東京ラブソング / ナラカズヲ
1.東京ラブソング(Acoustic Version)
ギター一本での弾き語り。 一語一語 噛締めるように唄うその声は、実に深みがある。
知らずにサビを口ずさんでいるくらい、すごく自然に体にメロディーが入ってくる。
歌詩も心に染みる言葉が多い。
最近 色々と大変な世の中だが、この唄はそんな現代に疲れた心に潤いを与えてくれる。
この唄を聴いたすべての人の心にきっと何かが生まれるだろう。
2.日曜日
聴きやすく 自然と歌詩 メロディーが体の中に入ってくる。
ナラさんの唄はその多くがそうであるように、この唄を聴いてるとその情景、様子がすごく鮮明に頭の中に浮かんでくる。
すごく仲の良い恋人同士の微笑ましい休日がこの唄には描かれている。
唄の歌詩もすごく 気取る(無理に飾り付ける)ことの無い歌詩ですごく好感が持てる。
3. 風が吹くのを感じて
THE BOOMの唄に「空想の戦場」という唄がある。
その中で「流行り歌は 術も言わず立ち上がれという」と唄われている。
確かに最近(CDの売り上げ枚数が百万枚超えるのがざらになってからというもの)、
「がんばれ」とか「立ち上がろう」とか歌われている曲が多いが、
その多くが 説得力に欠けるというか真実味に欠けるものばかりである。
希望の矛先も見せない(見えない)、聞いて頑張ろうと思わせない歌では、
「がんばれ」とか「立ち上がろう」とか言われても
どうすることも出来ない。
だが この唄からは 実に真実味 説得力が感じられる。
そして、心から希望を持って頑張っていこう≠ニ思わせてくれる。
(はっきりと歌詩の中に「がんばろう」と書かれているわけではないのだが・・・)
この唄を聴くと 自信を持って一歩一歩力強く歩んでいくことができる。
この唄に関しては 歌詩をじっくりと読んで欲しい。
こうはっきりとは言えないが 何か手応えみたいなものが
きっと感じられるはずだから・・・。
4.海ヲワタル
自分には、「僕らの日々」や「日曜日」より強く心に染みてくるのだが、
この唄と似たような経験があるからなのでしょうか?(笑)
まぁ それはさておき、この唄はちょっと聴いただけでは、少し後ろ向きな姿勢が唄われていると
感じられるかもしれない。
だが、こんなにも前向きな唄はそうあるもんじゃない。
自分の力で道を切り開いていこう、しっかりと一歩一歩 歩んでいこう。そんな唄である。