うがい
お茶が有効、鼻洗いには賛否
風邪の季節がやってきました。
子どもの頃、外から帰ると「うがいしなさい」とははからよく言われました。
うがいは本当に風邪予防に効果があるのだろうか。
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昭和大医学部の教授(細菌学)が勧めるのは「お茶うがい」だそうです。
渋味をつくる植物成分「カテキン」はインフルエンザの感染ウイルスを防ぐといいます。
  島村さんは職場の300人を2グループに分け、片方に毎日2回、紅茶でうがいしてもらった。5ヶ月間調べた結果、うがいをしたほうのインフルエンザ感染率は低かったといます。
  紅茶や緑茶のティーバックから濃いめに煮出しておき、熱いうちには水で、冷たくなったらお湯で2〜4倍に薄め、人肌の温度にして使う。
   京都大保健管理センターの教授は、約380人を無作為で「うがいしない」「水で1日3回以上うがい」「ヨード液で1日3回以上うがい」の3群に分け、60日間調査、結果は水うがい群はうがいをしなかっあ群より4割も風邪にかかりにくいことがわかった。
 一方 ヨード液うがい群とうがいをしなかった群では差ががないという意外な結果も。川村さは「薬で、のどの上在菌が一掃されたため、新たなウイルスがつきやすくなったのでは」とみる。
ただ、調査はあくまで予防面での話し。

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とこ ろで、富山県国際 伝統医学センターの医師によると、インドの伝統医学では、鼻を洗浄する、いわば「鼻うがい」があるといいます。
  コップ1杯のぬるめのお湯に小さじ半分程度の食塩をいれ、急須などに入れる。洗面所で顔を横に向け、上側の鼻の穴から注ぐ。
  鼻穴は奥でつながっているから、うまくいくと、下側の鼻穴や口からちょろちょろ流れ出てくる。整理食塩のせいか、思ったほどしみない。顔を反対にむけ、半量づつ両方の鼻穴に流し込んだ。最後に軽く鼻をかむと、かなりすっきり。だが慣れないうちは思わず水を吸い込み、かなりむせかえることになる。鼻ではなく口で息をするのがコツです。
  鼻うがいは、インターネットの掲示板などでは 「鼻ずまりがなくなった」「水道水ではhなの粘膜によくない」などと甲論乙駁が見られます。「洗ったから大丈夫、と感じるプラセボ(偽薬)効果も見逃せない」といいます。人によって体質が違うから、試すなら医師に相談したほうが・・

効果的なうがい(起床時、帰宅後など1日数回
ぶくぶくうがいを15秒〜20秒
ガラガラうがい15秒〜20秒
もう一度がらがらうがいを15秒〜20秒
うがい液は
ぬるめの38〜39℃に
水のほか、紅茶・緑茶・ハーブティーなど