トヨタの捜査車・警護車

トヨタといえば古くから警察に車両をおろしていたメーカーでもあり、ドラマでも「太陽にほえろ!」「ジャングル」「踊る大捜査線(テレビシリーズ)」「ショカツ」「(スポンサーではないが)こちら本池上署」などでもお馴染み。国内最大メーカーだからして警察車両での割合も増えるのはまあ、道理ですわな。

所轄捜査車のトヨタカローラ。
解りにくいがリアフェンダーにラジオアンテナ擬装型のF1型無線アンテナがある。カローラのこのモデルにはリアフェンダーラジオアンテナの設定は無く、運転席脇のピラーに本物のラジオアンテナがあるのでラジオアンテナが2本ある変な車に見え逆に目立ってしまう。
この点から私が初めて認識した捜査車でもあります。
某県警本部のトヨタプリウス。
生活安全部の所属らしいが、緊急車両指定はされていないのだろうな・・・・。
火災現場に臨場した北陸某所轄のトヨタビスタ。
積雪地のためか4駆。
某県警本部のアメリカGM製のトヨタキャバリエ。
小回りの利くアメ車ということでアメリカ本土では人気車種らしいが日本での人気は今いちにおわった。そのため全国的に捜査車両として大量投入、それ故に街で見るとまず捜査車かと疑ってしまったものだし、流通量の少なさからマニアもモドキを作り辛い車種といえる。もしかするとこの県警に唯一あったアメ車(車種としては。この県警にはキャバリエ自体は複数台あった)ではないだろうか。
上はその本部前、下は何かの用件があったようで所轄へ来ていた同じキャバリエ。
都内で。
この時点では既に予備車的な使われ方をされていたらしい。
所轄捜査のアリオン。
大量導入ですっかりおなじみだが一般ユーザがあまり選ばないA20グレード、TA擬装型無線アンテナが実に「らしさ」を醸し出す。
新潟の所轄車両としては珍しく緊急指定を受けているらしく、車内にはサイレンアンプと助手席サンバイザーに補助警光灯(パトライト社のフラットビーム)を装着、ルーフにも回転灯取付用のピン穴蓋らしき突起が付いていた。
一方こちらのアリオンはアンテナやアンプどころか警察車両的装備一切無し。
けどA20。
TLアンテナ装備+赤灯設置状態のアリオン。
アリオンA20。
トランクにはTLアンテナ用の台座、リヤウインドウにはTA擬装アンテナのコードクリップを剥がしたような跡、その前にはTA擬装アンテナ付けたレガシィ。
疑うな、と言う方が無茶だ。
上が某県警の警護車である155系クラウン。下も某県警警護車・・・ではなく、交通覆面(高速隊と思われる)を警護に借用したクラウン。
黒い交通覆面はこういう転用が利くので重宝するのだとか?
某県警の警護車、ランドクルーザープラド。
今回は沿道統括官が乗車。
とある外国要人を警護していた某県警の警護車、トヨタクレスタ。
まず交通系で採用される車種ではないので解りやすいかも。
上と同じ車両かは不明だが警護のクレスタ。
災害現場視察の政府関係者警護のため乗員は出動服を着用。この関係者を警護してきた警視庁のSPさんは災害活動服を着用していたのはいうまでも無い。
2004年秋に某空港にて撮影。
ミニバンタイプでは定番であるところのガイア。TA擬装アンテナと自動車電話用ダイバシティアンテナを装備した仕様。
おまけ。
92年に福島県内の駅前で撮影した謎のトヨタカローラ。
フロントに旭日章はなく、車内には佐々木(現パトライト)のサイレンアンプのみで無線もなし。
警らパトなら白黒塗装でいいはずだし、捜査にしては80年代の車両なら既に赤灯を固定しているのは不自然。
鑑識などの資器材輸送車、もしくはJRの保線区などの緊急車にしてはセダンはおかしい。
ということで私は旧国鉄の鉄道公安室に導入され、国鉄民営化に伴う鉄道警察隊への移行とともに福島県警に移って同隊で使用されていた車両ではないかと想像しています。
ご存知の方一報ください。

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