Diaries 2000 June
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6月4日(日) ちょっと早起きして向ヶ丘遊園にある岡本太郎美術館へ。これが建つ前には建設反対運動もあったようだ。 辺りはとてもいい景色で、自然やはり木や土を削ることへの、だろう。あんまり詳しくないが。 岡本太郎の作品を間近でみるのは、太陽の塔以来。でもこんなに沢山のオカモトイズム、、つうか爆発を、目の前にすんのは初めて。 圧倒的。エネルギー。溢れ出る。太陽。月。パワー。ナンカスゲー。ってわけで、やっぱり素晴らしいものは素晴らしかったのである。 横尾忠則や池田龍雄、村上義男、、7人のアーティストも作品を寄せて、岡本太郎トリビュートってのもあったがそれもよかった。 6月5日(月) 先日録音したデモをオンエアしてくれたスティーブ氏からオンエアリストメール。昨日もオンエアしてくれてたことが判明。聴いてなかったなあ。昨日は「名曲1」。ピチカートファイブやなんかとかかったらしい。 今度はどうゆうふうに紹介されたんか聴いてみたかった。まあでも嬉しいことね。 6月7日(水) 「連絡おそくなって、、。デモテープ面白かったですよ。。。」という内容のメールを萩原健太氏より頂く。 ニコニコしている顔を思い浮かべる。健太さんが雑誌ですすめる音はだいたいボクも好きだったりするので、その人からのそうゆうメールは嬉しいもの。 6月9日(金) 以前から知り合いの、作家業をしている荒井潤さんとメールのやりとりをしている。ライブ会場のみの限定販売LIVECDの製作におおいに協力して頂くことに。ありがたい。 この人も歌っていて、以前イベントでいっしょになったりした。風刺的歌だがユニークでシャレがきいてる。そうゆう歌を歌ってた人。最近のはより広がりを感じる内容。 6月11日(日) このWEBSITEを管理しているTOYOが、こんどのナラカズヲ・ジャーナル第5号の編集長。前回はデザインもやってもらったTOYO、今回編集長デビュー。デザインは天然ビートからの付き合いの大串君。彼、大槻ケンジや筋肉少女帯、あとゴスペラーズという人たちのチラシなどデザインしている。その他にもいっぱい。カッコいいデザインをする男。ナンバーガールというバンドのライブをおっかけしてるデザイナー、ちなみに。 いいもの出来そう。こうご期待。きっと編集もいいしね。 話変わって、ボクの中で今、YMOと坂本龍一が流行ってて、借り物だがLPでよくそれらを聴く日々。『音楽図鑑』『ソリッド・ステイト・サバイバー』『未来派野郎』なんか。いいなあ。まあ、今さらのようだけど。ここ最近でよさがわかったってゆうか。 あと、シンセじゃあないけど、小野リサもいいですねえ。ブラジルの音楽、例えばカエターノ・ヴェローゾやジョアン・ジルベルトが好きってのはいつかの日記で書いたような覚えがあるけれど、小野リサさんの抑制効いた、それでいて包み込む大きな歌はこれまたステキだ。 シンセとは随分違いそうだけど、なんか包むカンジを僕は富樫氏や坂本龍一氏に感じてて、それは違う言い方をすれば何だろう、あ、細やかで、、、違うな、うちゅ、、あたた、、まあいいのよ。とにかく今オレん中で大流行。とりとめもなく、おしまい。 6月13日(火) ああ、、、!!! \200しかお金が財布にない。 電車で赤坂BLITZへ。レコーデイングんときのディレクターのDUBマスターISOのディレクションするバンドでBMGからCDリリースしているゴメス・ザ・ヒットマンが出演するイベントがあるのを見に。招待いただいたのだ。