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10月1日(金)
深夜
チラシ完成、toyoの強力な協力に感謝します。近々送られるでしょう、みんなに。ところでtoyoからメールをもらったんだけど、昨日・今日の事件について記してあった。で、東海のあの事故の件では同じこと思ってた(オウムの件もね、まあこれは一口で言えないことだけど。) とにかく東海の事故だけど、少なくとも広瀬隆の本読んだことある人だったり、原子力の本を読んだりした人だったら、事後の対策が手緩すぎるってみんな思うと思う。風向きも関係するけど、窓もドアも締めて自宅待機なんてノンビリしたこと言ってないで遠くへ行ったほうがいい。特に子どもや妊婦はすぐに遠くへ離れるべきだし、国や自治体はそう提言すべきだったろう、すぐに。今まで強引に原子力政策を推しすすめてきていながら、いざって時に役立たないどころか結果、人体実験になってしまったってことになりはしないのか。放射能はあとあとクル。例えばそれは、時間が経ってとか、間接的に子供へとか。 あと事件後の対応のまずさ。阪神の震災のときもそうだった。大事なときに遅れてる。そのくせもっと慎重に審議して「本当の意味」での議会政治をするべきところをスッポリ外して、カタチだけのカラッポな審議で数を揃えて無理矢理通す時だけは素早い。
愛こそすべてbyBEATLES。愛が足りないことが問題の根底つまりすべて。逆説的に響くフレーズにするにはもったいない。あの曲好きなんだ。BEATLES好きなんだよね。 きっとみんな政治家やその他の権力機構を信頼しなくなってきてるだろうし本当の意味で認めてないし、政治家も口先の「国民のため」だ。愛の冷えきった夫婦みたいだ。でも人々は政治家とは結婚してはいない。
Everything gonna' be alright(by BOB MARLEY)ってもしみんなが歩きはじめたらさ、それはそれはすごいエネルギーになるんじゃないかな。今まで(現在)のように権力で誰かが通そうってしても、「何それ。愛がないじゃん。だっせー。認めナイヨ〜ン!」っていう、そうゆうふうにまず、ひとりひとりが思い始めた時、、、、。それには、、、、、、 思うに結局ひとりひとりが真剣に生きること、本当の意味のハッピーライフを少しでもし始めなきゃ
、いろんな面はよくならずにそのままかもしれない。 10月9日(土) 新横浜BELL'Sにてライブ。リハの後、対バンの方々と話す。
キャンプファイアーズはメンバーに久し振りの顔が。前にナラとライブハウス屋根裏との共同企画「RADICAL
ACOUSTIC NIGHT」というイベントを月イチでやってたときに出てくれていたタイラーズのメンバー。 あともう一つ今日の対バンは「夢」。「夢工場」ってバンドだった人たちのユニットだという。これってその昔「タッチ」「陽あたり良好」ってアニメの主題歌をやってチャートインしたこともあるバンドらしい。で、思い出す。
さて、本番はイイノリでやれたよ。「日曜日」でスタート。「砂漠の中のくじら」「僕らの日々」「虫のうた」「真っ赤なゼリー」「東京ラブソング」。
「砂漠の中のくじら」を聴いて終演後「わたし高校のとき朝のFMヨコハマのカレッジチャートでクジラのうた聴きました。」って言いに来てくれた女の子もいて嬉しきことよ。すごくノリのいい反応があってライブ楽しかったのだがその子だったようだ。
10月12日(火) 15:00大阪はファンダンゴへ入る。いや、正確には15:16ぐらいやね。ほんま。せやなあ。何ゆうとんねん、ボケ。とかゆう会話をすることもなく「ジャッカル」って京都の骨太ハードフォークロックバンドのリハが終わったらナラのリハ。「砂漠の中のくじら」をミキサーさんにDUB処理で遊んでもらうんでそのCHECKも。ほぼ「真っ赤なゼリー」のためだけと言ってもいいぐらいのギブソンJ-160EはFENDERのTWIN
