中は荒れ放題。ニワトリがいる、赤ちゃんがいる、
虎までいるのに新郎の姿がない。調査に乗り出す一行だが新事実が明らかになるごとに状況は混迷していくことに…。
アメリカでは大ヒットした(ついにはゴールデングローブ賞の作品賞にまでノミネートされた!)のに日本ではビデオスルーされそうになったが、
署名活動もあり無事劇場公開された。でもTSU○AYAだと「TSUT○YAロードショー」というクソコーナーに置かれて借りられてないんだけどね。
03位:「インセプション」
「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン監督の最新作。
夢の中に侵入してアイディアを盗む企業スパイのコブは相手の夢の中でアイディアを植え付けるという危険な仕事を引き受けることに。
つーわけでで、夢の中を舞台に3つ分の映画くらいのアイディアを詰め込んだ高密度な攻防戦が繰り広げられ、ほんとお腹いっぱい。
主演のディカプリオやジョセフ・ゴードン=レヴィットら俳優陣もよかった。
02位:「告白」
映画公開前に原作を読んで、こんなブラックな話を全国ロードショーすんのかー、と引いてしまったが、監督が中島哲也と聞いてなるほど
と手を叩いた。
そして流石中島監督、えげつない原作をポップに、そして当然えげつなく実写化してくれました。適材適所とはこういうことだ。
主演の松たか子も難しい役を好演。
01位:「十三人の刺客」
栄光の1位なれど不満は多々あるんだよなあ。
それでも屋根の上より翳す「みなごろし」の5文字など強烈に格好いいシーンも多々ある快作。
最後の決戦に至るまでは名場面だらけなのだが、最大の見せ場であるはずの最後のチャンバラに不満が集中するというバランスの悪さ
よ。やっぱりもうちょっと敵の数を削ってから接近戦に持ち込むべきだったよ。
こんな作品を作ってしまうんだから三池監督は侮れないんだよなあ。
主演の役所広司も素晴らしいが気狂い殿様を演じた稲垣吾郎メンバーの存在感も強い。
・各部門賞
・最下位〜6位
・総括