うたがすき/奈良和雄
1.前奏曲
口笛とギター、コーラスのみのいたってシンプルな曲。
時間も一分弱と短い。けれど実に存在感のある曲。
2.うたがすき
「1、2、3」のカウントから始まるこの曲。聴いていて実に心地よいギター。
演奏はギターとベースだけとシンプル。
歌詞に出てくる言葉の一つ一つが若さ(青さではない)を感じさせる。
うたをうたうことへの実に純粋な気持ち、言葉が綴られている。
着飾る事の無い言葉たちは実に心に安らぎと微笑みを与えてくれる。
「ばかでかい
ひろいうちゅうにくらべたら うたをうたうなんてちっぽけなことさ
だけど やめられないんだ たかが うたをうたうことにむちゅうなんだ」
↑の言葉でなんとも表現しきれない喜び(うれしさ)、安堵感で心が一杯になる。
この曲は路上(ライブ)を彷彿とさせる。
3.スープ
なんとも不思議な曲。男女の恋愛を唄った唄なんだけど、、、。簡単に内容を解釈して要約すると
彼女に気持ち、想いを伝えたんだけど彼女は自分の都合のいい様に勝手に解釈する。
こっちが問い掛けてもそっけない返事しかしない。自分の想いには、応えてくれない。
だんだん傷心というか もう「モウッ!!(タンマ君風に)」となってきたところに
彼女のきつい言葉がとどめとなり砕け散ってしまう。
で、彼女は 結局想いは受け取らずおいしいとこだけ持っていってしまうわけです。
、、、なんだか泣けてきますなぁ。まぁ上のような内容が普遍性な言葉で(スープとかに喩えてですね)
唄われています。奈良さんのノイズピアノも非常にいい味出してます。
普通の人なら「面白い曲ですね」で終わってしまうんですが、それをやると思いっきりクレーム来そうなんで
なんとかひねり出してみました。今回も独自の解釈が入ってます。
とにかく自分でお聴きになってそれぞれ感じてみてください
(しっかしこういう曲が一番レビュー書きにくいんですよねぇ、まったく モウッ!!)