Diaries 2000 May
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5月1日(月) 今日からレコーディングだ。ここんとこ随分、歌詞や曲構成を直したりで忙しかった。
ディレクターIはこれまた歌詞にうるさいし、歌詞の言葉が多いものには、「あそこに間奏を入れましょう」とか、なんでも無遠慮に言う。しかしまあ互いにいいものを作るってことで妥協なしに楽曲を磨き上げるところから〜っていう始めの話し合いがあったから、それはOK。オレには大変だったがやりがいがあった。まずは1曲1曲を普遍的名曲に、っていう。名曲ったってまあ、感性は人によるけど。それでも、少なくとも、磨き上げてるとき内側でまだまだって声があるときは、
ただひたすらに集中しながら氣を集める。 5月2日(火) 昨日でリズム録りを終えたので今日はアコギと歌。今日は少しは声の調子がいつものカンジに戻っててよかった。大丈夫なんとか。 まずはアコギ録り。ギブソンで「僕らのしるし」。ダルなかんじでとの注文。ループを聴きながらも無視するかんじ。ループは鳴ってるがそれに合わせないで弾くってのはこれ、どんなカンジって説明すればいいか。 ま、とにかくダルなカンジってやつ。 そんで「名曲1」「夜を越えて」「君の声がききたい」はマーチンD28で録音。
突如歌いたくなり「名曲1」を。ラップ&うた。 5月3日(水) いいペースで進むレコーディング。この日は「歩く男、朝陽を目指す。」のアコギとハナロー(天然ビートんときよく使ってたバンジョー三線風ギター)を録音。そんで「虫眼鏡」のアコギ。んで、時間もらって事務所にて「夜を越えて」のAメロんとこの歌詞を考え直す。ちょっと廻りくどい言い回しだったのをストレートにしたり、、。 んで再びスタジオへ。 「夜を越えて」の歌入れ。はじけて歌う。コーラスパートも。
で、OKでて、次。「歩く男〜」歌。これは抑えきかしたかんじで。これ自分でもいいかんじ。 で、最後。声疲れてきてはいたが「虫眼鏡」囁きのような語りのようなでもブルースのような歌。これもイイカンジで、もう一度歌おうかと思って言うとディレクターが今のはいい出来だから大丈夫と説得される。
聴き直すとたしかによかった。また歌い直しても、また違うよさってのも録れるだろうがこの今のテイクの新鮮さがいいだろうって気になる。 5月4日(木) 13:00、スタジオへ、、ちょっと遅れて到着。なんかいつも、どうしても遅れてしまうボク。
けっこうガンバったりしてんだけど。 とにかく、この日は16:00玉川裕高くんがギター録音しに来る、ので、その前に「僕らのしるし」のハープとタンバリンを録音。ゆっくりしたペースで。 そうこうしてるうちに玉川くん登場。ニカニカ満面ニヤケクソな笑みハイテンションだ。コンソールんとこで音大きめで流しながらライン録音。「ええ!?こりゃああ、、、恥ずかしい!!」なんて言いながらゲラゲラ笑う。ってゆうか、「クックックカッカッカカア!!!」って笑い。目が泳いで危なげ。このひとシラフでかつ別に薬物やる人間じゃあないのにこれ。 スタンバる。練習する時間がまるでなかったからダメだったらボツってくれとしきりに言う。が、カヤが先日電話したとき密かに練習してたって情報もあり。
とにかくまあ「夜を越えて」「僕らのしるし」。 ソロパートは何度もミスったりしながらもククッカカッカッカッって笑いながらプレイしていく。いいムードだしいいノリだ。 終了。おつかれ〜。で、ディレクターI、玉川くんに自分の制作するバンドのライブにゲストでどうかと交渉してる。ゴメス・ザ・ヒットマンってバンドなんだけど、最近いいアルバムをリリースしたPOPなグループ。 う〜ん、そりゃあ面白そうだ。 帰りは玉川くんと一緒に帰る。昔聴いてたバンドをひそかに告白大会、、。新宿で「んじゃあ、また。今日はありがとう。」 