ユメウミウシ
Notobryon wardi (Odhner,1936 )
  スギノハウミウシ亜目   オキウミウシ科

  採集年月日  2004年 2月 21日、  採集場所海水温 11℃
        2006年も1個体、観察。

 大きさ    5cm
 えさ     不明
 特徴     ほとんど動かない。
        もしかして名前の由来は動かないところから
        (眠っている)きているのでは、関係ないかも?

         はじめツメウミウシかユメウミウシで調べた結果、HP等、
        どちらもありましたが、『相模湾産後鰓類図譜』を参考に
        体色の橙黄色、橙黄色の濃い小斑など、体側面の小さな白い突起があり、
        また、触角に後より隆起が無く、5〜3個の爪状突起、
        藍色小斑が無いため我が家ではユメウミウシと考えました。
        


        『相模湾産後鰓類図譜』の両種の特徴を簡単にまとめました。
        
ユメウミウシ
        背側突起4個(2対)、背最後端1個、体色は橙黄色、同色の濃い小斑、
        鰓は無色、体側面の小突起は蛋白色。

        
ツメウミウシ
        背側突起の頂端に爪状突起(前方5個、後方3個)があり、
        触角鞘は前・後両縁に1個の縦隆起。
        側両面に少数の藍色小斑がある。

        ツメウミウシは馬場先生が論文を発表している。

        『ウミウシガイドブック2』『本州のウミウシ』では
        ツメウミウシとなっている。