なんといっても今夜は、この間のレコーディングでディレクターに見初められたギター玉川裕高くんとSAXの旧橋壮くん、そしてトランペットの関口シンベ新一郎くんが参加。見なあなるまい。ゴメスはこの間出たアルバムもよかったし。 で、到着したら矢野真紀という女性シンガーのステージが始まていて、ボクはまん中の席へ着く。最近TVでちょっと聴いて、手触りってゆうか印象が ザラッとしたカンジが新鮮だったりしたひと。そのあとは元PSY'Sの女性シンガーのチャカの余裕のステージがあって、いよいよゴメス・ザ・ヒットマン。 セッティングの時、玉川君がアンプんとこで何やらゴチョゴチョ、、ってまあセッテイングしてんだろうけど。とにかくオレ、セッティング見ながら緊張してしまう。なんでこっちが緊張すんだ、まったく。ああ、落ちつかないねえ。玉川くん、転ぶなよおおとか思ってひとりで笑ってるオレ。 で、SEで再び登場、ライブスタート。いきなりやっぱり玉川くんはタマガワワールド、タマガワグルーブ。はははやっぱそうかってにやけてしまう。客の反応はよさそう。どこ行っても彼は彼、いいねえ。バンドの演奏も徐々にノリがよくなっていく。曲もメロディアスでいいかんじ。中盤でホーンセクション参加。旧橋くんもシンベくんもいる。なんか自分のライブを見るような変なかんじ。実際は違うけどね。 終奏後、楽屋へ。玉川くんと話す。こっちが緊張したって言うとそこへ旧橋くんが「始まる前に玉川さん緊張してたから伝染したんじゃあないの?」って笑う。シンベくんは久し振り。相変わらずコム・デ・ギャルソンでキメキメ。ディレクションマンISOとも話し、ゴメス〜の山田歌手と初対面、会話少々。で、んじゃあそろそろって会場を後にする。んん〜、なんか楽しかったってゆうかなんか面白かったね。 TBSのラジオとテレビでやるようだよ。今日の。いつだったか忘れたけど、それはきっと旧橋くんあたりがBBSへ書き込むことでしょう。 6月14日(水) 渋谷でデザイナー大串くんと待ち合わせ、ナラカズヲ・ジャーナルの原稿を頂く。いい仕上がり。 家へ戻るとポストへハガキ。キューバで結婚したシナちゃんから。キューバの人とのアイダに男の子が誕生したっていう。そりゃコングラチュエーションだな。キューバに遊びに来てねってある。そりゃ行きたいがどうすんのよ、赤坂行くのにも大変だってのに。ハハのハー。 先週に自宅でマルチ録音した『シンプルな絵』の新バージョンの歌詞をつい一昨日に再再再、、書き直ししたので歌とコーラスのチャンネルだけ録り直す。 で、DATへ落とすときにMIXしながらグレッチ弾きながらって忙しい。ん〜、近くコレをネットで聴けるようにしたいものです。 3月に渋谷NESTでライブしたときに対バンだったバードシロップのVoの女性が別にやっているWAPPENというバンドのライブへ招待して頂く。下北沢屋根裏へ。以前ボクがここで企画やってたこともあったが、今では知ってる人は誰もいない。さてWAPPENはガレージサウンドにちょっと脱力で味あるのびるマサヤマVOがのっかってて、それを身体で受けて踊るお客さん。なんかこうゆうカンジは久々でおもろかったです。 終演後ちょっとマサヤマ歌手と話す。で、帰る途中なんか気が向き近くのclub Queへ。この間録音したデモテープがあったんで二井店長へ渡す。屋根裏行ったら誰も知ってる顔がなかったって言うと、元屋根裏店長の彼も「やあ、そりゃそうでしょう。ライブハウスで10年、や、6年ったらもう、人は入れ変わってるでしょう。」 って、そりゃそうなのかあ、ふ〜む。 Queを出て帰ろうと階段を上がってると、知ってる顔。元ポテトチップスとセイリン・シューズとエラーズのGuitarist小島(史郎)くん。ひさしぶり。連絡先交換などして話す。