#1  「THE BOOMとの出会い」

さて、ちょっとした思い付きで始まったこのコーナー。その時々で 観じた事 感じた事を、不定期に書いていきたいと思います。興が乗ると長々と書いたりする時もありますが その辺は生まれつきなもんでご了承願います。 記念すべき第一回目、「THE BOOMとの出会い」ということで書いていきたいと思います。


まず音楽との最初の出会いは、もう お決まりのように 特撮ヒーロー物やTVアニメとかの主題歌。歌を唄うのも好きで3歳くらいの時、特撮ヒーロー物の主題歌をよく唄ってたってのが記憶の片隅に残っている。3〜7歳はそういった一般的な子供として育った訳だけれども、8歳の時 本格的な(?)音楽との出会いがあった。

爆風スランプの「RUNNER」を偶然TVで見たのが運の尽き。もう見る見るうちに彼らにはまっていった。メロディーが気に入ったのか、それともサンプラザ中野のルックスが気に入ったのか、 どちらかは憶えてないけど何かひかれるものがあった。今でも爆風スランプの唄を聴くと心に実に染みてきます。(ちなみに 自分が一番最初に買ったCDも爆風スランプのCDです。)
しっかし8歳の時に 「爆風スランプは良い!」とか言ってたと思うと我ながら変な子供ですね。

そんな変な子供も やがて9歳になり、 ここでも運命的な出会いが。もはや自分の体の一部ともなっているTHE BOOMとの出会い。さすがにその時は誰なのかは分かってなかったけど。

秋頃のある日、ぼけぇ〜とTVを見ていたら、金髪とかの若い なんか変な男の人達4人が募金をして 赤い羽根を貰ってるっていうCMが目に留まった。その後このCMが流れるたびになんでだか知らないけれど とても嬉しく楽しい気持ちになった。後ろで流れてる歌が気に入ったからか、その男の人達に何か感じるものがあったからか、どっちかは分からない。 その頃 自分で適当に即興で歌をつくって歌ってたんですが、(相変わらず変な子供だ ^^;) なぜだかいつも最後のフレーズがそのCMの曲と同じ「愛してます。好きにしてよ。君に会いに行くよ。」ってなってしまってた。それくらい、そのCMは小さい頃の自分にすごい強烈な印象を与えた。

まぁ そんなこんなで途中 親の影響で甲斐バンドを良く聴くようになってたり、井上陽水をちょっと聴いてみたり、陣内大蔵を熱心に聴いたりしてる内に中学生へと成長していった。

中一の5月頃「MJ」という歌番組を見てて 思わず鳥肌が立った。今まで聴いた事の無い音楽、演奏、歌のパワー、全てに圧倒された。それがTHE BOOMの「島唄」だった。世の中にはこんなすごいバンドがいたんだ。そう思った。初めてTHE BOOMの名を知り さっそく地元のCD屋にCDを買いに行くが、残念な事にCDが売って無かった。結局「島唄(ウチナーグチヴァージョン)」を取り寄せてもらったが、その届いた時の嬉しかった事といったら、もう。いまでもその日の事は克明に覚えている。

その後 忘れもしない8/20 夏休みの最終日(←田舎だから)。お盆玉を持ってCDを先述の店に買いに行ったら以前と違って数枚だがBOOMのCDが置いてあった。もう嬉々として アルバム(ベストアルバム含め)二枚、シングル三枚を購入。家に帰り さっそくベストアルバムを聴きはじめた時に驚く事が起こった。っといってもたいしたことでは無いけれど。「ん?ベストアルバムの中にあのCMの曲が入ってる!? そうか あれはBOOMだったんだ!」もうそこからBOOMへとどんどん傾倒していった。

中二になりファンクラブにも入り、初めてライブにも行った。ファンクラブの優先予約でとったその席は幸運にも最前列 ほぼ中央。初めてのライブにもかかわらず今迄何度もいったことあるかのようにハジケまくった。これで完璧に音楽の楽しさ、音楽の素晴らしさを教えられた。

そして音楽雑誌を買い始めたのもこの時期。
その時BOOMの歌本が載ってたのが理由で初めて買った「バンドやろうぜ」に偶然にもナラさんが「奈良和雄&天然ビート」として載っていた。その頃は「こういうバンドもいるんだ」とだけ思ったんだろうけど、今こうしてファンサイトを作ってるとは想像すらしなかっただろう。こういう事があるから人生はホント面白い。

その後 BOOMのメンバーが過去に聴いてきたミュージシャン、親交のあるミュージシャン、彼らが取り入れたジャンルのCD、色んな物を聴いた。BOOMを通して矢野顕子HEAT WAVESOUL FLOWER UNIONRCサクセション喜納昌吉YMOボブ マーリーアントニオ カルロス ジョビン、まだまだたくさん、ホントに色んなミュージシャンを知る事が出来た。
BOOMと出会ってなかったら確実にこのホームページ自体存在しなかっただろう。

ココロからの最大のリスペクトをTHE BOOMに


初校 99.9.15/改訂 99.10.2 Toyo/Iemasa Noda@管理人