CD REVIEW

9.僕らの日々  

純粋にああ、いいなぁ≠ニ感じさせてくれる唄。

好きな人と一緒にいる時の あの心から安らげる、心から優しくなれる そんな感じを
どんな時でも この人となら大丈夫、頑張っていける、と感じさせてくれる あの想いを
この唄は味あわせてくれる。


10.寒い朝 

胸を締め付けられるような歌声。
アコースティックギターとハープ、そしてピアノ。実にシンプルだが心に強く響いてくる唄。
唄の情景が目の前に浮かんでくる。とてもせつない気持ちになる。

ある寒い晴れた朝、誰かが人を裁き、誰かが裁かれた...
そして、冷たい壁の中 一つの命の灯りが消えた...
(あえて 詳しくは書きませんが どういう事かは分かるでしょう・・・)

不自然なくらいに晴れ渡った空。
それに対して、自分のココロは曇ったまま...

太陽は 眩しく人々を照らしているが、
自分のココロを照らしてくれるものは何も無い・・・そんな寒い朝。


11.おやすみ 

なんか今回のアルバムは愛(恋愛)に関係した唄が多い様に感じるのですがこれもそんな唄です。

自分が言ったら絶対相手が吹き出してしまいそうな歌詩なんですが、
ナラさんが唄うことによって 実に説得力のある重みのある言葉、唄となっています。

・・・しかし、二人が強く愛しあってるから、信じあっているからこそ、

眠りからさめても   ふたり   また 見つめ合い  抱き合えるから

ということが言えるわけですね。いかにこの二人が強い絆で強い愛情で結ばれているかが分かりますね。
いいですねぇ。実にいいです。

この二人の長い年月が 凝縮され、4分という短い時間で 表現されております。 

12.東京ラブソング(Band Version)

ラストは 表題曲の「東京ラブソング」のバンドバージョンです。
バンドならではの 更に深みを増した、勢いのある唄となってます。

アコースティックバージョンの方は一語一語をかみ締めるようなしんみりとさせる歌声なのですが、
バンドバージョンの方はたたみ掛けるような、勢いのある歌声で、どちらも甲乙つけがたい程良いです。
ココロを熱くさせる演奏、アレンジですね。
気分を高ぶらせてくれます。


・・・しかし余談になりますが よく東京が故郷の人(生まれ、育ちが東京の人)で、
”あまり良い街じゃない≠チて言う人がいますが、(もちろんすべての人がそうではないですけど)
良いところも 悪いところも 愛してこそ 故郷だと思うのですが・・・。

現在を好きになるだけでなく 誰かと愛しあった過ぎ去った季節まで
好きになってあげるのが 本当の愛だと思うのですが・・・。

って最後に訳わかんないことを口走ってしまいましたが、
これが今回のアルバムのうた≠ノ関しての わたしの考え、感想でございました。

ここまで読んでくださった方 誠にありがとうございました。