Diaries 2000 July

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7月1日(土)

青森のイベント『青森フォーク村夏祭り2000』に出演するとき、数曲をシューだびよんのシュー率いるサスカッチというソウルバンドと演奏することになった。 面白そうだ。


7月2日(日)

スティーブ・マックルアー氏(ビルボード日本支局局長)がプレゼンター&DJのインターFMのビヨンド・ザ・チャートという番組でまたナラカズヲの歌がかかる。今度は「君の声がききたい」オンエア。録音して聴く。
「ナ・ラ・カ・ズ・ヲ。キ・ミ・ノ・コ・エ・ガ・キ・キ・タ・イ!チェキラアア!!」
嬉しいねえ。数人からラジオ聞いたというレンラクがある。


7月6日(木)

千葉ANGAへ向かう。メンバーはオレ、カヤ(ジャンベ)、マキタさん(ベース)、笑子ちゃん(ドラムス)。で、ANGAへ到着、旧橋くんはすでに到着していた。
イイカンジにリハを終えANGAで恒例、顔合わせの儀式。その日の出演者をANGAのスタッフが司会しながら紹介したりその日の流れを説明する。
で、乾杯。ウーロン茶やジュース、あるいはアルコール、好きなドリンクをひとりひとりが選べる。ボクはウーロン茶。

この日のボクラ以外の出演者はYASKIという横浜から来たっていうアコーディオン/ピアニカとウタ/アコギのDUO。とてもステキな音楽であった。喜納昌吉さんの沖縄でのイベントにも出演するらしい。喜納さんは、天然ビートんときにイベントで一緒になったが、歌もステキでなんかユニークな話し方と不思議なキャラでなんとも印象に残っている。

ところで本番。本番前に、路上んときに歌を聴きに来てくれてたりしてそのあと高円寺SHOWBOATのスタッフをしてたせいでよく知る女性の岡田さんも駆けつけてくれていいキモチなとこになったところでいよいよスタンバイせまる。

スタッフが司会・前説でボクラをコールする。両出演者地元じゃないこともあって、お客さんは多くなかったがOKなムードであったから大丈夫。

この日暑かったのでボクは半ズボンだったのだが、それをいつものベルボトムに着替えようとしたところ、サックスの旧橋くんが、なぜわざわざ地味な服に着替えるのか?着替える前の服の方が洒落てていい〜ってなことを言う。 う〜ん。わからんではないが、半ズボンは普段はいいけど人様の前でスネ毛を晒すのはいかがであろうと反論してみたが、ま、どうでもいいっかあーとなって、ライブ半ズボンデビュー。

この日のライブはなかなかよかった。旧橋くんのアイディアをちょっとアレンジした曲順なんだけど新鮮でいい具合いに盛り上がった。

曲順は
『砂漠の中のくじら』『僕らの日々』『歩く男、朝陽を目指す』『inoriuta』『真っ赤なゼリー』『君の声がききたい』『夜を越えて』『名曲1』『東京ラブソング』以上9曲。

アンケートの戻りもよかった。みんな楽しんでくれたようで反応いい。 帰りのカヤ号でこの日のライブテイクを聴いて家路・・・。


7月14日(金)

渋谷NESTにてライブ。リハいいかんじで終えて他のバンド見てたらそのバンドの見内っぽい男が話しかけてくる。よく見ると随分久しぶりの顔。10年ぐらい前何度かいっしょにライブしたりしたモスキートっていうバンドのギタリスト首藤くんだった。連絡先交換。彼は現在ピールミックスというジャージーでファンキーなアコポップDUOをしてる。

ちょっとオシでライブ全体がスタート。ボクラは2番手。 本番間際に旧橋くん戻る。どうなるかって思った。彼は先日にJAZZで出演、富樫春生さんも飛び入りしたそんときのハコ、六本木BASHに置いたままのソプラノサックスを取りに行っていた。 ギリギリだったがとにかく戻ってよかった。が、ひとつ、本日コーラスで参加いてくれる豆子ちゃんが来てるのかどうかわからない。だが時間的にもうスタートしなきゃ。