REVERBでず太い音にセッティングなどなど。ボクのリハの次は「ばるぼら」ってバンドのVOの「ぼけろう」。ギター一本でディランのパロっぽい曲やロバート・ジョンソンSTYLEのブルースなんかを歌う。ユニークなムード。ちょっとどんとを思い出す。だってこの人鼻もでかいんだ。
街を歩く。風俗産業が集中してるらしく呼び込みが道のあちこちに。
さあて、本番。今夜はVAN MORRISONの「愛さずにはいられない」のSEで登場。一曲目「日曜日」、機械的DUB効果と肉体的DUB処理(弾き方と歌い方でDUBっぽくする)の「砂漠の中のくじら」「キスしたい」、初公開の曲「君の声が聞きたい」(なかなかの好評)、「僕らの日々」「虫のうた」「真っ赤のゼリー」「東京ラブソング」でおわり。なかなかのハイテンションだった。 「アンコール!!」の声もあったが、続きは明日ベアーズで、と答える。CDも売れたようで嬉しい。アンケートも集まる。大阪で自分のホームページをやっててその中でナラをも紹介してる女の子もきてくれて明日も来てくれるらしい、ありがたい。差入れもありがたいし。
10/12.tue.FANDANGOセットリスト
10月13日(水) 15:30BEARS前へ到着。16:00入りなので30分待つ。
店へ入る。久し振りの顔。そして何と言っても久し振りなのは三沢君。彼は九州出身で東京でギターバンドをしてて現OZレーベルの企画で対バンもやったりした。この間BEARSへ電話したら彼が出たのでびっくりした。
まあノンビリ話しながらリハの用意。
ところで以前大阪と東京でも一緒にペインティングライブをした絵描きの常(つね)が来てくれた。
そしてサムクックをSEに再度登場。今夜の1曲目「砂漠の中のくじら」リバーブとディレイが思ってたより効いてない。でも一人DUB効果で人力DUB。後半を盛り上げて2曲目「虫のうた」おとなしいが拍手はイイカンジ。
終演後来てくれた人、久し振りの友人などなどとゆっくり話した。前述の現実質BEARS店長みたいになってる三沢君のバンド「ラブクライ」のNEWCDとナラのCD「東京ラブソング」を交換。そしてボクは明日もライブあるので帰る。 さあ磔磔だ。そして常とのペインティングライブだ。 10月14日(木) 今日は京都の老舗ライブハウス「磔磔」にてライブ。春は加奈崎芳太郎さんとツアーでここへ来た。今回は一人。ギター二本とCDとチラシと着替えと機材を詰めたデカイ鞄との一人ツアー。15:30頃磔磔到着。挨拶などしながらリハの準備。順番を決めてくれというので今日は先にやらしてもらうことに。 で、リハをして外へ買い物。藤井大丸デパートの地下でパンとジュース、あとミネラルウォーター。 磔磔へ戻ると昨日BEARSへ来てくれて今日は一緒にペインティングライブをしようって言ってた絵描きの常ちゃんから電話があったらしく「腹が痛くって来れない」とのこと。う〜んそうか残念。 しかし本番が近づくもお客が来ないなあ。あっ!客第1号、知り合いの京都在住高島夫婦(夫は漫画家)だ。ややあって挨拶。で2階の楽屋へ一人で上がる。今日は彼ら夫婦に捧げる曲をって思う。曲順を練り直す。長距離恋愛だった彼らにと2曲目から長距離恋愛3部作にすることに。
少し時間をもらってサム・クックのSEで登場。気分が高まる。1曲目「日曜日」いいノリ。終わってメチャメチャ反応いい。拍手があつい。ついオレ「いやあ嬉しいなあ。反応いいなあ。ちょうど昨日あたり{京都はいいけどお客さん地味で反応ないよねえ。}て話してたばかりなんだけど、いやあ、こんな盛り上がってくれるなんて、京都では初めてだよ。固定観念はいかんいかん 反省だよなあ。」って言ってしまう。 2曲目、長距離恋愛3部作のその1「君の声が聞きたい」これも反応いい。遠くに住む君の声が聞きたいってゆう曲だ。
