Diaries 2001 March

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3月7日(水)

インドの笹山さんよりメール。先日いつものようにガンジスほとりでギターを手に歌ってたら3〜40人集まって様々の国の人たちが楽器を手に参加し始めていろんな国の歌を歌って大盛り上がり。
最高潮に達してキモチよくなってたら、近所のゲストハウスから、「もう演奏はしないでくれ」とNGが出てしまったとゆう。
そして、そのあと身体がおかしくなって吐き気に襲われ今は寝込んでるという。
身体が直ったらバラナーシイを出るっていう。
それと群馬の女性よりメール。22日間アメリカで楽しく過ごしたっていう。スペースシャトル打ち上げを見たこと、マナティとも泳いだらしい。
生涯でサイコーの夕陽を体験したとのこと。
いいねえ。


3月8日(木)

世の中には不思議なことってあるもんだ。
科学では解明しきれないってこと、まだまだ沢山あるのだろう。

最近ボクはEVERYDAY!!Yeah!!ワカメを食している。(ちょい前の日記参照)
そのせいか、
はたまたボクがベジタリアンなせいか、、。
その両方のせいか、
なんと今ボクの髪の毛はグッリーン!!!!!Green。グリーン。Queen、じゃあないよ、おれはフレディーね。
ボクはナラカズ、そう、ナラカズ・グリーン。
ピーター・グリーンじゃあないけどもさ。
グラント・グリーン、でもないよ。
ま、今年の占いによればアンラッキーカラーの緑(anan)。
逆行。それもよし。
緑を守る。緑を護ろう、ゴルフ場建設反対!!っていうイベントでギター持って演奏したのってアレ、もう12〜3年は前かなあ。神奈川のハズレへ行って、、。
信頼する人からの話しで、よくわかんないままに出たりしたけどあれってそのあとどうなったんだろう。

とにかく光合成。平和。ラスタカラーの3色のひとつ。
グリーン。ナラカズ・グリーン。
よろしくです。

PS.新曲いいよ。幾つか出来てる。古い曲も手直しして新しくなってる。アルバム一枚じゃあ無理かな。


3月10日(土)

スカパーで見たDJ OASIS+宇多丸という名義の「社会の窓〜キ・キ・チ・ガ・イ・part3」っていう曲、ライミングもビデオもよかった。痛快。
政治家、政府、国民への痛烈な皮肉、パンチ。
そんでユーモア。そんでメチャメチャにマジ。
もちろん、ビート、かっこいい。

やはりVanDykeParksいいなあ。
TOM ZEの新作はまだ聴いてない。
ガスター・デル・ソルも心地よくかっこいい。

今日はこれからリハ。今度の曼荼羅のライブへ向けて。
一方新曲も出来てるし古い曲も新しく直してる。いいかんじだ。でもまだライブで歌うには、、。来月かな。ソロだしね。
レコーディングしたい。
するだろう。
する。


3月10日(土) 続き

スタジオからもどる。
いいリハだった。13日の吉祥寺はいいライブになるだろう。 ただ演奏する曲がしぼれきれない。
新曲もあれば以前からのもあるし。
スタジオでみんなにワカメすこし手渡す。喜ぶ
笑子ちゃんは北へ向かい手をあわして感謝を捧げている。
部屋へ戻り天ぷらあげて食す。

昼、電話があってでると
「この電話は、音楽著作権者へ電話さしあげていますが、、あの、ワタクシ、新日本証券の<ですが、カズヲさんですか?、、、在宅で株を、、、。」
、丁重に断わった。

とにかく今度の火曜のライブ、これいいよ。


3月13日(火)

吉祥寺へ。
16:30萬荼羅入り。 「オーッ!」笑子ちゃんと木村くんがもう来てた。
今日は3バンド中ラストなんで逆リハですぐセッティング。そうこうしてるうちにみんな到着。
リハばっちりね。でもあんまり盛り上がんないようにした。本番へとっておこう。リハの演奏、エネルギーズの面々に受けて拍手もらった。あ、どうも。

