近藤商店は、国内製造に拘った骨取魚を製造している水産会社です。
近藤商店とは
- 一魚多品種の水産加工会社
近藤商店は、岩手県釜石市に立地し、世界三大漁場のひとつに数えられている三陸漁場に属しています。
その恵まれた漁場の中、三陸から水揚げされたサケ・ブリ・サンマを主原料とし、原料品から最終加工品まで一貫製造している水産メーカーです。弊社では取扱魚種を徹底的に絞り、その魚種に特化しております。例えば、秋鮭に関しては、「ドレス」「フィーレ」「ロイン」「切り身」「漬け魚」「焼き魚」等一魚種から多品種化商品を取り扱っております。
- 業務用商品100%の水産加工会社
近藤商店は、BtoBを専門とした水産冷凍メーカーです。小売商品の製造・販売はしておりません。主な取引先様は、関東地区を中心とした2次水産加工メーカー、卸問屋、商社となっております。また、商品は冷凍品のみとなっており常温やチルドでの製造・販売は行っておりません。売上構成比はOEM商品40%:下請製品40%:自社商品20%の割合で販売しております。現在、自社商品の売上拡大を目標にサケ、ブリの完全骨取商品に力を入れています。
- 完全骨取商品の製造・販売
近藤商店は、2017年3月にX線残骨検査装置を導入し、翌4月より完全骨取商品の製造・販売を開始致しました。自社の強みを生かした技術、骨取り下請製造の経験、その他外部環境を考査し、今後は自社ブランドの新商品として完全骨取商品シリーズの製造・販売という強い想いがあります。完全骨取商品に対しては、もちろん自社のシーズに限らず、取引先からのニーズも年々増加しております。一方で、国内の水産加工業者が未だ骨取魚に参入できない理由は、海外企業との人件費による製造原価に大きな差があると感じております。しかし、もともと中国やベトナム企業で製造されてきた骨取魚商品は、年々、その国々の人件費、輸送費、資材費等の上昇により日本国内との製造経費の差は確実に縮まってきています。その中で、弊社は中国、ベトナム企業に対し品質はもちろんのこと、価格でも遅れをとらず、国内の水産業界でコストリーダーシップを取れる企業だと自信があります。国内での骨取魚商品の製造に特化し他社に負けない差別化を確立していきたいと考えています。
潟Vステムスクエア様のX線残骨検査装置
近藤商店の強み
- 一貫製造と一元管理
近藤商店は、直接前浜(釜石魚市場)仕入れを実施しており最終加工品まで製造しています。この一貫製造により、仕入担当者による目利きによる浜での選別、更に製造工程での凍結回数を減らし鮮度維持をUP。加えて鮮魚状態でフィレーまで加工するため歩留UPを実現致します。自社工場での一貫製造と一元管理による製造経費の削減、自社工場施設内にある冷凍保管費の削減、工場の定期的なカイゼン等により低コストでの商品開発を進めていきたいと思います。
一元管理によりトレーサビリティー、食品衛生管理等に関しても社員全員で早急・的確に見直す体制となっております。また、商品は年間を通し自社冷凍庫に保管しているため取引先様の出荷ペースに合わせ顧客に対応できるスピーディで小回りのきく体制を実施しています。また、以前の100c/s単位での大型ロット出荷体制から、各取引先工場棟へ小ロットの直送便(物流会社と新規契約)を実施しております。
- 徹底した魚種原料の絞込み
近藤商店は、取り扱い魚種を徹底して絞り従業員一人一人がその魚種のスペシャリストになるように取組んでおります。外国人実習生受入枠が18人に拡大することにも伴い、その一魚種に対して深く必要な商品知識が伝わるように心がけております。また、取扱魚種の限定より、原料仕入時の資金投資の集中化、在庫管理、各事務作業等も効率化が図られ、結果、現在、営業・経理・物流各一名づつの少数精鋭部隊で営んでおります。現在は鮭(サケ)、鰤(ブリ)、秋刀魚(サンマ)、鰯(イワシ)の4魚種の取扱いとなっており、今後は鰆(サワラ)、鯖(サバ)を追加し最大で6魚種の取扱いを考えております。
近藤商店NEWS新着情報
- 2017年4月
- サイトをリニューアルしました。
- 2017年3月
- X線検査装置を導入し、完全骨取商品の製造に取り組みます。 ※詳しくはコチラ
- 2017年1月
- イワシ原料を使用した商品を開始しました。
- 2016年2月
- 新商品「若ぶりフィレー」の販売を開始しました。
- 2015年6月
- 有限会社近藤商店から株式会社近藤商店へ商号を変更しました。
- 2015年4月
- 外国人技能実習生の受入枠を拡大する構造改革特区に認定されました。