モンクのアルバムからホーンセクションだけで演奏しているボクの好きな曲をSEにメンバーが先にステージへ。インプロビゼーションがはじまる。旧橋くんのサックスは今日はやけにフリージャズ。カッコいいじゃん。そんで本日初参加のギタリスト小島史朗くんがファンキーで味のあるプレイ。トーンがとてもいい彼はいっしょにライブやるのは初めてだが10年前くらいから知っている。800ランプのオグラくんから紹介されたように憶えている。 ポテトチップスというキングだったかからリリースしてたロックンロールバンドでギターを弾いていた。そのあとSailin'Shoes。現在はペリカン・オーバードライブ。ギターもいいけどルックスもなかなか、、だと思うかな。

とにかくこのふたりに加えてジャンベにKAYA。ベースにアキオ。ドラムにマカナエ。みんないいノリでセッションし始めたあたりにナラハープで絡みアコギもカッテイング。16ノリでフリーで、、、。そこにカウントで『真っ赤なゼリー』すたーと。これはいいムード。

で『君の声がききたい』。このエレキがよかった。初めて聴いてるような人もいいノリ。曲が終わったとこでこの日コーラスで参加してくれる豆子ちゃん発見。ボクにわかるように客席スペースの前まで来てくれてた。安心。

で、フルート活躍『歩く男、朝陽を目指す』。これはなかなか面白い曲で、ラストの男声コーラス部分が盛り上がる。ちょいとアイリッシュで童謡的でもありノリもある曲、、、想像できるかな、、。
ここでナラひとりで弾き語り『inori-uta』。

と、ここでコーラスの豆子ちゃんを紹介、登場。 『夜を越えて』チュッチュッチュウと果てしないコーラスと全体のノリで盛り上がる。続けてラップナンバー「名曲1」。みんな大かつやく。サイコーにのる。 豆子ちゃんはここまで。『東京ラブソング』、ソプラノも活躍。ラストは『僕らの日々』。会場は終始いいムードだった。よかったよかった。

ライブ後、ボクは着替えてからCD販売委員になる。 この日5枚だけ用意していたNEWCDR『ライブな日々 』売れてしまう。 大分前のCD『うたがすき』も売れて、もう残り2枚よかったよかった。小島ギタリストもよかったし。この日のライブは荒いとこもあったけどいいライブだった。もっとおおくの人にも聴いてほしいなあ。


7月16日(日)

何かのご縁で、ケガした赤ちゃんノラ猫と住むことに。なんでも、カラスにくわえられて空を飛び駐車場へ着陸、で4匹ものカラスに散々つつかれたところへモモレンジャーが救助。病院へ行って治療、今ミルク中。手に乗る大きさ。まだ生後2週間くらいであろうという。茶のトラ。なかなかプリチー。だがここのマンションはペット禁止。里親を探すべく行動へでる。だがみつかるまでは、ひっそりと共同生活。しかしなかなか大変。みつかるといいが。


7月17日(月)

昨日にくらべると幾分元気を取り戻したかに見える赤チャン猫。
「んにゃああ〜」ってくりかえしている。


7月20日(木)

猫に興味あるというふたりが来訪。とりあえず考えるとのこと。


7月21日(金)

赤ちゃん猫、なつくもんでやけに可愛い。時間も大分とられるがまあいいとしよう。、、ソラシド、、というわけで、シドと一応名付けられた彼。いつか彼のナンシーが見つかるといいが。その前にまず親かあ。


7月25日(火)

なんかシドの具合がよくなさそう。全然飲まない。 深夜、病院へ担ぎ込まれるシド。とりあえず応急処置で帰宅。ひとまず安心。


7月26日(水)