そうこうしてると800ランプのVoオグラくん。これもまたヒサシブリ。ハハハって冗談のひとつやふたつ。 そうこうしてるとBMG出版の宗像さん。今日はQueではあがた森魚さんと”うずまき””TSUNTA”という3組のライブなようで賑やか。どの人たちも以前一緒になった時があるなあ。 宗像さんは以前あがたさんの制作してたので来てたようだ。 とにかくまあ、ずっとそこに居てもなんなのでソレデハ、と家路。 *今日聴いたレコード 6月18日(日) アキオが3/27のライブ・エアー録音の音源を届けてくれる。 6月19日(月) 旧橋くんから借りている清水靖晃ライブビデオを観賞。ぐー。 あ、ちなみにナラカズヲ・ジャーナル出来てて、これがいいですよ。日記はHPと重なってるけれど、TOYO編集長活躍&大串くんもキメキメで。 夕方部屋で多重録音。先週あたりからいろいろやってる。『シンプルな絵』『inoriuta』。前に一度完成ってかたちにはなってるんだけど、自分としてはもうちょいって感があって手直し。エレキも弾く。 外出。国立で作家の荒井潤氏と会う。潤さんの奥さんのリンさんとその二人の子どもシスターと青梅へ。青梅には、今日マスタリングしてくれる柴田さんとレゲエシンガー宙さんが住む家賃9万っていう一軒家。でかい。広い。居心地よし。初対面の彼ら。みんないい人で安心。 早速とりかかる。荒井潤さんも同席。まあ、とりかかるといっても今日はここにあるスタジオで打ち合わせ・要望・確認。1曲ずつ聴きながら。 柴田さんが気に入ってくれたんがよかった。結局最初に選んでいたもので行くことに。音のバランスや質感で、、。でも昨日アキオが届けてくれたMDから少し使用。それはまあ、お楽しみってことにしよう。つぎのライブで販売できるかは微妙だが。 夜も更け、ボクんちの近くまで荒井潤さんに送っていただく。ありがたいことだ。クルマの中でいろいろと話す。ボクラどうもスピリチュアル・ユニティーか、、、なんてね。 深夜、部屋へ到着。 あ、そうそう。クルマん中で聞いた話。 6月22日(木) ジョン・セバスチャン、カエターノ・ヴェローゾのアルバムを聴く午後。わりと最近の曲『inoriuta』をオーバーダブしDAT>カセットへ、TOYOへ郵送。いずれ聴けるでしょう。でも、他の曲は大幅に減らしたい、、と思っている。 19:00RINKY DINK STUDIOへ。リハ。 というわけで27日の前橋 club FLEEZは5人編成でやります、急きょ。楽しみです。初めてとは思えない。なんか演りやすい。 ちなみに27日はテナーサックス旧橋壮、エレクトリック・ベース(wbやめ)マキタコウキ、ジャンベ荷野、ドラマー笑子、で、ボク。 23:00,スタジオリハ終了。汗びっしょり。みんなにわるいんだけど、エアコンなしでお願いしてるので。みんなゴメンね。 スタジオ出て話してるとそこへ作家荒井潤さんと奥さんのリンさん(数日前の日記参照)登場。ありがたいことに、今制作中のライブ会場限定売りのLIVE CDのジャケやもろもろの打ち合わせのために遠いのに遅いのにここ梅ヶ丘まで来てくれたのだ。ほんと嬉しい限りだ。 メンバー紹介して話して、移動。ボクと潤さんとリンさんで下北沢の『ぐ』という店へ。久し振りに『ぐ』へ来た。ボクが昨夜と今日の昼に描いた2枚の絵を見てもらう。ジャケと盤面用。そこで深夜1:00近くまで。打ち合わせの他にもいろいろと話した。おひらき。家路。 ひょんな出逢いと、なんかちょっとした再会やなんとなくの流れの中に感じる偶然以上の淡い手応え、いや見えないロープのようなもの。このロープはボクをボクラをどこへ連れてゆくのか。楽しみにしたい。 