5月5日(金) この日はホーンセクションの日。SAX旧橋くん、寝ずにホーンアレンジしてたっていう。体調はイマイチらしい。Trumpetシンベくん、世田谷池尻のうちから広尾のスタジオまで自転車で登場。彼はファッションに命かけてるような人で、電車賃浮かしてチリツモで服につぎ込む。梅ヶ丘のスタジオへなんかは歩いてくるし。 寒い日でもファッション重視で薄着だった。 この日もミーシャのニューヨーク録音に行ってる誰だかにNIKEの靴を頼んでるとかで、その件で留守電にメッセージがあって、ニューヨークからのせっかくの電話に出れなくて「オレのNIKEが〜」とかって言ってた。 まあとにかく「名曲1」のホーンから。Wトラックで。 旧橋くんのフリーパートも。後半はもう、みんながメイメイにソロやっててカオスなノリでかっこいい。 んで「君の声がききたい」。「歩く男、朝陽を目指す。」これはわざと調子っぱずれのホーンをお願いするディレクターI。そして旧橋くんのフルートソロのイントロでアイリッシュな笛のイメージで曲頭を飾る。やはり間奏のコード進行は面倒そうだったがそこは旧橋くん。きめる。。ここでシンベくんは帰る。 さあ、「虫眼鏡」は後半にクラりネット。う〜ん,じつにいい。シンプルで。 5月6日(土) ほぼ13:00に入ったのがこの日だったかな。まあとにかく、スタジオ入りしてすぐにディレクターにエフェクター君を紹介されていじってみる。 で、「名曲1」のループトラックを2つのつまみをいじりつつエフェクトのかかり具合を手動で変化させつつ面白い効果を生み出す作戦を決行。 そんで、あとなんかちょっと話したりしてるうちに荷野登場。早速パーカション録音開始。 まずは「夜を越えて」のタンバリンから。で、「歩く男、朝陽を目指す。」のウッドブロックとギロ(ギーギこするやつ)。 5月7日(日) この日ボクはちゃんとジャスト、、ぐらいで来た。 その次に登場はアルバム東京ラブソングの「虫のうた」にもコーラス参加してくれたやはりシンガーソングライター藤原豆子さん。この人も自らのレーベルからCDをリリースしている。HPもあるようです。 で、遅れて登場はるうさん。”るう”さんは関西でずっと活動してきて最近東京へ活動を移しているシンガーソングライター。やっぱりCDをリリースしてて、その帯の推薦のコメントには鳥井賀句さんや少年ナイフの人や憂歌団のドラマーの名前が連ねられている。 コーラス入れ開始。「夜を越えて」の{チュッチュッ}。で、「名曲1」。それぞれWトラックで。けっこう囁くボーカルスタイルの人が多い、、っていっても3人だけど。でもその時その時に適したやり方でディレクターが対処してくれてるのでオレら〜くらく。今回ほんとに任せちゃってるとこ多いって思う。 で、あとは荷野のジャンベ。 「僕らのしるし」。あと「名曲1」にジャンベを入れた。ここで終わりの筈だったが、どうしても「君の声がききたい」の歌が気になってて、ディレクターを説得、頼んで歌をもう一度入れさせてもらった。うんまあ、OK。 家に到着、留守電に富樫春生さんからメッセージ。「、、留守電、長いよう〜歌うなよう、はは、、明日よろしくで〜す。んじゃあ。」、、おお、いよいよ明日は富樫さんの登場だ。YEAH!! 5月8日(月) 朝、電話が鳴る。出る。青森でいっしょにバンドやってたこともあるデンカさんだ。 この日、朝の電話で早く目覚めたこともあるし、ちょっと早めに行ってみようって決めてたこともあって、スタジオへ30分も前に到着。ディレクターISOと話す。 そこにSAXの旧橋くん登場。先日置いていったソプラノサックスを取りに来たのと、ボクの書いた符面だと見辛いのでと富樫さんファンとして旧橋くんが想いを込めて富樫さん用の符面を書き直して持ってきてくれたってわけで本日も登場ってわけだ。 そこへ富樫さんから電話。遅れて14:00くらいになりそうだという。ははは。大丈夫かなあ。16:30には次の仕事へ向かわなきゃならないらしいのに。 っていろいろ話してるうちに 富樫春生氏登場。 富樫さんスタジオのスピーカーの真ん中のイスへ着く。テープがまわる。旧橋くんの書き直した符面をにらむ。「夜を越えて」が始まる。さっきまでの富樫さんと顔が変わる。真剣な表情、ちょっと怖わ。 なんかいろいろ符面に書き込みながら曲を2度聴き終えると「じゃあちょっとやらしてもらえますか、、。」