朝早く、どうもやはり心配。なんかシドはどんどん悪くなっているように見える。体温も低い。 というわけで又もや病院へ。危ないかもという。かなり悪化しているようだ。入院手続きして一度帰宅してモヤモヤしながらもベッドについたところへ電話。もうすこしの命という。来てくださいっていう。自転車とばす。酸素のホースをシドの口へやるも息が荒く身体も冷たい。赤ちゃん猫なので体力もなく、身体に無理をかけられないとのことで、手のほどこしようがないという。シド頑張る。応援したが30分たっただろうか、あえなく息を引取る。なんか昨年祖母を病院へ見舞ったときを思い出す。しかし祖母は長生きだったがシドは3週間ぐらいかな。昨年暮れから二ヵ月に一度誰か亡くなっている。家へ戻り、経と悔やみの祈りの言葉ってのを本をみながら。この貰い物の本が役に立つっていう、、これも最近続いたな。

夜、一家で見送る。土を掘ってるとやはりノラ猫がそれを覗きにきた。手を合わせ帰ろうとしたら、今度はまるでシドが成長したかのような、同じ色と模様の大人猫が僕らを見送る。じゃあな、と帰る。
部屋へ戻ってもなんか耳に焼き付いてんのか、「んにゃあ〜」って声がする。何度も声がした。そんな氣がしたほんとに。
貰ってくれた人とたまに会ってシドとも会って、、、なんていう妄想もしていたのだが、、。 彼がここに来た意味と死んだことの意味を思う。
なんか、長い一日だった。


7月31日(月)

三鷹駅そばにある上床という店へ。うわとこ、って読む。ピンクにブルーのドデカい看板。めちゃめちゃ怪しげ。待ち合わせでなかったら絶対入らなかったであろう。しかも中では酒でいいあんばいになった会社帰りふうの人々がカラオケに興じていて、その音は外まで鳴り響いてるんだからねえ。 しかしそれでも何の因果かご縁なのか、このド派手な店へ忍び入る。

あ、いたいた。荒井潤さんとリンさんと、あ、今日はマリンちゃんがいない、ジュリアちゃんという潤さんの娘の3人。

いやあそれにしても、なんかすげー店だあ。いきなりこの「上床」のママさんを紹介される。 「わたしねえ、ハイッ」て名刺を手渡す。パワーあふれるこの女性は、日本一ヘタな歌手として前にデビューしたという方。テレビでも紹介されたりいうのは前もって聞いてたが、こうゆう人だったんだ。クラウンからCDリリースみたいだ。ちなみにその名刺に書いてあるのをここに書くと>>>

=お敬ちゃんのこの頃=
「女性経営者の泣き笑い人生」のタイトルで全国各地にて、講演もさせて頂いております。
特許・日本一!!ヘタな歌手 上床敬子R(Rを○で囲んだやつね。ちなみに名前は太字)
株式会社 上床
代表取締役 上床敬子
、、、それに住所。電話。そんで地図。それにお敬ちゃんの写真。バスガイドみたいな帽子をチョコンとのせて斜め左をみつめてる、そんなちょっとブロマイドっていうような写真。でも印刷が悪いのでちょっとわかりづらい。

「お敬ちゃんと呼んでね」と言って、年齢はボクよりずっとずっと上なのは確実であるが実年齢がよくわからないこの女性は、なかなかバイタリティー溢れるステキな、、、おねえさん。 CD『ライブな日々』を購入してくれた。

前置き長くなったけど、この日、荒井潤さん一家が強力に協力して完成したCDR『ライブな日々』を受渡してもらいにここ”上床”まできた。お敬ちゃんは忙しそうで、すぐに店の中を歩き回りはじめた。なんかいい味出してるお敬ちゃんに会いに、みんなこうして集まってるんだろう。

ボクは潤さんやリンさんと、音楽の話をしたりして過ごし潤さんの娘ジュリアちゃんが飽きたとこで帰ることにした。ボクなら大丈夫って言ったけど、またしてもクルマで送ってくれた。クルマでぼくんち近くへ到着。ジュリアちゃんはもう寝てたが、潤さん、リンさん、オレでいろいろと話して、結局1時間半はクルマの中へいた。
スピリチュアルな経験、体験について。これからの世の中のこと。自分と宇宙。音楽。国家権力。えん罪。宗教団体。政治。ジャーナリズム、宇宙は巨大なスクリーン、リアリティーとそうでないもの、、。 これらの言葉、もっといろいろな言葉が飛び交ったが、想像してください。