6月24日(土) 国立で待ちあわせ。前といっしょ。荒井家の人々とクルマで青梅へ。柴田耕三さん(ex.キングコングパラダイス、ギタリスト)んとこ。ライブCDのマスタリング、ありがたいことにほぼ出来ていた。 CDジャケのデザインもほとんど完成。誤植と細かなとこだけ直してもらったけどイイカンジ。 ボクが描いたクレヨン画がジャケやジャケ裏や盤面に。やたらと明るいけれど、音に合ってるかどうかはよくわからん、自分で描いたけど。 結局5曲のつもりが、、、テンテンテンってわけでした。演奏の荒さはあるが、よしとした。それ以上のもんがあるって判断。今のとこライブ会場限定売りハンドメイドCD。焼きたてほかほか。通信販売も受付中、、いや、ちかぢか。 それでもこの日は朝までかかりました結局。みなさんお疲れさまでした。ほんとに。デザインのリンさんは徹夜してたらしいし。それでも、いいかんじのライブCD。聴いてくださいね。もう朝だ。選挙、投票だ。 試作品上がる。 6月25日(日) CDを借りて聴く。選挙へゆこうって歌ってたり、自宅でテレコで録ったらしい子どもと歌っているテイクもありの、しかしなんかストロングでらしい歌と演奏のラフィー・タフィーのCD。 久しぶりに棚からロスロボスの『コロッサルヘッド』を出して聴いてみたりした、なんとなく。 買った当時はそんなに気に入ってなかったのに、今イイカンジに響く。 選挙速報番組やってる。日本は保守的な国だって誰かが言っている。誰かはバンザイをしてて誰かは怒ってる。選挙で何も変わらないなら、政治家も変わらないんなら、人々が意識を変え現状に変化をもたらして結果政治家が変わらざるをえないっていう、、そういうのってどうだろうって考えてみたが、、、。 6月27日(火) 前橋clubFLEEZにてライブ。顔合わすのが2度目の笑子ちゃんドラム、エレベースがマキタさん、サックスが旧橋壮くん、ジャンベはカヤ。 まずいとこ無くはなかったけれど、全体的によかった。このメンバは全員歌う。まるでコーラスグループかっていう。 曲順は『僕らの日々』『君の声がききたい』『僕らのしるし』(このあたりからグウッとよくなる。) 『虫のうた』『夜を越えて』『真っ赤なゼリー』『東京ラブソング』以上。 この日が誕生日だっていうひとが聴きに来てくれてたんで、さりげなくおめでとうってステージから伝える。 ドラムの笑子ちゃんはナラのうたを気に入ってくれてるようで家でも聴いてくれてるとか。曲もよく憶えてくれていのが嬉しい。なんでもラッツ&スターのメンバーの人のドラムの手伝いもしてるらしい。 カヤ号での帰り道はサルサをかけながらの高速道路GOGOGO。マキタさんラテンでハイテンション。 6月30日(金) この日は新横浜はBELL'Sにてライブ。前にもいっしょにライブしたシャッフルズの企画する『ヨコハマヒッピームーブメント』に出演するため。どうゆうバンドがほかに出演するのかよくわかってなかったが、行くと知ってる顔も。 ボクラはリハをいいノリで終え本番に備えた。本番直前、作家荒井潤さんリンさん夫妻がふたりの子どもと到着。売り用ライブCDを持ってきてくれる。もう少しジャケにはアレンジ加える予定なもののかなりできあがっててイイカンジだ。夜通しかけて描いたナラのクレヨン画もね。 そこで本番。いつもとカンジを変えてこの日の選曲と曲順は旧橋サックスプレイヤーのアイディアを大幅に取り入れる。 この日のメンバーはサックス・フルート/旧橋壮、ジャンベ/KAYA、ベース/奈良明雄、ドラムス/マカナエヒロオ。いいライブだった。 アンケート読んだら、CD『東京ラブソング』で知ってライブへ足を運んでくれた17才の男性ふたりという人らがいて嬉しい。 |