5曲目「寒い朝」6曲目「虫のうた」次は「砂漠のくじら」これはミキサーにDUBっぽく遊んでもらう、一人で。やあ盛り上がる。8曲目「真っ赤なゼリー
」めちゃめちゃ反応よい。オタケビ付き。 で、なかなかカッコイイロックンロールバンド「YOUNG
BOOGIES」の演奏 。ちょっと山口富士夫やゆらゆら帝国を思い出すイイバンド。彼らの演奏も終わり、CDも売れて精算。ありがたき。
友人夫婦と この辺りのいい店ってとこに案内されて少し食し帰る。
10月15日(金) 関西空港へ行くには海の真ん中を通るレールの上をビューンと走る特急はるかで。これなかなかキモチいい。 ギター2本と機材なんかを持ってると深夜バスにも敬遠される。新幹線は高い。在来線だと間にあわない。 で結局飛行機。空港の土産屋で吉本新喜劇のしゃべる人形を発見。これ面白い。アホの坂田と西川きよしを購入。坂田は「アーリガトサーン!あんたバカねー!、、」きよし西川は「大きなことは出来ませんが、小さなことからコツコツと!」って叫ぶ。氣にいった。 ところで少し遅れて青森到着。空の上から明日歌う場所であるJUSCOサンロード青森が見えた。 実家へ。先頃90才になったばかりの祖母が倒れて入院していて意識がないということを聞く。う〜む。 近くの自然食店でパンと野菜を購入。して、スーパーで六甲のおいしい水購入。帰り際そこで古くからの知人とバッタリ。いつもなら自転車なのだがパンクしてて歩いて調度このタイミング。向こうは向こうで子供がどうしてもスーパーへ行くってきかず仕方なくこの時間に散歩がてらに来たっていう。いつもならこんな時間には来ないとも言う。会う人には会うってことか。 ちなみに彼はボクよりずっと年上の、ボクが高校生で生まれて初めてライブハウスで歌ったときのドラマーだった。懐かしい顔。彼の子供は二人で名前はレイラとアキラ。隕をふんでる。この人ビートルズの来日を見てる人。やああいいなあ。 家で明日の準備 10月16日(土) 朝、電話の音。入院中の祖母の容体に変化あったという。病院へ。やはり意識はなく目をつむったまま。しかしホントに意識がないのかはわからない。だってボク自身身体から離れて上に浮き上がったことあるし、、。目は開かないし言葉は話せなくとも意識のある可能性もあるんじゃあ。一度目を開けて何か話したそうにしたが又目を閉じてそのまま。 昼過ぎ頃家へ戻り準備、声を出したり。軽く食事してJUSCOサンロード青森へ。よく演歌歌手が営業で歌うこのステージ2回目だ(大川栄策やシャ乱Qもやってるらしい)。CDショップ音楽堂のスタッフへ挨拶してリハ。今日も明日もこの音楽堂のシキリだ。お世話になっている。用意を済ませ待機。 SEが流れ登場。急に冷え込んだこともあってこの店自体この日お客が少なかった。ステージ前で座る人もぼちぼちってとこ。
2曲目「砂漠の中のくじら」今回のアルバムに収録されてないこの曲、最近歌いたくってよく演っている。 いろいろあったからかな。ちなみにこの曲は10年前のアルバムに収録されていて、当時FMのチャートで6位にもなった思い出深い曲。 いい反応だった。左側の髪の長い女性が大拍手。 で、「僕らの日々」「虫のうた」と続けて、「真っ赤なゼリー」でハイテンション。人はそんなに多くなくてもあったかく熱い拍手に包まれる。
軽く食事をしてるとこへ電話。祖母の血圧がかなり下がり危険とのこと、病院へ。しばらくいたがどうも落ちついたようで又家へ戻り明日のライブの用意、明日に備える。 10月17日(日) 午前10:00東青森駅発。みぞれ混じりの雨降る青森の景色を窓越しに時折り眺めつつ本を読みつつ。
