野飯のすすめ

さあダンダンと暖かくなって来ました、鍋を持って出かけましょう。


青竹御飯 ・ ホイル包み焼き ・ 春の山菜天婦羅 ・ バッケ味噌 ・ スモーク(燻製)

まだまだ作りかけで少ないですが、ちょっとしたアウトドア料理を紹介していきます。
キャンプで定番と言えば、カレーやバーベキュー・・・でもそれだけじゃ物足りない。
最近ダッチオーブンなんかが流行っていますが、そんな特別なものが無くても、ちょっとした工夫で食の世界は広まります。
気軽に簡単に出きるレシピを紹介していきたいと思っております。
ご意見等あったらお聞かせ下さい。

なお、火を使ったり、調理した残りかす等後片付けはちゃんとしてください!ごみを残して行ったりする人は人間として生きる資格無し!

 

青竹で炊く御飯

切ってから間の無い孟宗竹を、3分の1程度のところで割り、普通にといだ御飯を入れ、割った竹で蓋をして針金のようなもので固定し、直火か炭火の上で御飯を炊く。米が膨らむことを考えて、米の量を調節すること。少しお焦げがあるぐらいで良い。

青竹は万能の調理器具、1節残してお湯を沸かしたり、酒を燗したリ。2節残して御飯を炊いたり、煮たり蒸したり。

笹の葉の抗菌作用は、良く知られていることと思います。青竹を使用した料理には、味だけで無く風味の加わり一層の美味しさがあります。

 

ホイル包み焼き

用意するもの、アルミホイル(厚めの物)以上

好きな食材をアルミホイルに包んで火の中に放り込んでおくだけ。

てっ!これだけじゃ良く解らないですね。

たとえば、鮭のちゃんちゃん焼き(北海道の郷土料理)風のもの。

アルミホイルを平らな所に広げ、油を塗り、鮭の切り身・白菜・にんじん・椎茸・えのき茸・酒で溶いた味噌・バターなどお好みのものを並べて包みます。野菜やキノコから汁が出ますのでこぼれないように端はしっかり折込んでください。もお1枚アルミホイルを使って2重に包めば失敗しないでしょう。平らになるようにそっと炭火の上に載せ上にも炭をのせます。火の状態にもよりますが5分ぐらい立てば出来あがり。とってもジューシーです。

それと、焼き芋を作る時は、ぬらした新聞紙に包んでからアルミで包んで焼くと良いです。火力の弱い所でじっくりと焼きましょう。

ジャガ芋はそのまま包んで放り込んでおけばOK、焼きたてにバターをのせてホクホク言いながら食べましょう。

アルミホイルは野外でも、何かと重宝しますよ。

 

春の山菜天婦羅

春の山菜って天婦羅にすると美味しいですよね。早い時期だと、ふきのとう。

ノビル、ウド、ぜんまい、コゴミ、たらの芽、さらには筍

どれも普通にはあく抜きをしないと食べれないものですが、天婦羅にすれば、採り立てでそのまま頂けます。

持って行くのは油と小麦粉、塩でOK。

採れたての山菜を、その場で料理して青空の下で食べる。しかも揚げたての天婦羅。ん〜至福の時。

山菜の鮮烈さを味わうには醤油とか天汁はどっちかと言うとよく無い、基本は塩。

更に味を引き出してくれるのが抹茶塩とかカレー塩。一度試してください。

抹茶塩=抹茶ってあまり日常的でなくて手に入らないような気がしますよね。でもそんなことは無いんです。普通に毎日飲んでいるお茶の葉を普通にすりおろしたらそれでOK。

カレー粉って=今ではカレーを作る時に使うのは固形のカレーが普通ですが、S&Bなどで粉末のカレー粉が出ています。

 

バッケ(ふきのとう)味噌

バッケとは?岩手の方言でふきのとうのことです。

ふきのとうの天婦羅は鮮烈な香りがして、おいしいのですが、あまり量の食べられるもでは無いですよね。

でも春先にはあちこちに出ていて少しの間にたくさん採れます。

でもそのままでは日持ちしないので、香りを損なわずに保存できるようにと作られるのがバッケ味噌。

まず大量のふきのとうを良く水洗いして、外側の衣をとり、水気を切っておきます。水気が切れた所で、微塵切り。

フライパンまたは厚めの鍋に油を多めに入れてなじませたら先ほどのふきのとうを投入、フライパンに山盛の量があっても良くかき混ぜながら炒めて行くと、4分の1ぐらいになってしまいます。そうなったたら味噌と酒、さとう、お好みで唐辛子をいれ全体がよくなじむまでかき混ぜながら炒めれば出来あがり、御飯の上に載せて食べたり、また酒につまみに持ってこいです。

冷ましてビンに詰めておけば保存もききます。

 

スモーク(燻製)を作ろう

用意するもの、ダンボール箱、バーベキュー用などの長い串、たこ糸または針金、カセットコンロ、鉄板、燻製用チップ、以上。

ダンボール箱を縦長に立て上から5cmぐらいの所に長い串を刺し通して食材を吊るせるようにする。

箱の下側に熱源になるコンロを置く、コンロは長時間安定した弱火を保てるものなら何でもよくて、今どきあまり見かけないけれど家で作る時には電機コンロが良いらしい。

コンロにのせる鉄板は古くなった鍋とかフライパン、ブリキの蓋でも取りあえず上のチップがこぼれなければOK。そして出来れば食材から出た汁がその上にたれる様に大きいものであれば尚良い。

さて食材だけれど、これは何でも良い、薫りがついて旨いだろうなと思うものはなんでも試してみてください。

食材に塩コショウなど下処理をしてたこ糸や針金で串につるす。貝類等の吊るせ無いものは中段に串を刺しその上に金網を載せて並べる。

チップはホームセンターやアウトドア関連の商品がおいて在る所で簡単に手に入る。桜とかヒッコリーとかいろいろ種類が有るが、癖の無い桜が初心者向きかな。

これで準備はOK。

コンロに点火し、チップを敷き詰めた鉄板をのせチップが燃え出さない様に弱火に調整し、ダンボール箱の蓋をしたら、あとは待つだけ。

魚介類なら1〜2時間、熱も通したいブロック肉で4〜6時間、充分に薫りが染み渡った燻製のできあがりです。

スモークサーモンやスモークソーセージ、スモーキーなゆで卵などいろいろ試してください。

ちなみに上記の方法は熱も加える温燻というやり方で、生ハムみたいに熱を加えない冷燻というのもあります。その場合は箱を2個用意して放熱性の有るブリキ等の煙突でつないでやれば出来ます。

慣れて来たら、いろんなチップを試してみて、チップのブレンド等も試してみてください。

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