今日は、ボクラとポップなエネルギーズと岩崎ケンイチ+山川ノリオ。ノリオ君は前から知ってるけどほかの人は初顔合わせ。ノリオ君との対バンも3年半以上前のclubQue以来、天然ビートん時だ。彼はほのぼのとした人柄もステキでギターもカンジいいし歌もいい。
古くはDeep&Bitesやキヨシロー&23'sで活躍、友部さんのプロデュースもしてた。 リハを終え楽屋代わりのステージ袖通路にいたら遅れてノリオくん登場。「やあ〜。」「お?髪の毛、緑だねええ〜。」「いやあ、春だからね、東京に緑をって緑化運動だよ。」ってオレ。
しばし会話。

入り口で久し振りの顔。前に時々ライブへ来てくれていたが長野へ引っ越してって五味氏。「いやぁ、来てくれてありがとう。」
なんかここんとこライブ毎に遠い街から誰か来てくれてて頭が下がる。嬉しい。CDも購入してくれた。

すべてのリハが終わり開場。なんか今日は久し振りに来てくれた人が多い。路上ライブしてた頃の人、天然ビートんときの人、忙しくって最近来れなかった人、仲間、天然ビートのギタリスト中田、弘前でライブを見てくれて今は千葉に住む人、、、。
いいかんじだ。

エネルギーズがポップに演奏。オシたのでノリオ君ふざけて「ブットバス!」発言、笑いながら。で、岩崎ケンイチ+ノリオくんとこ。このDUOはちょいコミカルでにぎやかなアコギ&エレキWボーカル。会場を沸かした。

で、いよいよボクラ。
セッティング。BGMはバン・ダイク・パークスの”ディスカバー・アメリカ”をランダムで流してもらった。
そしてそのままリラックスの状態で軽い挨拶でEのワン・コードでジャムりながら1曲目『Na-Na-Na』。明るい雰囲気になる。2曲目は『日曜日』。これは最近いいカンジでなんてゆうかホット。歌はちょい抑え気味。それがいい。

3曲目、コーラス豆子ちゃんがこの1曲でまず登場『歩く男、朝陽を目指す。』
これはやはり反応がよい。久し振りに来てくれた、もう8年にわたりナラウタを聴きに足を運んでくれている女性(Iさん)が大ノリ。
(これは新しめの曲だからきっと初めて聴いてるはず。このIさんは、ずうっと忙しくて来れずに今日久し振りに来てくれた。)

続けてスローな『僕らのしるし』。これも拍手が強い。そしてちょい話して『東京ラブソング』。う〜ん、これもいい反応。続けざまに『虫のうた』。イントロのラララで声が上がる。これも豆子ちゃんコーラス。旧橋くんもとても冴えてる。アキオもほんといいベース弾いている。ここんとこ、ぶっとくシブくかっこいい。この調子でいこうぜ。

盛り上がってる。そして16ビートを刻む笑子ドラム。
ギターストラップがはずれる。で、それをすぐ歌詞にして歌にするオレ。
「誰でも歌うべき歌を持っている。それを歌えばそれはきっと名曲さ〜」とワンコードに乗せて歌いながらの曲紹介のあと
「ワン!トゥー!スリー!フォー!」
『名曲1』が始まる。ヒート・チューンだ。
曲の途中にそれぞれのソロを挟む。笑子ドラム(パーカッシブ)、明雄ベース(ブリブリ)、バグース木村パーカス(ラテン風味)、旧橋サックス(フリージャジーソロ)、豆子コーラス(語り)
それはそれぞれの楽器の奏でる歌、ソウル。
そして豆子ちゃんがオレを紹介してくれる。
オレ、曲サビのラップ。そしてギブソンJ-160Eをフェンダー・ツインリバーブで歪み気味に設定のコードG7のハード・ストロークで曲のコーラス部分の戻りエンディングへ突入。即興でボーカルソロとラップでひたすらヒート。ラスト決めでフィニッシュ。拍手、歓声、サンキュー!