12:00前イオン到着、控え室へ。弁当を出して頂くが肉系多く やはりこれはハンパに手をつけて残すのもなんなので今日観に来ると言っていた妹にあげることにする。で、チューニングしたりして、同じビルにある(ちなみにここは、やたらとデカイJUSCO系ショッピングセンター)スーパーJUSCOでパンと水を購入。かるくつまんでリハ。今日は三沢米軍基地のバンドもボクと交代でやる。彼らはもう一度目のステージを終えている。 音チェックしつつもう一度曲順を練る。以前世話になったイオンの木村さんが現れ挨拶を交わす。今はイオンを辞めてイベント企画をしていて、外部としてここに係わるとのこと。ミキサーも前と一緒の人。もちろん音楽堂店長も。
いい拍手をもらい「砂漠の中のくじら」。これは、CD「東京ラブソング」に収録されてないけど最近これを歌いたくなって、よくやってる曲で前に出したCDに入ってる。バージョンは随分違うけど。もうこれ、一人DUBってカンジ。
そしてハープとギターで盛り上げて「真っ赤ゼリー」これはやはりイイ反応。この曲は知ってくれてる人もいるようだった。スゲー盛り上がる。スゲー拍手。初回のステージのラスト「東京ラブソング」
とってもいいムードの中でやれる。CDも売れた。サインも書いた。中には三沢の基地のアメリカ人がいてやたらと褒めてくれる。いやあヨカッタヨカッタ。彼にもサインをした(彼は自分のホームページがあってそこでナラを紹介してくれてるようです。サンキュー)。
[2部ステージ] 「いやあ、時計持ってないもんで、、。」ちょっとぶらぶらしてみたらもうこんな時間。控え室へ戻って深呼吸、集中。ヨッシッ!!ステージへ。 あれ?先っきより人少ないかな、、ちょっと先っき盛り上がりすぎたかなあ、、今度ももっと、、などとココロの中。でもなんだかんだ考えても仕方ないというか、考えずにスコーンってやった方がいいステージになることを知ってるので、ココロを一度まっさらに。 「こんにちは。さっきに引き続き第2部いきますナラカズヲです、、、」挨拶をして1曲目「虫のうた」。
この吹きぬけみたいになった(天井はあるが)場所の、迫り出した2Fにも ぐるりと覗き込む人たち。いいムード。そして、こうゆう場ではスローナンバーは冒険だが、あえて「寒い朝」。でもみんなちゃんと聴いてくれていた。シーンとしてた空間へあつい拍手。いいなあ。 4曲目「僕らの日々」、ますますイイ。5曲目の始めはハープとギターのアドリブで盛り上がってホンチャンへ。「真っ赤なゼリー」1コーラス目の途中で弦切れる。パワー不足かと想うだろうがそんなこともない。激しくストローク。歌いたたみかける勢いで。ファンキーにロックにサンキューを連呼。子供も老いも若きも両手を上げて拍手拍手拍手。2Fからのりだして拍手する人も。 そしてラストナンバー「東京ラブソング」。又盛りあがる。ラストはオレなにやったのか、、つうくらいに。若いヒトはステージへ近づき年配の多くは遠くから、あぜんとしてるってカンジ。マイクから外れ生声で歌ったり吠えたり。とにかく反応よし。エンディングのストロークシャワーでも盛り上がる。おわり。
ステージをおりて又サインさせてもらったり話したり、、、。
10月18日(月) この間大阪は難波のBEARSでライブした時、現在BEARSのブッキングをしている三沢君と久し振りに会って互いのCD交換をしたのだけど、その三沢君のユニットのCD「平凡/LABCRY」を聴いた。いやあ、ヨカッタ。 彼の歌はホント久し振りに聴いた。三沢君が前にやってたスプールフィンガーズ以来だから7年ぐらい振り。進化の仕方が美しいと思った。メロディーがいいのは前からだけど、深みが増しタ。エフェクトもおもしろいし、しみるメロ。
