「わたしは熱い春の天城の天辺から火のついた 鵜のやうに飛むで来た
港は恋しい春の夕の港は一目見たばかりで異様に美しく埋もれてゐる」
<「春の港の街にて」の一節。撰文、白鳥省吾。惣之助は、明治42年19歳の頃より度々下田に遊ぶ。大正15年4月、詩話会同人、室生犀生、萩原朔太郎、川路柳虹、白鳥省吾等を案内して下田に来て、下田の鈴木白羊子、森斧水等と親交があった。下田の詩として、他に「1854年に」「白浜にて」「下田港」などがある。また惣之助は、「赤城の子守唄」「人生劇場」など歌謡曲の作詩もしている。>
(下田市のホームページより転載)