Diaries 2000 February
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2月3日(木) 16:00千葉ANGA到着。ジャンベの荷野は初めての土地へクルマでってことで早めにうち出たら13:00に着いちゃったっていう。早すぎ。オレは遅刻だけど。SAXの旧橋プレイヤーはナラよりもっと遅れて到着。彼は多分にナラと共通点がある。霊数も同じだし。
ちなみに今夜の編成は、僕ナラ、ジャンベの荷野、テナーサックスとフルートの旧橋壮、トランペットのシンベという少し変則的だがこれはこれで面白い音。 リハ後は荷野とどんとを懐かしみながら話したり(どんとは音楽も素晴らしいけど人間も本当にステキで優しくて彼と接したことのある人なら誰しもそうゆう感想をもっていると思う)、3人で近くのタワーレコードへおもむいたりしてるうちにシンベも到着。 もうANGAはオープンしていてお客さんもボチボチ入ってる。最初の藤崎厚志(チェリーレタースタイル)がスタート。2番手のボクラも用意。今日は3出演者。ラストはここANGAのスタッフでもあるサウダージな弾き語りの関秀人。彼もまたナイスガイ。 藤崎シンガーはイイカンジで歌い終わりいよいよボクラ。セッティングして、今夜はセロニアス・モンクの「ソロ・モンク」より「ダイナ」をSEに、ひとまずナラの弾き語りでスタート。1曲目「君の声がききたい」。初っ端からいいムード。まん中あたりの女の子がノリがいい。拍手もあたたかい。次は「キスしたい」。コレもいいかんじ。ここでメンバー登場。かるく紹介して「日曜日」から。やっぱり真ん中の女の子たちがノリがいい。 終わって拍手もまたいい。「僕らの日々」。これにもなかなかの反応。ここからはたたみかける。「砂漠の中のくじら」「虫のうた」「真っ赤なゼリー」と続けざまに演奏。大きな拍手を頂く。ここでメンバーはステージを降りる。みんなに「ありがとう」を。ラストナンバー「東京ラブソング」でしめる。なんかステージでも言ったんだけど、前は千葉って反応が地味というか、相性よくないんかなあって思ったこともあったけどトリコシだったようで今日はいいかんじで嬉しかった。 CDも買ってくれた人もいたようでありがたい。ラストのサウダージ関シンガーもあったかなサウダージありフォークありのステージで楽しませてくれた。スティービー・ワンダーボッサ版が新鮮。オリジナルもおもろかった。店の(マジメで前向きな)スタッフにも「カッコよかったです」なんて言われると嬉しい。帰ってきたアンケートもありがたかった。 さああとは帰るだけ。メンバーみんなそれぞれ個々でここ千葉ANGAへ来たが、帰りは荷野の車に乗せてもらった。荷野のテープ(どんとのいたローザ・ルクセンブルグ)がかかる。シンベもスキだったようだ。 この帰りの車中は、なかなか楽しかった。
2月8日(火) 7日夜スタジオでリハ。今度のライブのため。新曲「火の鳥ロック」「君の声がききたい」にも少しとりかかる。これは必ずかっこよくなる。特に「火の鳥ロック」。 とにかくリハを終えうちへ戻ると留守電にメッセージ。路上で歌ってた時によく聴きに来てくれてた当時青年が今なんか出世してFMのDJやプロデュースをしたりしている。 で、その彼が8日朝方の生放送・TOKYO-FMのラジオ黄金時代でナラカズを紹介し「東京ラブソング」をかけてくれるっていう。
彼が昔路上で見たときのナラを説明したりしててボクもいろいろ思い出す。で、「東京ラブソング」がオンエアされた。全国でどのくらいの人が聴いてくれてるのだろう。たくさんの人に届くといいなあ。 ところで昨年暮れからボクはジャズばっかし聴いてるのだけど、それはコルトレーンやマイルスなんか。あとファラオ・サンダース。近所の図書館でコルトレーンのライブやソニー・スティット、ボビー・ティモンズなんかを借りたり、Saxの旧橋選手のをいろいろ借りたり、自分の持ってる聴かなくなったCDやLPを売りに出してコルトレーンを買ったり。ウェイン・ショーターもよかった。
あとねえ図書館にあった「ATTICA BLUES/ARCHIE SHEPP」もよかった。ジャズのサックスプレイヤーなんだけどこのアルバムはメチャメチャかっこいいSOUL・アルバムってかんじ。すこしSly Stoneを思い出すかっこよさ。おすすめ。 続・2月8日(火) 早朝4:50、東京FM(及び全国東京FM系局)のラジオ黄金時代という番組の1コーナーでロックンロールDJの福原尚虎の今週の1オシだったかな、、で、ナラカズヲ「東京ラブソング」がオンエアされた。録音して聴かせていただく。