このラブクライのアルバム「平凡/ラブクライ」、女性パンクばっかりリリースしてるベンテンレーベル系のビシャモン・レーベルから発売されている。
10月19日(火) 以前の日記にも登場した、高校時代ボクが生徒会会長をしてた時の顧問教師で書道家の鎌田Tと会う。教師と今も付き合いがあるのは妙だろう。生徒会会長をしてたって言ってもその頃からライブハウスに入り浸っては朝帰りも常だったボクと付き合いのある教師、、なんて言うとひどいか。不まじめというわけじゃあなく、ただ個性の強い教師でありアーティストだと言っておこう。 その鎌田Tのクルマで、青森の郊外にある平内という場所へ。ボクは初めてこの平内とい場所へ行った。ここには彼がデザインした作業場のような別荘のようなウッディな山小屋がある。 途中の車中で美しい海が見えてきた時、何でか鎌田Tの方から自殺を選ぶ人の自由ってことについて、迷惑をかけないのならそれは自由ってことになるんじゃあって、そう言ってきた。それについて、そうかもしれないがその時、自身への課題を残したままだったり逃げだったりするのは生命とか宇宙自然への逆らうこと・冒涜のような何か反したことにはなるまいか?などと答える、、が、ア!!もう11年前のこと、ボクの近しい間柄の人が自ら命を断ち発見されたのが、この平内の海だったのだけど
それはここにくる前にわかっていたが、こうゆう話題になるもんだからちょっとびっくり。それを思い出す。 で、話を続け、ボクは「自殺はやはりしない方がいいけども、した人を弱いヒトだとかそれはいけないとかは言えないんじゃあないか。人によって傷の深さとか悩みや悲しみの大きさは違うし、、、でも、今ここに自殺をしようって人がいたら止める。っても死が最後とも怖いとも思わないけど、、。。」
ここへは初めて。昨日、平内へゆくって親に言ったら「あそこの海で、、」って教えてくれた。あ、そういえば墓参りはしたし葬式にも出たが海へは行ってなかったなあ、じゃあ拝んでこようかな?ってキモチもあった。でもこうゆう話になるとはね。
2時間ばかりこの静かな空間で宇宙・奇跡・人間の話など。 「いやあ、天気もいいし。寒いけどこの辺りはいいなあ。住むのはこうゆうとこがいいのかも、、、」とかなんとか話し又クルマへ乗り込む。キレイな海をあとにして今度はホントに家路。 追記>>ところで鎌田Tとの会話で印象に残ったこと。 10月20日(水) いまだ意識がないままの祖母が入院している病院の数件隣りにあるリサイクルショップへ足が吸い込まれるように中へ入るボク。広めの店内の奥へ歩を進めて、 オッ!8畳程の区切られたスペースに並べられた中古のギター、ギター、ギター、、、。全部で40本はあるだろうか。アコギにガットギターにエレキにベースにマンドリンや三味線やお琴まであってどれもが低価格。5000〜2,30000ぐらい。どれも国産に限られるけど。早速一本一本をチ ェックする。ガットギターを重点的に。 そうしていたところへ、一人の学ランを着た中学生が現れすぐそばの椅子へ腰をかけギターを弾き出す。
G〜D〜Em,,G〜D〜C〜、、これ、まるでナラの「東京ラブソング」だ、、。しばらくギターを鳴らす彼を黙って見てしまった。その彼は急にそこで手を止め、強く、でも伺うような目線をボクに投げつけた。ボクはといえば、なんと言っていいかわからず黙ってその彼と目を合わせていたが、そうしている間に彼はそそくさとどこかへ行ってしまう。
病院へ見舞い、その後昔よく行ってた中古レコード店へ。「新聞出てたねえ、この間」「あ、どうも」「又ライブね」とか言葉を交わしつつCHECK。
ここともう一軒で久し振りにCDを購入、どれも1000円以下で\680や\800とか。 10月21日(木) 15:19青森駅発普通列車、16:08弘前駅着。
