観察記録


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海水交換の道具です。


ベリジャー幼生を吸い込まないようにして
海水を抜くために作った道具です。
脱臭剤の容器に1mのチューブを付け
外側を100μmのミュラーガーゼで包んでいます。
チューブには洗濯バサミで水量を加減しています
(ポリ缶1本分を1時間ぐらいでゆっくり抜く)

台所用水切り容器に10μmのミュラーガーゼで
ろ過海水を作って、たしています。

   今まで1週間から10日程度で幼生は、いなくなってしまいます。
   水槽の底にたくさんの死んだ貝殻があります。
   死んだ貝殻の中には、たくさんの微生物が確認出来ます。
   微生物は何処から来るのか?


 死んだ貝殻


   9月10日
     アオウミウシがエアーストーンに2つ卵を産みました。
     最初から
ろ過海水の中で、アオウミウシの卵を産んでもらった。
     この方法だと、卵塊の微生物を除去する必要が無い。 
     
3〜4日で5リッターくらいの海水だけ残し、すいそうを完全に
     掃除
してろ過海水で入れ替える。
     幼生のえさ   キートセラス 1日 10cc


卵を産んでいる所


ねぎで作ってみました
アオウミウシの卵はこんな感じ

   9月16日
    孵化直前の、卵の様子

   9月18日
    孵化している。
   
100X                   400X

   9月23日
    孵化後5日目のベリジャー幼生

   9月27日
     ベリジャー幼生がだいぶ大きくなってきた。

     カイメンを水槽に入れる。
   
100XズームUP                   400X

   10月3日
     孵化後20日目のベリジャー幼生

  10月4日〜
    ベリジャー幼生確認できず。
    微小生物がたくさんいる、カイメンに付いていたんだと思う。
    カイメンにもしかしたら変態したのかと観察していますが
    発見できません。

   今まで最高の20日間の観察に成功した。
   こんな方法では無理なのか?と考えていたが
   もしかしたらそのうち成功できるのでは、
   多少の希望が出てきた。
   孵化後12日を過ぎると幼生が急に少なくなった。
   この方法の問題点は一度の水交換で
   環境が変わりすぎるのではと心配だ。
   カイメンを入れるタイミングはいつごろか?
   カイメンの付着生物の問題はどうしたらいいのか。

  10月11日
  飼育水槽にアオウミウシの小さな卵塊  (5cm)

  水槽のろ過海水の2/5(18リットル)を、
  
毎日入れ替える方法で今年最後のチャレンジ
  えさ キートセラス 1日10cc

  水槽海水温 23℃(ヒーター設定温度)

  10月17日
    孵化直前

400X

  10月18日
    孵化

100X

  10月21日
    孵化3日後

100X

  10月24日
    孵化6日後

100X

  10月30日
    孵化12日後(照明の為、色の違いあり)

100X

  11月 2日
    孵化15日後

100X

  11月 4日
     孵化18日後
     カイメンを採取する為、海に行くが波が高すぎて
     採取出来なかった。
     10月採取したカイメンを水槽入れる。
     定着してくれれば。

     
     

アオウミウシのえさ
?カイメン


カイメン拡大
ビデオカメラで幼生を探す

「あっ!! あれはベリジャー幼生では・・・いない」


  11月10日
     孵化23日後

水槽の中のベリジャー幼生
ビデオカメラの静止画像です
(クローズアップレンズで拡大)
  
  翌日からは、幼生を見つけることができませんでした。
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実験方法の問題点などお分かりの方は教えてください。