2月15日(火) 渋谷の駅でばったり会った相手はSAXの旧橋壮。電車で一緒に新横浜のライブハウスBELL'Sへ。4:00入り、、だいたい。やあやあってメンバーと「やあね、渋谷でバッタリ会っちゃってね、。」とかって。で、リハ。 リハ終わって各自めいめい勝手に過ごしたり楽屋でしゃべったり。そうしてるうちに遅れてペットのシンベ登場。歯を抜いてきたそうでちょっと調子悪そう。しかも片方の目が元々視力が悪く、それが更に悪化しているようだっていう。まあ、そんな話しをしたかと思えば旧橋saxPのデジタルカメラで遊ぶ。そんなことをしつつもまあ集中。 はじめの出番だったバンドseemaってのがよかった。女性Voとエレアコギターにパーカス。Voはエキゾチックなフレージングでソウルフル。聞くとやはり日本とパキスタンとイギリスの血が入ってるという。曲もいいし演奏もいい。で、次にハードロック、ポップなハードロック(Voがよく喋る)と続き、ラストはぼくらナラカズヲ+Soul B.E.E(T.Sax/旧橋壮、Trumpet/シンベ、Djembe/荷野、Drums/マカナエヒロオ)。 セッティングしてまずボクがひとりで新曲「体温」を歌う。そしてメンバー登場して「日曜日」そして「僕らの日々」と続ける。なかなかイイカンジで楽しい。「砂漠の中のくじら」これはオレとにかく盛り上がった。あとでビデオ見ても、ちょっとオレのギターがやりすぎかもしれんが全体はいい。特に後半。長めにしてフリーだしね。ホーンがいいしリズムもキモチいい。
ライブあと、CDを買ってくれたうちの一人の女の子が来てくれて話す。アンケートも書いてくれた。
2月21日(月) ある人に会ったら、ボクの住む世田谷の住宅街にひっそりと堂々と佇む築35年以上は経つ、まあ趣のあるマンションに、もう随分前に住んでたっていう。
まあとにかく、そのボクと同じマンションに住んでたことのある人と最近はハヤリでわざと音をエフェクトでつぶしてるのが多いってことについて話したり。これ、最初は面白かったけど、何度も聴こうって思うかってゆうとなあ、、、。'70年代のFUNKやSOUL(SLYとか)やJAZZ畑SOULのようなアルバム「ATTICA
BLUES/アーチー・シェップ(SAX)」の割れんばかりのの勢いと音圧はそうゆうのとは違う。グルーブと溢れ出すエネルギーで盛り上がってついついってカンジだろうって思うよ。確かに歪みなんかのカッコよさもあるし全てはくくれないんだけども。
2月22日(火) 荷野(カヤ)とそのバンド「さんからごんじゃ」のウッドベース担当のマキタコウキ氏と3人でスタジオで初顔合わせ、んでセッション。なかなかイイカンジであ〜る。ウッドベースいいなあ。曲によりソウルなカンジになったりジャージーになったり。
2月23日(水) 今一緒に演ってるSAXの旧橋壮のライブを見に荻窪goodmanへ。店を探すのに手間取ったが彼のライブには間にあう。ちょっと話してカウンターの席につく。チャイを注文。マスターも気さくでいい人。このマスターも旧橋君といっしょに東京オーケストラで活動している。オレ、録音スイッチを押すのを頼まれる。 旧橋/テナーサックス、ソプラノサックス、フルート、それにピアノとターンテーブルの3人で即興演奏、まあFREE JAZZだ。1ステージ目は少しカタい気もしたがソプラノがよい。とにかくこのメンバーで初顔合わせでもある即興とのこと。それにしてはやはりイイカンジだ。ボクも参加したくなってくる。 トランペットの人のソロ即興を挟み再び旧橋セッション。これがよかった。やはり彼のサックスはいい。ピアノが鍵盤を自由にたたいてる中をターンテーブルでどこかの子供達の声をコラージュしたりコップの水を鳴らしたり、それに旧橋サックスはいきなり低音いったかと思うとやたらハイトーンでブロウしたり。それにカウンターを挟みボクの真ん前のマスターが皿・コップ・スプーンなんかを洗いながらチャリンとかチャリチャリッとか水道の水を流す音で、
2月27日(日) 旧橋壮SAX奏者宅にてホーンアレンジの打ち合わせ。、、、ってゆうかまあ、お茶を飲みナッツをつまみつつ、小節数やコードの確認とリフ指定があるとこを押さえつつ、あとは彼まかせ。でも、彼のよさはアドリブにあるんだけどね。先日のライブもイイカンジだったし、何しろよかったのは、この日旧橋宅で聴いたテイク。
にしても、コレが一時彼のホームページで聴くことが出来たとき、アメリカの有名なライブハウスやフランスだったからもオファーがあったというけど、頷けるよ。まじでイイ。日本でウケるかどうかなんてわかんないけど、ニューヨークへでも行っちゃえばいいのに。 とりあえずザアーっと、曲の打ち合わせをして時間になって、CDやLPをいろいろ借してもらう。彼の先生だった松本英彦氏や清水靖晃氏、コルトレーン、マイルス&ソニー・スティット、、、、など。ほほほ。もらっちゃおうかな。(この数日あとに、松本氏が亡くなりました。合掌、、、。) |