ブラブラしてたら時間。今日のハコ、ORANGE
COUNTY(オレカン)へ。 ハシケンはTVのエビオンバトル(「えびす温泉」)っていう番組で勝ち抜いてCDデビューして今にいたる沖縄的な音階を聴かせるシンガー。アコギや三線やジャンベを持ち変えて野太くも繊細な声でオリジナルから沖縄民謡までを歌う。イイカンジ。ちなみに今ナラのバンドに参加してくれてるトランペットはハシケンでもやってる。 で、オレもリハ。「真っ赤なゼリー」で使うギブソンを鳴らすアンプを選ぶのにいろいろ試し、結局アコースティックのベースアンプに決める。少しずつチェックしてリハを終える。次に、今日のオープニングアクトってことになっている「たんばりん」という二人組。一聴してゆずを思い出す。聞くとやはりゆずのコピーから始めてオリジナルをしだしたという。弘前の路上で歌ってるらしい。タンバリンとアコギで陽気に歌う。 そうこうしてオープン。 で、最初のたんばりんが演奏し始める。短いライブで和ませてくれた。
で、ボク。 「キスしたい」「僕らの日々」う〜ん、いいかんじ。
大急ぎで片付けて来てくれた人たちにロクに挨拶もできずに店を後にする。
ギリギリで弘前駅へ到着。間にあうか? サンキュー弘前、オレカン、JOY-POPS、城下街。又来ます。 10月22日(金) 其の一 祖母の入院する病院へゆく前にそのすぐ近くの、つい先日も行った中古のギターが大量にあるリサイクルショップへ。この間も気になってたギター数本を再度チェックしていた。そこへ又、先日の中学生が今度は友人を伴って青いジャージ姿で現れる。陳べてある商品の中古ギターやベースを彼らはあれはどうでこれはどうだなんて言って楽器談議している。それはなかなか懐かしい光景だった。 しばらくして、その少年がアコギを手に取り弾き始めた。この間と同じくG〜D〜Em〜G〜D〜C、、やはりこれは東京ラブソングそのまんま、、。今度は僕も聞いてみようと思って「あの、それって、もしかして何て曲、、?」
それにしても、僕の歌を知らない人がギターで弾いてるってことに何より驚いたし嬉しいことで少しこそばゆいような。しかもこのバッチリなタイミングで2度も。しかし近くの病院に祖母が入院してたからここに来たわけで、ついなんやかんやと遅くなって今のこの時間になった。とっても何か、サンキューって気分。よかったらライブへと、チラシを渡す。
お金を払う時、レジのとこへさっきの少年の友だちの方がサインをと言い、さっき渡したチラシにサイン。なぜだかソワソワしていたレジのお姉さんもサインをと言うので、何だかやたら小さい紙にサインをさせて頂く。
かるく打ち合わせして本番スタート。テーマのあと、挨拶しつつ今日の1曲目「真っ赤なゼリー/ナラカズヲ」。そしてBECKの「トロピカリア」をバックにトーク。今年のこと最近のことこれからのこと。そして次「日曜日/ナラカズヲ」をかけて今度はハース・マルティネスの「5/4サンバ」をバックにトーク。新曲の話を。そんで今度は持ってきたギターで新曲の「君の声が聞きたい」を歌う。続けてアルバムから「僕らの日々」。 ヴァン・モリソンの「Naked in the
jungle」をバックに僕が前やってたバンド天然ビートのラストライブのテープから「新世界」。これは4人中3人青森で、あとのもう一人も父親の実家が青森っつう。
又ギターとハープで「砂漠の中のくじら」を歌う。で、オーティス・レディングの「Try A Little Tenderness」のライブをバックに今日あった出来事〜中学生が僕の歌をギターで弾いていた〜を話し、アルバムから「東京ラブソング」を。 最後に感謝を伝えてギター一本で「おやすみ」を時間まで。いやあ、終わった。慌しかったが、まずはホッ。ひとりで喋るのは楽しいがけっこうコレ、、あんまうまくいかない。プロのDJってたいしたもんだ。って変に感心したり。 今度は他局、AMのRAB青森放送へ。少し時間まである。FM青森佐藤氏のクルマで祖母の病院まで送ってくれた。ありがたい、何から何まで。ここなら祖母を少し見舞ったあとRABまで歩いていける。 10月22日(金) 其の弐 20:40頃RAB青森放送到着。スタジオへ。
