Live Report(シューだびよん編)


ライブの数日前にシューだびよんでライブが行われる事を知り、さっそくチケットを
取り置きしてもらい、意気揚々と青森でのライブに臨んだ、、、。

午後一の青森行きの電車に乗り、今日のライブの事を考えては笑みを浮かべ・・・なんてことはなく
ずっと寝てたわけですが(笑)、なんとか寝過ごす事無く青森駅に降り立った。

今回初めてのライブハウスということもあり、久々に初めてライブを見る時のあの緊張感を
味わいました。

二年半ぶりの青森、そういや初めてライブ観たのも青森だったなぁ≠ニ感慨もひとしお。

あんまり感慨に耽っているわけにもいかず(場所が良く分からないので)、まだまだ時間に余裕はあるが、
早速シューだびよんへと向かった。

途中、道を間違える事2回、なんとか迷う事無く(ん?)シューだびよんへと到着。

さて、時間は・・・4時33分?・・・開場時間まで・・・約2時間!?
こりゃ早く着きすぎたな。コンビニで時間潰そう≠ニ思っていたところ、
耳を澄ましてみるとあの歌声が・・・。

「あっリハやってる」これを聴かなきゃ男じゃない≠ネどとよく意味の分からない事を考えつつ、
さっそく階段に腰掛け、リハを聴いた。

まさに「時は金なり」だねぇ≠ネどと思って聴いていると聴きなれない歌が・・・。
初めて聴く歌。でも自然とメロディが入ってきて実にいい歌だった。
もしかして「砂漠の中のくじら」かなぁ?≠ネどと考えつつ体でリズムを刻みつつ聴いていた。
(作者の体はSKAやREGGAEを聴くと自然とリズムを刻むように出来ております^^;)

まぁ そうこうしている内にこれといって何事も無く(作者は掃除に来た女性店員に驚かれましたが(笑)
リハも終わり また一人で暇を持て余してた所、
ふと気づくと 一人の女性が階段の下の方で同じように待っていた。
(後で身内の方だと分かるのですが・・・)

もうちょっと早く来てたらあの人もリハ聴けたのになぁ≠ニ考えているところへ、
なんと ナラさんがっ!!

コンビニに行くために出てきた御様子で、こちらを見て一瞬驚いた表情をされたのですが、
嬉しい事に顔を憶えて頂いてたのか、その時お互いに会釈を交わしたのですが
なんとも言えない不思議な感じがしました。
・・・今思えば、何か「ライブ頑張って下さい」とか「楽しみにしてます」とか言えば
良かったんですが、もうその時は会釈だけで精一杯でした。

一瞬、一緒にコンビニ行こうかと思ったんですが まぁそれはあまりにも失礼だろうと思い
実行には移しませんでしたが・・・。

しかしライブ前に本人がコンビニに行くのも、ちと驚いたんですが それ以上に顔を憶えて
頂いていた事に驚きました。

コンビニから戻ってきた時にも会釈を交わしたんですが、なんかもうそれだけで自然と笑みが
こぼれてしまいました。

そんなこんなで開場時間にもなり シューだびよんの中へ・・・。
まず入って最初に思ったのが意外と狭いなぁ≠ニいうこと。
でも 初めて来たのに何だかとても懐かしい、すごくココロが落ち着く感じがしました。

開始時間が近づくにつれ どんどん埋まって行く席。そこかしこから聞こえる「久しぶり」などの声。

やはり地元という事で身内、友人の方々が多く、ライブ会場はさながら同窓会会場の様。

こんばんわ ナラカズヲです

その一言から今日のライブは始まった。

日曜日のこの日のライブ 一曲目は日曜日
何度聴いても飽きない。とても楽しそうに歌う姿を見てると こっちも思わず笑顔がこぼれてしまう。
この歌を聴いてると非常に心が優しくなっていくのが自分でもよく分かる。
ライブだとそれを一際強く感じる。

少しのMCの後(内容はおぼろげにしか覚えてないので(5/2現在)書けません・・・すいません(-_-;)
始まった風が吹くのを感じて

なんか歌を紹介するときの言い方、というか紹介の仕方が
あの♀野清志郎を彷彿とさせたのですが・・・。(意識してそうしたわけじゃないと思うけど・・・。)

今日はボーカルラインが微妙に変更されていたけど このアレンジも良かった。

時折雨が降り出しそうになるがぜんぜん気にしない

時折人が行き過ぎ わめき声をたててゆくが それも気にならない

今日は普段よりも増して 上の言葉が とても力強く そして頼もしかった。

そして次は甘夏

夏の暑い日が連想されるこの歌。歌を大事に唄うその姿には感動すら憶える。

ナラさんの人柄が強くこの歌からは感じられる。
どんな寒い日、寒い場所でもこの歌を聞くと心の中はもう夏になってしまう。

次はインディーズアルバムに収録されているあの砂漠の中のくじら

リハで一回聴いた時に思ったのがレゲエがミックスされたロック

とても好きなタイプの歌だ。
そのとき どんなにか立ち上がって体全体でリズムを刻もうと思った事か(笑)
ライブで聴いた時にまず観じ感じたのは ボブ マーレー(ボブ マーリィでも可)の影響。
ギターのカッティング、サウンド、フェイクにボブ マーリィを見た。
ラスタカラーのストラップで奏でるサウンド、刻むリズムはとても心地よかった。
 