メンバーを紹介して挨拶。
そしてホントのラストナンバーはソロ・アコースティックで『inoriuta』。
しっとりと。いい氣の流れがここに。
歌は昇る。どこへ?そこへ、ここへ。ボクの真ん中へ。
歌い終わり、深々と感謝を。
ほんとにありがとう。

裏で、初めて見た女の子が感想を伝えてくれたり、青森・弘前のライブで聴いてくれてCD買って千葉に住むバンドマン(神氏、神様)が訪ねてくれたり。今日も長野からライブ来てくれた男性(五味氏サンキュー)もいた。
そして仲間、久し振りに訪れてくれた人、、。
ボクの中では、ナラウタに共感・共針してくれる人はみんな仲間、ってゆうか、もう同志。
ありがたい。そんなには多くないからさ。
あ、まあでも、ワンラブ・ワンハートで宇宙がひとつなんだけどさ。

ライブ後、語る。して、対バンを見に来てた人らと話してたらなんと10年振りに会うバンドマンと遭遇。
久し振りに会ったその彼は、ボクがシモキタの屋根裏との共同企画”RADICAL ACOUSTIC NIGHT"をほぼ毎月やっていた頃に何度か出演していた河口修二というミュージシャン。
当時リップ・バン・ウインクルっていうバンドでギターを弾いてたが、そのイベントではアコギで歌っていた。
彼はバンジョーの名手でもあって友部正人さんのサポートもしてた。
懐かしんでその頃の話で盛り上がる。
その頃活動してたミュージシャンでやめてしまった人もたまにはいるけど、つき合いのあったバンドマンらはたいてい今もなんらかの音楽活動をしているので何か嬉しくもある。

今日はいろんな人らと出会ったり再会したり。
こんな日ってあるもんだ
ってゆうか、ここんとこずっとそうだ。
出会いはボクにエネルギーをくれる。
みんなに感謝。
おかげでいいライブができる。


3月23日(金)

13:00、村田カメラマン、うちへ到着す。
ギターや機材積んで出発。今日は彼がいっしょに前橋へ行ってくれるってこと、ありがたい。

75〜6年のヒット曲のカセットが出てきたんでそれを聴きながら前橋へ。高速。
今日は前橋はclub FLEEZにてライブだ。
CLASH、Bob Marley、EW&F、POLICE、KISS、PATTIE SMITH、SLY、STRANGLERS、懐かしの音を耳にしながら、
飛ばす・とばす・ぶっとばす。
途中2度の休憩したが、すっとばして、
つい前橋インター出口もすっとばしてしまう。
もどることに。村田ドライバー「あっ、ごめんっごめんっ。ゆきすぎちゃったあ。グワッハッハッハー!!」

FLEEZへちょっと遅れると電話。

まあでも、ちょっとの遅れでFLEEZ到着。
リハ。快調。
楽屋。
対バンの鈴木亜紀さんとそのマネージャーさん、そのパーカッショニストの石川智さんと会話・談笑。
鈴木さんは数年前MIDIからデビューしたってことで大蔵さん話に福間さん話。
石川さんはちょい前までbird(シンガー)のバックで、現在は小野リサさんのバックを努めるという腕利き。
両シンガーともステキな音楽をしているしそれをサポートしてんだからいいね。でもこの鈴木亜紀さんもステキな歌うたいだ。
小野リサさんの制作をしてる人と数度会っていて(しかもまだ全然知り合いじゃなかった頃その人は今ぼくが住んでるマンションに住んでいたっていう)その人のことを聞くともう今は違うらしい。
ところでそうこう話してるうちに時間が近付く。
準備。集中。待機、、、。
出発。

いつも来てくれてる高校生の女の子が声をかけてくれる。 卒業したからか若干オトナなかんじかな。ボクはセッティング。
BGMはナラジャーナルコラムでも書いたボサノバのコンピを流す。さあセッテイング完了。水を喉に流し込む。

SEは久し振りにサム・クックの『changes gonna come』。「ひさしぶり!!ナラカズヲです。春なんで髪をわかくさ色にしました。どうぞよろしくです。」拍手サンキュー。
1曲目『僕らの日々』ゆったりかつシャープに歌いギター。拍手。しかし随分としばらくぶりのFLEEZだ。昨年の6月以来。でもその間に東京でのナラライブに前橋の人が数人来てくれてたりメールや手紙を何人かから頂いたりしたんで、あまり久し振りな気もしない。

続けてホンポー初公開の昨夜出来たての新曲『(仮)アイモエ』。なかなかの反応だったと思う。3曲目『僕らのしるし』いいムード。
続けて『虫のうた』。この『虫のうた』の後半でギターのストラップが外れてしまう。が、路上でやってたときは時々あったこと。うまくバランスとりながら続ける。
そしてハープで唸り、ギブソンでかき回し『真っ赤なゼリー』ノル。終わる。拍手と声。サンキュー。

