Diaries 2000 August part2

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8月17日(木)

弘前駅到着。そこからバスでこの日の歌い場所”オレンジ・カウンティー”へ。入り口んとこでtoyoくんが迎えてくれる。

オレカンへ入る。いっしょに出てくれる地元のバンドがリハをしている。最近のいわゆるJロックってなサウンドだが工夫もしてるかんじもする。ソロシンガーもいいかんじだった。みなさんと挨拶を交わしてリハ&サウンドチェック。そのあと出演者のひとたちと少々話す。

予定通り18:00開場してしばらくして本番が始まる。地元のバンドがクーラーで冷えた会場の空気をあっためたあと最後にナラ出演。直前まで2つの曲順どちらにするか決めてなかったがステージへ出てみて決めた。

SE〜モンクのアルバムでモンクが弾いてないやつ〜で登場。1曲目『東京ラブソング』でシブ目に始めてみた。次は『夜を越えて』、そして『歩く男、朝陽を目指す』

、、と続いて、今度のイベントを告知したりしながらも曲を続ける。『僕らのしるし』『君の声がききたい』『僕らの日々』と、きたところで、エレキに持ち換えて『砂漠の中のくじら』『名曲1』『真っ赤なぜりー』でエンディング。

『名曲1』は今一番自分が歌っててノる曲で、ギタ一本で人前で演奏すんのは初めて。だから、ギター一本ラップ。

終演後、高校時代の友だちの小倉が訪ねて来てくれる。ちょっとCD売上げが分からなくなるっていうこともおきた。あ、しょうがない。

ところで小倉は青森からクルマで同僚と来てくれたっていう。ちなみに彼、小学校のセンセーらしい。帰りの車中はナツカシ話で盛り上がる。

自分ちまで送ってくれて彼は
「ナラの歌を聴いて、これじゃあ 自分はまだまだ。もっとガンバろうって思えた。」
って言ってくれてガッチリ握手。


8月18日(金)

青森フォーク村実行委員会のエンタさんに、寝泊まりしてる実家の近所まで来て頂いてクルマに乗って青森朝日放送へ。

エンタさんはRABという日テレ系放送局のディレクターさんらしいが、連れてってくれるのは他局。到着。出迎えてくれたんは猿ヶ澤さんていうヒゲモジャのやはりディレクターさん。知り合いのようである。そうかそうか。

テレビはやたらと久し振りだ。NHKのドキュメントか八方さんていう落語家さんと出た深夜番組以来だろう。あ、スタジオでこんなふうにっていうのは初めてかもしれん。いつも路上やどっかそうゆうとこだったし。

15:30入りですぐリハだった。すでにカメラマンや照明のひとたちがスタンバっていた。

ギターだして声も出す。
ワオっ!!いい音!なに?このマイク?
「ゼンハイザーです。」
そうか、、ヘッドフォーンはFMで使用したことあるけど、にしてもきめこまかい音。ツブが立ってるっちゅうんか。感心してほしくなる。自分の機材も持参してたが今日はゼンハイザーでいかせていただくことにする。

『東京ラブソング』を若干ノンビリと歌って時間計ってもらう。ちょい長かったようだ。
ほんで今度はトーキンなスピード感ある感じで歌ってみる。
「オッケーです!」「ありがとうございます!」ってことになって、終わりかと思ったら、「ハーイ、今度は通しリハで〜す。」
ワイヤレス・マイクを腰のあたりにつけてくれるスタッフさん。Tシャツの中をコードがとおる 。

トークの中身と尺を打ち合わせ。新聞の番組覧とこに「フォークシンガーのナラカズヲさん出演」となってたので、訂正してもらう。台本線入る。フォーク村っていうイベントに出ておいて申し訳ないが、ナラはフォークシンガーってわけでもない。ただのシンガーだ。ナラだ。

リハ。女性アナウンサーふたりニコヤカ。CD「東京ラブソング」「ライブな日々」の両方を紹介してくれて、それにナラ・コメント。で、8月19・20の土日2日間の青森フォーク村2000を告知、その内容を確認。
で、トークはリハがまだ上手く言えたかも。だって同じこと本番できかれても さっき言ったじゃんみたいなカンカクになってしまうし。

