◆ゆれる 2011年3月11日14時46分。 その時間は15時からのリハビリを控えて病室のベッドに腰掛けてPSPの「Gジェネ ワールド」をやっておった。 ちょうど種死のムービーデモが始まった時に揺れが始まって、ムービーも揺れも終わらずにだんだん揺れの異常さに気づき始める。 それでも思ってたことは、ムービー終わらないとセーブできねえじゃん、なんて暢気なことだった。あんたたちはー。
ムービーが終わって多少動揺しながらセーブをし終えても揺れは治まらないっつーか激しさを増すばかり。 流石に震度6強なんて体験したことないからねえ。 でもまあ新しい病院の中だし家にいるよりは安全だし、それでも死ぬというならばそういう運命なんだろうと揺れに身を任せる。 ただ、自分の部屋が酷いことになってるであろうことを思うと気が気ではなかったが。
ちなみに同じ病室のすげえ臭いウンコをたれるじいさんは介助付きで風呂に入って風呂から上がったところで揺れに襲われ、 看護士さんが様子を見に外に行ってしまったのでしばらく全裸で放置されていたそうで。 あんな臭えウンコするから罰が当たったんだ。
今日になって、敢えて電気も水も生きていて安全な病院を出て実家に外泊。 だって部屋が心配で。居間に借り置きしているPCも机から落ちたというし。
道中、市内のTSU○AYA2店舗を見て回るが、想像以上の損害に絶句。病院の窓から見える世界は平和だったのに。 断水しているものの電気は生きている実家にたどり着き、恐る恐る自室のドアを開ける。
…酷いのは覚悟していたが、まさか部屋に入れないほどだとは、はあ。 本もCDも棚から飛び出して壊滅状態。飛び出した本が散乱して足の踏み場がなく、部屋に入れない。 まあ部屋の掃除をしている途中だったから思い切った整理整頓ができてよかったと思うしか。 しかし左腕が、”ちょっと非力で不器用な人”レベルまで回復していて助かった。右腕一本では本棚を起こすのにも苦労した だろうて。 汗まみれ埃まみれになって部屋を片すも、水が出ないから風呂に入れないのがつらい。
つーわけでこれからベッドの上を片付けて寝るですぐう。 |