いよいよCM。ギターを肩にかける。どうぞと言われてスタジオへ突入。いきなりギター一本で「真っ赤なゼリー」をかます。で、挨拶。久し振りの面々。なんだったかいろいろ話す。学校のときのこと。コブラツイスターズのことも聞かれたな。前よく一緒にやってたしギターの相馬は僕と学校同じだし。それとさっきの中学生の話もして、CDから「日曜日」を。
そして最後にやはりアルバムから「東京ラブソング(バンドバージョン)」。やあ、なんだか40分も喋って歌ってCDをオンエアさせてもらった。DJ夏目氏はボクの高校の時のバンド仲間と付き合いがあって、明日その彼の結婚パーティーの司会をするっていう。じゃあヨロシク伝えてください、とオレ。 いろいろ話してるうちに呼んでくれたタクシーが到着、オレはRABを後にした。帰りのそのタクシーで僕のココロにはさあ、エコーの効いたありがとうが響いたよ。ハハハ、やあホント。 出会った中学生の彼、又ナラのうたを練習してくれよ。FM青森の佐藤氏いつもホント応援してくれてありがたい。RAB小山田氏、夏目氏も又ぜひに。
追記:家へ戻る。高校の時の地理の教師・とっても反体制なロックなノリで生徒に人気があった葛西Tよりの連絡、明日葛西Tが現在勤務する平内高校の学園祭にて歌ってほしいという。おう、そりゃあいいやってんでOKの返事。明日はシューだびよんでライブだが昼ならいいだろう。しかしそれにしても。先日も行って海に手をあわせてきた(10年前近しい人が身を投げてその身体が発見された場所)あの平内に又しても行くことになってしまった。縁というか因縁とでも言うのか、、。 10月23日(土) 其の一 13:00 僕の高校時代の地理の教師だった葛西氏が迎えに来た。葛西Tとは高校卒業以来、、いや、そのあと僕が高校でライブをした時に一度顔を、、まあとにかくえらく久し振り。今年春のライブを見にきてくれてたけど顔をあわせてなかったし。 で、なんで迎えにきてくれたかってえと、昨日の夜の電話で急遽
現在葛西Tの勤務する高校「平内高校」の学園祭でのステージが決定したんだ。夜はシューだびよんでライブだからダブルヘッダーってわけだ。
つい先日もやはり高校時代の鎌田Tと平内へ来たばっかり。その日記にも書いたけどここは因縁なんか、僕の近しい人が死んでここの海に上がった。
体育館ではドラゴンアッシュのコピーバンド。
なんかワイワイした雰囲気で「フ〜ッ!!」とか「ギャーッ!!」って中で、とてもバラードってカンジじゃあなかったが、ここはあえて「寒い朝」を。
ギターチェンジ。マーチンからギブソンに持ち換えギターとハープでアドリブをかまし「真っ赤なゼリー」。やはりこうゆう曲はストレートに反応がかえってくる。歌い終わると「いええッ!!」に濁点ついてて男子学生がちょっとふざけた感じでステージ前へ走り寄り握手。 ラスト「東京ラブソング」やってアンコール。だがそのアンコールがくる。感謝!!で「虫のうた」で本当に最後。
又葛西Tのクルマで実家へ戻る。
10月23日(土) 其の二 汗をかいたので髪の毛を洗ってパンを少しつまんでライブハウスシューだびよんへ又しても葛西Tの車で。ひとりで行ける、大丈夫だからって言ったのだけど、だびよんまで送るのが今日の自分の仕事だと言ってゆずらない。これでもありがたいけどなんかワリーなって気も。それにしてもこの間の日記にも書いたけれど、平内という場所は僕の近しい人が(おそらく合浦公園で)海に入って、発見された場所。そこにこの短い期間で2度も訪れてしかも今日は突然歌ってきた。因縁というか何というか、、。
