40.東浪見甚句文学碑・千葉県一宮町東浪見、東浪見甚句保存会
<九十九里といえば地曳網、地曳網といえばイワシ、この三者は全国的に有名になった。南端太東岬の周辺一帯は、江戸から昭和初期にかけて、その漁は殷賑を極めた。(中略) 「ハァ 太東岬で 入熊見れば明日も大漁か 鳥の群」などの唄を、明日の大漁と安全の願いを込めて、夜を徹して唄う。
戦後地曳網の衰退と共に甚句の消滅を憂い、昭和38年7月長谷川氏の発案により、東浪見甚句保存会が発足した。その後県の無形文化財に指定された(昭和40年4月)のを記念して、右歌詞の碑が釣ケ崎に建立された。碑面の書は、郷土ゆかりの詩人白鳥省吾による。>(千葉県一宮町教育委員会のホームページより転載)