ま、とにかく、通しリハを終える。本番まで時間はある。上の食堂で何を注文するわけでもなくコンビニで購入した水を飲みナッツを口にして、エンタさんと話し込む。
エンタさんは、以前、雀さんっていう映画監督の助手をしていたが、青森へ戻ることになって、今は青森でテレビの仕事をしてるらしい。
で、ご縁でフォーク村の実行委員会になってたっていう。複雑なフォークシンガーどおしの人間カンケーや、牧良介さんの話もしたりしてるうちに、そろそろいい時間。階を降りて控え室へ。
チューニングしたり、氣を確認したり。

17:00には番組はスタートしていた。17:35からナラ出演。そろそ、、「出番です。御願いします。」
スタンバイ。
「きょうのゲスト、ナラカズヲさんで〜す!」って紹介されて、ナラ『夜を越えて』で登場。
フォークってあんまり聴いてこなかったけど、最近いいなと感じられるようになって、だから自分もこのイベントが楽しみだっていうようなことを話す。
CD「東京ラブソング」「ライブな日々」、それとそのジャケットの絵がボク描いたものだってことにも触れていただく。
そして当日の出演者の名前を読み上げ、抱負を語り、スタンバイ。
「ナラカズヲさんで、東京ラブソングです」

♪夕焼け空に刺さる、東京タワーは、、、

歌い終わる。「おつかれさまでしたー!!」

青森朝日放送に勤める友人よりのメッセージをアナウンサーさんが伝えてくれる。 片付ける。

さて、このテレビ局まで来るときナラをクルマで乗せてきてくれたエンタさんは予告通り、19日の出演者であるシバさんを迎えに空港へ行ってていなくて、代わりに今度は、やはり実行委員会の船木さんという人がスタジオの外でナラを待っていてくれた。

挨拶。今度はその船木さんのクルマにギターや機材などを積む。なかなか掃除をしてなさそうな車であるがご愛敬。荷物を積み、また局のロビーへ。猿ヶ澤さんと話す。「イベント成功するといいですね。」「そうですね。」「それではまた、よろしく御願いします。」「では」
クルマで局をあとにする。

ところで、船木さん。この人もRAB青森放送のテレビディレクター。ほんの数年前までは東京のフジテレビで音効さんをしてたらしい。つまり、番組の中で効果的に音楽や効果音をダビングつうかエフェクトする仕事。 エンタさんもとってもいい人であったがこの船木さんもいい人で、いい人揃いのフォーク村、RABである。

ナラ家まで送っていただいて、さらに、ギターを換えてシューだびよんへ送っていただいた。
ライブ前の通しリハ。ドラマーのチハヤが遅くなって一回だけになったが逆に緊張感が生まれたか、いい通しリハとなった。時間だ。

RAB青森放送へ。ラジオ「金曜ワラッター」の生放送への出演のためだ。タクシーのナイターが気になる。8回。う〜ん、放送遅れそうである。ナイター終了次第に番組が始まるからだ。

結局、ちょい早めに到着。しかも、番組はナイター中継がオシてるために始まりが遅れそう。

スタジオへ入ると、お笑いコンビの底抜けAIR-LINEのふたりとRAB女子アナウンサー亀井さんが、小山田プロデューサーを中心とするスタッフの人たちとラジオドラマを収録している最中。ガハハッて内容のコミックドラマなんだが、ちゃんとした緊張感もある。なんか挨拶しそびれながらもなんとなく挨拶しながらソファに腰をかけて見学。そばにあった原稿に目をやりながら耳たぶおったてて聞いている。
「アオモレンジャー」っていうドラマで正義の味方とワルやつとの戦いっていうようなもの。

そうこうしてるうちに無事、ドラマ収録も終わったよう。ナイターもゲームセット。25分遅れで21:25番組スタート。ナラは21:35の出番。

カモンタツオのうたが流れ、CMを挟んで「では、よろしく御願いしまーす!!」ってことでナラ、『夜を越えて』BGMでエレキ片手に登場。

前にいた夏目アナ氏は欠席だったが、いつもの顔ぶれってかんじで和む。
「いや〜こうして、アーチストが『夜を越えて』っていうといいっすねえ、、いっしょにいこうってねえ、、。」(でへへ)ってなんかシモな歌と思い違いを底抜けAIR-LINEのひとたちはしてるようなんで、そうじゃないっていうことを言うと、「え?そうなんすか?いやあ、もうてっきり『夜を越えて』って聞くとすぐそっちを連想して、」って彼。なるほど。
にしても、彼らのキャラはユニークでなんかスキだ。今日は赤のサンバイザー。。。