さあ、本日2度目のステージのリハ。ゆっくり準備、ギターの弦も換えて、新しい曲の練習も兼ねてサウンドチェックとリハーサルをした。 今日は前回に比べてチケットが売れてないって聞いていた。今回〜があって行けなくって、、っていう知らせもあったり。うん、やはり今日は超満員だった前回よりずっと少ない。でもだからこそ、今夜ここへ来てくれた人達が来てよかったと思ってくれる歌を届けて、いいライブをって秘かに思う。そして、どうゆう状況だろうがまっさらな自分でいつでもちゃんとやるっていう当たり前のことと、思考ストップ瞬間空間を楽しむのだと、開演を前に集中、自分に約束。OK、イイカンジになってきた。といっても、あちこちでやってるとお客が少ないってことあるし、まあまあいるんだけどね。何と言っても、この間、楽器店でナラの「東京ラブソング」をコピーしてて驚かせてくれた中学生も来てくれている。しかも一番前のド真ん中に。 まず、先日青森ケーブルTVでオンエアされた番組とその時かかった「真っ赤なゼリー」のプロモビデオをカウンターのでかいTVモニターで流す。
10月23日(土) 其の三 そしてスローな「キスしたい」、POPな「僕らの日々」と続ける。
そして前回も好評だった「だびよん」。今日の会場(以前はただの『だびよん』という店名だった)の以前の様子と亡くなったここの以前のマスターのことを歌った歌。ラストの方で「(亡くなった)マスターは今も元気かなあ、きっと元気さ、うん、だびよん、、〜」と歌う。ちなみに「〜だびよん」と語尾につけると「きっと〜だろう」っていう意味になる(津軽弁)。
そして「ラーメン・メディテーション」。
とにかくラーメンの味にうるさいナラがココと断言したのがそのラーメン屋で、ここのおじさんは、スゲーテンションで気功のように、あるいは岡本太郎のようなすさまじさでもってとっても深い味わいを創造して人々を魅了し、ボクはといえば深い瞑想状態になる程に骨の髄まで感動してた。ラーメンを食べなくなった今でも、このおじさんはすごかったし(今は、味はかなりだがテンションは落ち着いてるっていう)素晴らしいアーチストだと思う。
で、又しても新曲(正確には自作のリメイク)「君の声が聞きたい」。これはとっても評判よろし。そんで久し振り「風が吹くのを感じて」「虫のうた」と続け、「寒い朝」。 そんでハイテンションで「真っ赤なゼリー」、ラストは「東京ラブソング」。いややはり、もう1曲、先日\9600で購入したばかりのガットギターでマイクから少し離れ気味の「おやすみ」で終演。 以上14曲、終始いいカンジで出来た。みんなに感謝。
もらったアンケートには、最近駐車違反で罰金とられてキツかったが今日のライブ来てよかったってのがあってコッチが元気付けられた。来てくれた友人達ともあれこれ話し、夜も更け家路。しかし、このホームページ主催のTOYOは八戸へ帰れずに一夜を青森で明かしたようだったが、、、。 明日昼の飛行機で帰るオレは荷物の用意で忙しかった。
{追記}実は次の日、宅急便の荷物の何やかんやでギリギリになって飛行場へ到着。そしたらバンドもやってた高校時代の同級生とばったり。彼はこの青森空港で働いてるとのこと。ほんの少しでも時間がちがってたら会えなかったろう。 そして、羽田空港へ着いてビックリ。やはり高校時代の友人が出口で待ちうけている。なんでオレを?って思ったら、彼は自分の奥さんが青森から東京へ戻ってくんのを待ってたようだ。なんだ同じ飛行機だったんか。
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