前マスターについて や 当時のだびよん劇場について、このうた≠ェ出来たいきさつ等の
MCがあった後、

待望のだびよん

今は亡き、前マスターへの敬愛、リスペクトが非常に強く感じられる歌。
この日 初めて「だびよん」の意味(津軽弁できっと そうさ≠ニいう意味)が分かりました。

その当時のだびよん劇場の様子が 思い浮かび出される歌。

前マスターがどんなに素晴らしい人だったのかはこんなにも素晴らしい歌が作られた事
それだけで もう 窺い知る事が出来る。

実にしみじみとした気分の中で始まったのは 夕方、少年、海の公園

これは自分が 一番好きな歌。この日はCD通りのアレンジで唄われた。

ナラさんの歌は、目の前にその情景が自然と浮かんでくるものばかりだが、
この歌は特に強く 目に浮かぶ。

ましてや、目の前で本人が唄っていると それもひとしおである。
ライブハウスの中に居るのに 目の前には夕焼けの海が広がっていく。
とても壮大な歌である。

そして僕らの日々

楽しそうに唄っている姿が目に焼き付いて離れない。
なんともココロが安らいでくる。
ナラさんの唄う姿を見ていると すごく励まされる。

そしてMC。色々雑誌で紹介されている中、某誌でアルバムの中の曲のタイトルが誤植されていた話。
まさか蒸しのうた≠ニ雑誌のレビューで誤植されるとは誰も想像しえなかったでしょう(笑)
そりゃ聴く気にはならないだろうねぇ 蒸しのうた≠カゃ^^;

(ちなみに某誌 3年程前愛読しておりましてσ(^_^; そのころも誤植とか、曲数が違うとか多かったです^^; ○Dジャー○○誌)

というわけで、次は虫のうた

ナラさんが 唄うその一言一言には実に重みが感じられる。
この日は白い視線で 刺されそうになるけど≠ニ唄っていたように記憶してますが・・・。

(全般的にそうなんですが)この歌を聴くと本気で、よし、頑張っていこう≠ニいう気になる。

その場の雰囲気が一転した真っ赤なゼリー
ナラさん曰く「自分の曲の中でラジオで一番か二番に多く流される曲
サビは一回聴くともう忘れる事は出来ない。
サビに入るところのギターが自分はすごく好きです。

この歌の時、その場の空気が引き締まった感じがしました。

レコーディングでの苦労話が聞けた寒い朝
(ちなみに、要約すると荻窪のライブハウスにてのピアノ録りで、ノイズが出るのでマスターと力いっぱい
アップライトを押さえていたという話。、、、私の説明ちと端折り気味^^;)

この歌を聴くといつも胸が締め付けられる思いがする。

なんともココロにしみる、なんとも説得力のある歌声。
この歌を唄うナラさんの姿にはいつも胸を打たれる。
聴いていて思わず泪が込み上げてきた。

そして とうとうラスト。ラストはアルバムタイトルチューンの東京ラブソング

迫力のあるステージアクション。力いっぱい弾かれるギター。

ラブソング≠ネんて言葉は普段非常にくさく感じるが、
この歌でのラブソング≠ノは妙な説得力がある。
ラストのギターをかき鳴らすその姿は圧巻の一語に尽きる。

最後に身内の方(?・・・たぶん^^;)から花束が手渡されるといった実に微笑ましい光景も見られた。

この日は取材もあったようで 楽屋(というかカーテン裏)でインタビューを受けていました。

まぁ そんなこんなでフロアにも降りてこられて 帰り際、ナラさんと話をしましたが、
(今日のライブを見てすごく励まされた事、これから自信を持って頑張っていける、等といった内容)

そのとき 感じたのが 自分は歌はもちろんだがナラさんの人柄にも強く惹かれているという事。

うまく伝える事が出来ないがこの人が頑張っているのを見ていると 手助けせずにはいられない
というかこの人の為なら喜んで力を貸そう、手助けしようそんな気になる。

ナラさんに出会ってから自分は変わった気がする。

今までは 自分の(人生の)道をすごく不安げに 下を見つめ歩いていたが

今は もう臆すること無く 一歩一歩 しっかりと踏みしめ 歩んでいく事が出来る。

自分はナラさんに出会えたことをココロから誇りに思う。

それにしても、今日のライブは、とても暖かく 熱い、実にいいライブだった。

帰り道、今なら死んでも後悔しないとか
いやいや こんな素晴らしい歌を人に広めずに死ねるか
とか 相変わらずよく訳の分からない事を考えながら 家路に就いた、、、。
 
 

セットリスト

1,日曜日 2,風が吹くのを感じて 3,甘夏 4,砂漠の中のくじら 5,だびよん 

6,夕方、少年、海の公園 7,僕らの日々 8,虫のうた 9,真っ赤なゼリー 

10,寒い朝 11,東京ラブソング
 
 

だびよん編 Fin.

このページを作るに当たり オフィシャルHPの山内さん、
そしてナラさんから多大なる御協力を頂きましたことをココロから感謝いたします。
今回も御協力頂き誠にありがとうございました。
そして、ナラさんのライブの良さが10万分の一も伝えることが出来ていないことをココロから
お詫び申し上げます。
 

ライブレポ作成中、熱を出し寝込む、見えるはずのない幻覚が見える、
自分は座っているだけなのに親切にも目の前が回ってくれる、等という実に楽しい出来事(笑)が
ありましたが なんとか出来上がりました。今回は断片的にしかノートに元ネタ(感想)を書いてなくて非常に苦労しました。
 
 

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