−大地舎清規− 縦書きのものを横書きにしています(創刊号六〇頁より)

 □ 舎友規定

 一、大地舎は白鳥省吾と其の友人の集まりで、月刊詩誌「地上楽園」を発行す。

 一、大地舎は詩、散文詩、童謡、民謡、評論より、一般文藝の創作と研究に及ぶ結社なり。

 一、大地舎はひとり文藝に限らず、音楽、美術との連絡を取り、芸術の社会化、社会の芸術家を念願とする結社なり。

 一、大地舎の趣旨を賛し、その維持費として毎月金弐圓(三ヶ月分金五圓、六ヶ月分金十圓、一ヶ年分金二十圓)を醵出するものを舎友とす。

 一、大地舎は毎月一回一日、雑誌「地上楽園」(菊判約五十六頁)を発行して舎友に二部宛配布す。

 一、舎友の作品(詩、散文詩、童謡、民謡、評論)は白鳥省吾の選を経て、雑誌「地上楽園」に掲載す。希望によりては添削批評して返送す。

 一、舎友の作品は毎月三篇以内として住所、姓名、種別を明記し、封筒には必ず、「舎友原稿」と附記して発行所宛に送らるべし。

 一、舎友の有力なものを同人に推薦す、同人の出資は舎友同様もしくは任意とす、「地上楽園」の寄稿は舎友及び同人に限る。但し舎より特に寄稿を乞ひたる人はこの限りにあらず。

 □ 詩友規定

 一、雑誌「地上楽園」は書店には予約部数しか出さず、舎より直接に購読するものを詩友とす。

 一、詩友は一ヶ月金参拾銭、半ヶ年分壱圓八十銭、一ヶ年分参圓五十銭(以上送料と共)を納付すべし。

 □ 支部規定

 一、大地舎支部は舎友詩友いづれにもせよ、加えて三名以上ある所に置く、支部の名称は「大地舎何々支部」にても「何々会」にてもよし。

 一、支部を作り、また改廃移動の場合には、幹事より舎に申出づべし。一々誌上にて発表す。

 一、支部の幹事を経て送付される詩友の誌代は一割引とす。


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最終更新日: 2001/03/16