出羽山地 鳥海山 (2,236m)
平成22年9月4日(土)
新山山頂
今週は2週連続でのメーン企画ということで鳥海山である。
日本海から近いと言うことで、曇りや雨の日が多い山であるが、今日は台風一過で晴天が期待できる。
が、登山口の湯の台は濃霧で、気温が16℃しかなく少し寒い。
ぐずぐずしても始まらないので、午後から晴れるという天気予報を信じて7時過ぎに歩き出す。
会の仲間で男性4人、女性2人というメンバー構成である。
濃霧で視界がない
八丁坂から滝ノ小屋
間もなく少し急な八丁坂に通過する。
ここはお花畑にもなっているが、残念ながらすでにピークは過ぎており、おまけに露で下草も濡れている。
河原宿を通過する
河原宿で最初の休憩をする。
ここでは7、8名の登山者が休憩していた。
休むと寒い、おまけに霧雨でカッパを着るか迷う。
結局、カッパを出すのが面倒なので、長袖のシャツで雨と寒さを凌ぐ。
歩きにくい岩場にさしかかる
僅かに残っていた雪渓
通常だと雪渓上を歩くのだが、この時期、すでに雪はなく、全行程夏道を歩く。
ん、晴れてきた、期待が持てる
河原宿を振り返る
鳥海アザミ
今日、一番の難所のアザミ坂の急登に備えて、腰を下ろして休憩する。
登るに従って澄み切った青空が広がり、綺麗な雲海の上に出て、気温も18℃に上昇している。
伏拝岳に着くと一面の雲海がすぐそこに
新山もくっきり
千蛇谷を見下ろす
雲上の稜線漫歩
一旦下って新山を目指す
山頂より日本海方面
山頂からの景色は素晴らしいの一言で、時間の経つのと疲れとを忘れさせてくれる。
他の登山者も歓声を上げて、写真を撮り合っている。
狭い山頂から下って、七高山への登り返しに備えて遅い昼食にする。
万年雪(綺麗な)で作った、食後の小豆ミルク氷水は、最高に美味しかった。
時間はすでに13時を回っており、予定時間より大分遅れているが、天候の崩れる心配がないので安心する。
矢島登山口方面
七高山からは景色を見ながらの下山となる。
アザミ坂辺りから疲れが急に出てきて、みんなから少し遅れ気味になろ。
先頭者が気を遣って、ゆっくりと歩き、小刻みに休憩を取りながら引率してくれるのであり難い。
17時50分、無事に登山口の駐車場に着いた時には、私はヨレヨレになっていた。
陽射しで疲れたのではなく、加齢と体重増がプラス要因しているように思われる。
暫くは山登りはたくさん、と思ったのは私だけではなさそうだ。
それにしてもメンバーと天気に恵まれ、この夏の最後の登山にふさわしい鳥海山だった。
皆さん、お疲れ様でした。
次回(10月)のメーン企画は紅葉の栗駒山という案が出ている。
河原宿まで戻ってきた
振り返って一枚バッシャ