そして『東京ラブソング』。ゆっくりと始まって徐々にテンポアップしてラストはハード・ストローク・シャワーでエンデイング。
そして最後の曲はやはりアンケートでも好評だった
『inoriuta』。しっとりと。幕。

次の出番の鈴木亜紀さん石川さん組と挨拶交わしてステージ下りる。お客さんやスタッフから「おつかれさまー」って声かけてられる。どうもどうも。来てくれた人と会話。ありがとう。久々の、たまにメールくれるrikaさんも元氣そうで何より。
楽屋へ。

片付けながら楽屋のモニターで亜紀さんの歌を聞ていたが、かんじいいのでホール下りてステージ袖から見させて頂く。パーカスもブラジルの弓型楽器や箱型パーカッションなどでユニークながら緻密なアンサンブル。
「ナラさんじゃないけど、情念の歌を、、」と言って始まった曲、ふたりのハンドクラッピングでリズム作りながらアカペラというか語り。アメリカのシンガーのタジ・マハルこんなことやってたなと思い出す。日本的だったりニューオリンズを思い出させたり。
楽屋でジョアン・ジルベルトの話しで盛り上がるんだからいろいろと聴く人なんだろう。
全体いいかんじのステージだった。

終演後ちょこっと会話。 この日出たオオスミカンもキンモクセイも元ハックルベリーフィンのGREEN LEAVES APRTMENTもみんないい歌を奏でてた。
全体が終わるのは23:00をまわってた。オレと村田、みんなに挨拶してクルマ。発車。高速へ。東京へ。


3月23〜24日

就寝中。
突然モノ凄い爆音で目を覚ましベッドの上起き上がる。
オレンジと赤の燃える炎が部屋のドアを突き破り、一瞬でボクを直撃した。
モウダメダ、、全てを諦め身を委かし倒れ込むしかなかった。 次の瞬間、目を開けて身を再度起こす。
静かないつもの朝だった。
夢だったのだろうか。やけにリアルだ。
もうひと寝入りすることにしよう。
なんか特別なインパクトがある朝で
やけに意識が冴えてしまった、、。


3月25日(日)

寝込む。熱。だる。
先日うちに遊びに来たシンセキの子が熱でうちで寝てたからか。あるいは炎がボクを覆ったからか、。カルマか。
なんにしてもダウン。


3月28日(水)

漢方とドリンク剤と氣合いでなんとか持ち直してきた。明日のライブはなんとか大丈夫だろう。


3月29日(木)

知事が新しくなった千葉のANGAでライブ。復活。
リバース。大丈夫。妙にハイ。
ま、病上がり。ちょいひきずり。
でもいいカンジで盛り上がれた。ミスちょいあったけど。
ちゃんとライブには声も出て復活できたのが嬉しい。

1.虫のうた 2.僕らのしるし 3.僕らの日々 4.キスしたい
5.東京ラブソング 6.真っ赤なゼリー 7.inoriuta

という曲順。拍手もありがたかった。

最近「キスしたい」をまた歌い出している。
新曲もやりたいが時間があればなあ。
やりたい曲は多すぎる。
でも凝縮でいいライブだったかな。

ボクの前に歌った二人組の曲がよかった。アゲンストマンっていったかな。ANGAがマネージメントしてるらしい。

ボクの次、ラストに出演したブルースロックバンドのロンサムシティーというバンドのドラムに注目してしまう。可愛いくて若い。対バンでこんなに若く可愛らしいってのはボクの中で記録。
9才の女の子。「1,2,3,4(ワン、トゥー、スリー、フォー)!」っていう可愛い声のカウントでブルージーなサウンドが始まるギャップがおもろい。
そのなかなかの腕前のガールはレニークラビッツの女性ドラマーにも誉められたり、近藤房之助氏とは仲いいんだとか。

このまま上手くなってってほしいね。親はとくにミュージシャンじゃあないのに本人がやりたかったらしい。親は自分がライブハウスに出入りするって思ってなかったって言ってた。
兄弟やイトコと両親が盛り上がってて、ほのぼのムードの夜であった。

家路。またすぐイベントで千葉へ来ることになっている。