ライブCDの話からジャケの絵をナラが描いたっていう話になって、いいですねえ・あったかくなるって話になって、イベントの話をして『名曲1』オンエア。
底抜け〜のノリがいい。「コレ。サイコーっすよ。盛り上がりますよ。ボク歌詞聴かないっすよ。でもこれ単純にカッコイイっすからスキっす、、。」ってなことを言われいい気分。そうか。歌詞を聴いてほしいとも思うけれども、こうゆうのもいいよなあ。

曲終わったところで、亀井アナ「今ある人と電話がつながっています。モシモシ〜、」 「もしもし、、ナラカズ?」「あ、もしもし、。」っておれ。
名前を言わんのでようわからん。
しばらく話して、高校時代の友人で塩越登だということが判明。今、青森市本町でライブも出来る飲み屋でブーフーウーという店をやってるっていう。なんか聞き憶えある名前だ。

まあなんかワイワイガヤガヤとラジオ生放送。最後にやはり5月にレコーディングした新曲『君の声がききたい』をかけてもらってボクの時間は終了。
「おっつかれさっまでっした〜!!」

大勢のスタッフの人たちに挨拶をして家路。
家から、先程のブーフーウーの塩越に電話して少々話した。そのうちカオ出してみると告げる。

ふ〜、なんかけっこう今日は生放送にリハとバタバタと長かった。就寝


8月19日(土)

今日からイベントが始まっている。
見たい気持ちもあったが、開場に新鮮な気持ちで臨むってのもいいだろう。行かずにおく。

明日使うエピフォンのエレキに張る弦を購入。
高校生のとき通っていた喫茶店→現カレーショップ”ベンガル”(夜店通り)へ。水とせんべいで話し込む。
今オレ、ベジタリアンだと告げると驚かれる。あんだけ飲んでいた酒もサッパリだというとマスターも酒からは足洗ったっていう。先ごろ亡くなった共通の知人ミツルさんは、ほとんど酒で死んだようなもんだろう。とかま、いろいろ話した。


8月20日(日)

別ページにて


8月22日(火)

午後2:00新町音楽堂にて待ち合わせ、TOYOと。(そう、まだナラは青森にいた)
このWEBサイトを彼が立ち上げてからもう一年を越えたので、それを記念してナラへのロング・インタビューを決行!!と、相成った次第。
やあって会って、そこへ音楽堂の常務さんが、「昨日ラジオで、かっぺいさんがナラさんの”だびよん”をかけてたわよ」って。おおっ、そうか、ありがたい伊奈かっぺいさんが。と、喜ぶナラ。

して、まずは話す場所は、、高校生のときに時々行ってたJAZZ喫茶”DISC”へ移動。まるで変わっておらず、昔みたい。なんか昔のスイングがかかってた。コルトレーンが聴きたいなと思う。がリクエストはよす。話にならないと困る。

とりとめのない会話から、まあ音楽の話までいろいろ。でも半分は雑談。にしても長時間、まさにロング・ロング・インタビュー。5時間。これスゴイ。途中、公園へ場所移動したりして。

内容は、WEBサイトのインタビューがどっかにあると思うので、そっちをご覧下さい。(管理人注:まだ出来ておりません、申し訳ありませんm(__)m)

TOYOと別れたあとは、古い友人知人のやってる店をハシゴ。

この間のラジオの生で電話くれた高校時代の友人である塩越の店”ぶーふーうー”と、 実行委員会、、、、っつうか、フォーク村村長の田中こういちさんの店”ジパング”へ寄ってエンタさんと話す。シューだびよんへ。先日のフォーク村のライブ・ビデオを鑑賞。なかなか素晴らしい。
足すこし疲れた。
帰る。


8月24日(木)

音楽堂へ最新ミニ・ライブ・アルバム『ライブな日々/ナラカズヲ+B.E.E with The HORNS』をおいてもらう。
弘前のJOY POPSにもおいてます。それとシューだびよん。
\1500なり。通信販売もあり。+\200(送料)
あとはライブ会場で。


8/25(金)

昼間、浅虫という場所にある遊園地で遊んで夕方はFM青森へ。
前回の収録の際に提案ってゆうか頼んだっつうか、”ナラのフェイバリット、ラジオであまりオンエアされないけれど名曲特集!!”ってゆうテーマでの収録をさせて頂く。
ARRESTED DEVELOPMENTの再結成アルバムを早々と聴かせてもらう。で、収録。(9月にオンエアされました)

