本を片手に森に行こう。

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皆さんアウトドアと言うと妙に気構えて、スタイルや場所にこだわったりして居ないでしょうか。

私の場合、たとえばテントを張って泊まるような時もあまりキャンプ場は利用しません。

それはなぜかと言うと、アウトドアとは何かというのを解さない人が多いからです。

最近のキャンプ場、特にオートキャンプ場は設備が整っていて、電源まで

とれるので、まったく家に居るのと変わらないようなこともあります。

本来なら鳥の声や虫のさえずりが聞こえてくるはずの場所で

聞こえてくるのは携帯電話のなる音だったり、

ひどいと、携帯テレビのバラエティ番組や

パソコンの入力する音だったり、

何の為にここに来たのと、

疑りたくなります。


自分のお気に入りの本を持って、近くの、緑のある場所に行ってみて下さい。

芝草の上でも倒木でも岩にでも腰をかけて、本を読む。

それだけで十分です。

そこでは、いろんな音が聞こえてきます。

風の音、水のせせらぎ、鳥の声、いろんな音が聞こえてきます。

そっと眼を閉じると、風の匂いまで感じられる様になるでしょう。

そして、空を見上げると。

「青い空が広がっている。」

それだけで、あなたは自然と一体になり、さらに感覚がとぎ澄まされ。

緑の木々の本当に小さな、しかし力強い芽吹きを、

さっきまで気がつかなかった緑の絨緞の上に、

かわいい小さな花が、あちこちに咲き出しているのを発見するでしょう。

いろんな道具をそろえたり、有名なキャンプ場に出かけて行くことは無いんです。

身近な場所で木々の息吹を感じ、水のせせらぎを聞く。

それで十分です。

さあ、お気に入りの本を持って出かけましょう。

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