って富樫さん。ってわけでスタート。 戻って開始。「君の声がききたい」。聴きながら音色を選ぶ。 で、最後5曲目「虫眼鏡」エフェクトされた歌とアコギにクラリネットとウイスパーの女声。
それにまたなんとも美しくシンプルなキーボードをプレイ、、、PLAY/PRAY、、。 片付けはじめる。全体的に曲を明るくなりましたねえって旧橋くん嬉しそう。
ハハ。オレもうれしか。 旧橋くんはニコニコして帰る。んで、ディレクターISOは残りの時間でMIXをと早速とりかかる。ボクはだまって音を聴く。最初の音決めがこれまた時間かかるし神経も使うのでなるたけ黙ってた。 オレ、飲み物購入してきたりして戻るとなかなかのカッコイイサウンドができていた、、。 5月9日(火) この日は、残りの3曲のMIX。途中キレたりキレそうになったり、なんだかワケわかんなくなりながらもまあ、なんとかMIX。 レコーディングラストのこの日、時間13:00ジャストのスタジオ入りだったことも付け加えときます。 とにかくそれでも無事終了。これが何かを生み出しますように、、、。ホントのホントに助けられていいモノが出来あがった。 おしまい。 5月18日(火) 千葉ANGAにてライブ。荷野(ジャンベ)とマキタさん(ウッドベース)と旧橋くん(sax)とボクとで荷野カーで。ちょっと行き過ぎてしまって遅れて入った。 この日のライブもよかった。 一曲目から「僕らの日々」「君の声がききたい」「僕らのしるし」「砂漠の中のくじら」「夜を越えて」「虫のうた」「真っ赤なゼリー」ときて最後ひとりで「東京ラブソング」を。んで終演後先日レコーディングした中から「名曲1」をかけた。 3,5曲目は初めてのライブ演奏、2曲目は新しいアレンジになってからの初ライブ。 なかなか新鮮でかつ緊張感なんかがあって、おもろかった。なんたってこの編成でも初めて。でも初のワンホーンでやったのだけどそれがよくて、saxフレーズも新たになった「僕らの日々」がよかった。 そういえばリハ後にANGAの屋上で旧橋くんとふたりで合わせたときは彼のテナーの深い生音にホレボレしたよ。何しろね、手探りなカンジもあったけど面白くできたライブってとこかな。 あと、対バンのLION HEARTってのがサイコーのPUBROCK
SOUNDでカッコよかった。メンバー不動で17年ってこと。VO&Gは50だって。ってもねイブシ銀でありがらも若くロックンロール。ウイルコ・ジョンソンやイアン・デューリーが好きな人ならメチャメチャはまるだろう。楽屋でルー・リードやコステロの話をした。 このANGAでは面白いアーチストに出会える。 それと、金欠で購入出来ずにいるルー・リードの新作がこの日ANGAでかかってたんで嬉しきよ。やっぱしよかったね。レコーディングんときにディレクターがかけてたんでちょっとは耳にしたがオレあんときもうレコーディングモードだったんであんまりヒトのを聴く体勢になかったしなあ。 帰りもクルマでのんびりと帰ったよ。 5月19日(金) 下北沢いーはとーぼ(ミュージック喫茶)でディレクター・イソと会う。彼がちょっとやっぱりって、先日レコーディングしたものを再MIXしたんでそのマスター用CDRを受け取る。まあいろいろと話す。 レコーディングに参加してくれたギターの玉川裕高くんとHORNのふたり旧橋くんとシンベくんが6月にあるBLITZでのイベントにゴメス・ザ・ヒットマンのゲストととして出演するのが決定したってこととか。ラジオでもやるらしい。