やはりこの日もトークのみ録音。ただ明日東京へ帰る身、で、CDを預けてあとで送ってもらうことにした。

「ラジオでオンエアあまりされないけど名曲特集!!」
オンエアリスト

『夜をこえて/ナラカズヲ』をBGに挨拶して
1.「Seacret Heart/ロン・セクスミス」
「ALTOGETHER ALONE/ハース・マルティネス」をBGにしてトーク。
2.「終りの季節/細野晴臣」
3.「海を隔てて〜彼岸〜/ツイ・ジェン」
4.「XIQUE XIQUE/トン・ゼー」
5.「人間のクズ/忌野清志郎」
6.「Have a litte faith in me/ジョン・ハイアット」
7.「Nao Vou Pre Casa/ジョアン・ジルベルト」
8.「砂漠の中のくじら/ナラカズヲ+B.E.E」〜ライブアルバム”ライブな日々”より〜
9.「Orange Crate Art /Brian Wilson and Van Dyke Parks」
10.「名曲1/ナラカズヲ」

と、これらの曲についてのコメント・感想・収録されてるアルバムの簡単な紹介をさせていただいた。かけたい曲はまだまだあったけど、今回東京から選んで青森へCD持ってきたのはこれ。借り物もあるが。
で、収録が終わってこの番組FM青森「ビート・ファクトリー」のナラカズヲDJの佐藤番組監督から、 「もしよかったらこれから仲井戸麗市のライブを見に行きませんか?」
あ、あのひと青森に来てんだ。へえ〜、そりゃいいや、てんでクオーターへ。
ちなみに、仲井戸氏のアルバムはほとんど聴いている。クオーターへ到着。番組パーソナリティーのナラとして入場させていただく。おお、イイカンジのハコ。
おっ、イベントで一緒に演奏したサスカッチの面々がいる。ちょい話す。数人に「この前のライブよかったよ、、」って声をかけられる。座った席の真ん前にいたのはスゲー久し振りに会う古いバンド仲間のヒロシ。彼はダイナマイツっていうサム&デイブやオーティスのカバーをするスゲーいいバンドのシンガーだった。今は和田ひろしとして、シューだびよんでライブ活動してるという。
佐藤デイレクター氏とも話してるうちに時間。

SEでCHABO仲井戸氏さりげなく登場。満員とは言えない入りであるがしっかり盛り上げるし観客もそれに応えるってゆうかそれ以上に盛り上がる。最後まで笑わせジンとさせ、最後には客席を練り歩きギターマンとなっていた。う〜ん、なんてホットなファンに恵まれたホットライブマンなんだろう。人柄と音柄なのだろう。しゃべりも面白い。
「明日の旭川はどうでもいい!青森のためにいっぱいやっちゃうう!!」とかきっとどこの場所でも言ってるであろうセリフを平気で言っててそれがオチャメで笑いを誘う。

ボクが知ってる曲もあればそうでないのもいろいろ。”古井戸”(ナラと一緒にライブしたりした加奈崎芳太郎さんとCHABO氏との'70年代のデュオ)時代の曲も演奏。リズムボックスとの共演もたのし。
数年前、京都の磔磔でもこの人のライブを観たけど、そんときと基本的には変わらずだけれど、新しい音楽も聴いている人なのだなあっていうのが判るアレンジが今回も発見できた。何かの曲のアコギのフレーズからはジム・オルークを連想した。
隣りのFM青森の佐藤氏も始終笑い声と拍手で楽しんでいた。
用事があって途中で帰る予定にしていたボクも佐藤さんも、結局アンコールが終わるまでいてしまった。

まさか青森でこの人の歌声を聴けるとは思わなかった。
高校のころ、今はもうない青森市民会館でみた、ガラガラの客席だったRCのライブの途中で聴いたCHABO氏の歌を思い出した(当時ボクはホント様々なミュージシャンのライブを観てたものだがこんときのは印象的だった)。
この間のフォークイベントに出てたミュージシャンにしてもこの人にしても世界中にいる数えきれないくらいのミュージシャンにしてもオレにしても、何かに引っ張られたり、かりたてられて音楽し続けていてその人生を歩いていてんだなあ、と改めて思う。
んで、世界中にたくさんの人がやはり生きてんだよね。当たり前田のクラッカーではあるけれど。


8月26日(土)

東京の部屋へ久し振りに戻る。メールが数件。


8月某日

セミがうちの台所に侵入してきて
窓際に居を構えた模様。
時々バタバタと羽をバタつかせながらジージーと鳴く。
なんのご縁か
我が家を死に場所に選んだらしい。

バタバタ、、ジージージー、、 又やってる。
セミ君、あついか、、。