#2 「その男との出会いの場合 〜TOYOを見たかい〜」

生きてると出会いが重なってその中で学んだり感動したり成長したり。
学校で何を学んだのかは憶えてないけど、そうじゃないところでの出会いや付き合いの中で得たものは多い。
出会い、生きる、そうゆうことは、、、旅だ。

アルバム『東京ラブソング』はいよいよ売り切れとなりそうなんだけれど、このアルバムがリリースされたことで様々な出会いに恵まれた。
そしてこれは皮肉なんかではないのだけど、もし会社が大きくプロモーションしたり少しでもヒットでもしてたら、幾つもの素晴らしい出会いと巡り会えただろうか。
ひとりで行動しなければいけなかったゆえに出会い関われた人間のなんと多いことか。
これらの出会いのためにああゆう情況があったのだなあとマジで思う。それと必要な経験を経るがために。

放送局の人、雑誌の人、ライター氏、企画の人、ミュージシャンたち、ライブハウスの人、CDショップの人、歌を聴いてくれる人たちとのダイレクトなやりとり、古い仲間との再会、、、そして、、、。


今から2年前、'99年春、青森の岩手寄りんとこにあるイオン下田ショッピングセンターでCD『東京ラブソング』発売記念ツアーの一環でCD即売ミニライブをした。
そこへホントーは前日に買い物で訪れる筈だったのが寝ぼうかなんかで予定を変えてその日、ボクが歌ってた日のその時間に訪れていた男がいた。
その、寝ぼうで日にちがズレてってところがボクにはカンドー的だ。

その彼は通り掛かりにナラのライブを目にして心を動かしてくれた。で、その数日後の青森シューだびよんでのライブへ足を運んでくれた。それだけでもありがたいっていうのに彼はその上にナラカズヲを応援するサイトを立ちあげた。

そして2001年春いよいよそのホームページは公式サイトとしてリニューアルし引き続いた。
ボクはパソコン持ってないのでなかなかCHECK出来てないんだけど、それでも時々友人宅で見たりすると懸命さ、あったかさ、充実ぶりに胸があつくなったりした。
妙にドキドキする感じもあったし、心地よい驚きもあったり。

彼は、会うととても寡黙だ。なかなかデカい。サイトではなかなか饒舌なところもある。秘めた熱いものがある。情熱的なのだ。

おっ!わかってるじゃんって思わせたり、う〜ん、、ってときもある。だがそれは感じ方の違いで当たり前のことでどっちが正しいってことはない。そして時にボク以上にレーセーに曲を判断してエラソーなプロデューサーかなんかみたいなことを言ったりする。聞き流しもするが大きなヒントになることもある。
そして彼はなかなか優れた編集長だ。
このサイトの運営・管理・まとめ方を見てチラシ”ナラジャーナル”の編集を頼んでみたら案の定よかった。
長い日記をまとめてくれたり。これはオレには出来ないね。サイノーかもしれない。

そして彼は誠実だ。
彼がフェイバリットとしてあげている幾つかの音楽家を必ずしもボクは好んで聴いたりするってことはなかったりするが、それでもそれらの音楽は誠実でワン&オンリーでLOVEへ突き進んでるように見えて好印象を持てる。
そうゆう音楽を好む彼がナラ音楽をも好んでくれてるってのは喜ばしい。
ナラの歌に共鳴する人は信頼できる人だと思うって言い方はよくないだろうか。

彼との出会いは全く必然だったように思う。それを与えてくれた宇宙に感謝。
それはでも様々な出会いにも言えることかもしれないが。
彼との出会いは大きいと思う。彼のカラダも態度も口もそうかもしれないが、いい出会いだと言える。

 

そう、、、彼の名前を言ってなかった。あれ?なんだっけ、、Tokyo、、To You、、TOYO!!ア!!
野田TOYO家正だ。そう、このサイトの管理人・製作者だ。
住む場所は遠く離れているけど近くにいる。そんなカンジがする。縁とはなんだろう。

彼を誉め称えたかったのだが機会がなかったなあ。
今たたえよう。

「OK!!オーライ!!素晴らしい!!ありがとう!!サンキュー!!やるねえ!!偉大だ!!感謝だ!!」

つくづく思うのは出会いは素晴らしいってことだ。
いつでもね。

 

TOYOをよろしく。このサイトをよろしく。ナラカズヲもね。アナタによろしく。
ボクはなかなかいい旅をしている。
これからもそうでありたい。
出会いは旅だから。


2001.4.8/Kazuo Nara