ちなみにここ、いーはとーぼは、いつも面白い音楽を聴ける。 帰って新しいMIXのを聴く。全体的にエレキギターが出てて歌も大きめ。少し聴きやすくなっている。かっこいいと思う。「歩く男、朝陽を目指す。」の声のトーンだけは前のが好きだが、全体はこっちのほうが出来がいいだろう。 5月20日(土) スティーブ・マックルアー氏より電話。この人は話したことはないんだけども、以前「天然ビート」ってバンドやってたときにライブをみてちょっと興味をもったってことをスティーブさんを連れてきた当時のマネージャー(アメリカ人)が言ってたのを思い出して先日録音したデモを送ってみてた。そうしたところ、電話。日本語はうまいので安心。 電話によると、彼が東京のインターFMで日曜早朝オンエアの番組「BEYOND CHART」で選曲とDJをしていてそれでナラの「夜を越えて」を紹介してくれたという。そのオンエアはあと数時間後の早朝。おう、ありがとうサンキューってわけで早朝眠い目をこすり聴かせていただいた。番組でかけられるのは、ほとんどいわゆるオルタナティブな音。でもまあいろいろクラブ、ハードコア、ギターロック、、。 スティーブさんが送ってくれた最近のこの番組のオンエアリストにはハシケンもあればシーガルスクリーミン、ピローズ、アドバンテージルーシーとかクランボンやニコチンとか。そのほかはあんまり聴いたことないのも。そうそうゴメス・ザ・ヒットマンもあった。「天然ビートっていうカルトバンドにいたナラカズヲが〜 」とかってラジオでは紹介されていた。英語で。 スティーブさんは「トニカクダレニモニテナイ。コレイイポイント。オリジナリティーアルヨオモシロカッタデス。アリガタウゴザイマシタアア」ってちょっと陽気なかんじでいい人だった。 また聴いてみたい番組だった。 5月23日(火) オレと荷野とマキタサンと旧橋くんの4人でクルマで前橋へ。今回は何事もなくスムーズに。FLEEZへ到着、普通にリハやって、スムーズに本番だった。久々のシンエモンモンとハックルベリーフィンと。大森洋平というシンガーも出ててなんかイイカンジだった。 このときのライブテイクをあとでまた聴いたらよかったな。この編成も2度目だしこなれつつある。ってもまだ少し課題もあるが。 新曲もいっぱいやった。曲順は「東京ラブソング」「僕らの日々」「君の声がききたい」「僕らのしるし」「夜を越えて」「真っ赤なゼリー」。新しい曲にいい反応だと嬉しいねえ。YEAH!! 終わってからまた来てくれた人らと懇談、、ていうかま、おしゃべり、これもまたタノシ。 帰りもスムーズ、、と思ったらまた荷野道まちがってうろうろ。 クルマん中で先日インターFMでオンエアされたときのテープを聴きつつ、みんなオンエアの音のほうがもらったカセットより音いいんじゃあって言う。だが実はこのオンエアはボクの送ったカセット音源だからなあ。まあ、でもFM局側でイコライジングしてあるようだしリバーブも全体にかかってるかな少し。そのせいだろう。 5月25日(木) 三軒茶屋HEAVEN'S DOORへ。富樫春生さん主催のイベントを見に。僕らも9月に参加させて頂くが、そのときに一緒になるBIFFってバンドと富樫さんのbom'bocoも勿論今夜出る。 入っていきなり富樫さんと会う。「ああ、あの先日は、、、」とかって挨拶。bom'bocoのSAXの田中邦和氏もいて挨拶を交わす。富樫さん、HEAVEN'S の店長掘さんを紹介してくれた。 「あ、今度お世話んなります」「あ、こちらこそ」。しばし富樫さんと会話。この間は天現寺方面出口出て行ったスタジオで、この日はHEAVEN'S DOORってなんか「天」つづき。 BIFF。宇宙服みたいな装いの三人組でFUNK・ロック、時々人力ハウスミュージック。愉快なMCとしぐさと音で楽しませた。 bom'bocoがセッティングしてる時、旧橋くん登場。 「いやあ、昨日麻布のクラブで東京オーケストラ(フリージャズ達人集合体)のライブやって、人も沢山だったし演奏もかなりよかったんですよ〜」ってニコニコしてる。3連ちゃんのライブでどれもやること全く違うってライブだったけどよかったらしい。JAZZカルテット、ナラ、フリージャズ。 って話してる間にbom'bocoがスタンバイOK。 演奏開始。この間富樫さんからもらったCDの中でもボクが氣にいった曲も含めハイテンション超現実宇宙モードハイパーサウンドとオーラで圧倒。最初後ろで見てたけど途中で前へ。ターンテーブルや安定感がありながらもキレよくブッとびSAX、どっしりベース、exスカパラのギター、ちょっと美人女性ドラマーというキャラクター豊かなメンバーによる演奏のかっこよさとなんといっても富樫さんの宇宙いきまくりの音を越えた音と氣。これだよこれ。 昇りつめるようなエンディングでライブ終了。 「サイコーだった」と声をかけ帰ろうとしたら、打ち上げに誘ってくれた。 で、HEAVEN'Sの向かいにある店で旧橋くんもいっしょにみんなで「おつかれさま〜」って乾杯。みんなビール、オレじゅーす。ハハ子どもみてー。 でも美味かった。 5月26日(金) 留守電にメッセージあり。カチッ。「、、青森のマコトです、、。山ちゃんが亡くなって、、連絡ください、、。」 今日亡くなったらしい。山ちゃんってね、青森にあったレコード屋「SPIRIT」の店長だったんだけどその後イベンターになって、そんときボクもスタッフやったりして、随分いろんなミュージシャンと接したりリハーサルや本番を見て得ることもあった。山ちゃん本人からもいろいろと得るものあったよ、それはね。そのあと福島や秋田でFreeWayって店やったりミュージック・ギルドってイベンターにいたり。 山ちゃんは山崎政広さんっていう名前。アルバム「東京ラブソング」にもTHANKSでクレジットしてる。 あと、森田童子がホントにマイナーなときに応援してて青森で世話人みたいなことしたとかで森田童子のアルバムにもクレジットされてるのを目にしたことがある。 ラフィンノーズのギターの春日くんとこや幾人かに電話。 しかし、ボク自身葬式や通夜に出ることできないのだが。祈り、声をかけてみる。気配が感じられた。SPIRITの店長だった山ちゃんが、今度はホントにSPIRITになっちゃった。で、今自由に飛び回ってんのかもしれないなあ、などと想い巡らす。 山ちゃん家へ電話。奥さん落ち込んでる。「テープ、今日届いてたから、さっき聴かせてた」って言う。先日レコーディングしたやつを、この間送ったばかり。この間の「東京ラブソング」をいたく気にいってくれた山ちゃんが、「今度はもっとでも、やり初めた頃みたいな、単純にメロのいいってのもまたいいかもね」って言ってたのを思い出して出来たりしたのも録音したから聴いてもらおうって思って。そうか、さっき聴いてくれたかあ。 いまたいへんだろうけどもしっかりして、、とかって声かけて電話をきる。あんまりうまくは言うことできない。 とにかく、みんないつか死ぬ。で、今、自分がどう生きるか。ボクは曲・歌詞を見つめ直したり、ギターでコードチェックしたり、幾つかの歌の箇所を新しくした。なんかそんなふうにその夜を過ごした。 5月27日(土) 輪廻転生ってのがあるっていう、それはそうだろうって思ってても、親しい人が亡くなると、なんかこう、ボーッとするような、妙なかんじ。やっぱり寂しかったりするしね。 人間はカラダの中に棲む、まあなんたって生き物、死ぬまで後悔なるたけしないように、生きよう。歌って歌って深くへ進む。光へ向かって泳ぐサカナ。光んとこで、ナンダオレタチモヒカリジャアナイカって笑いながらカタチを越えて光りだせばスベテヒカリノヒトツノカタチ、ダカラスベテハOKナンダホントハネ。 山ちゃんを思い出し、Neil Youngの歌を聴きながら過ごした。久し振りに聴く「Tonight's the night」。 |