中国茶はくすりとして利用されていましたが、6世紀頃はお茶として飲む習慣が広がったといわれています。
中国大陸は空気が乾燥しているうえ、生水に石灰質が入っているため、お茶で香りをつけて水分をとるようにしたのがさまざまな中国茶の誕生をうながしました。
その種類は300ともいわれ、さすが広い大陸とうなずけます。日本の蒸し製法とは違いますが、発酵させない緑茶(釜入り茶)
弱発酵の包種茶(パオチョン)、半発酵の烏龍茶(ウーロン)、発酵させた紅茶、花を入れた花茶(ホア茶)、プーアール茶のような後発酵茶などもあり、それぞれ個性豊かなお茶です。

ウーロン茶烏龍茶とは?
読んで字のごとく烏のように黒く龍のようにくねくね曲がっているお茶だそうです。そして種類は数え切れないほどあります。
中国茶の茶樹の品種についてお茶の樹はカメリア・シネンシスというツバキ科の常緑樹である。原産地は中国の南西部から東南アジアの山岳部にかけて。


緑茶
中国の中で最も生産量が多く、もっとも一般的に飲まれているお茶がこの緑茶。碧螺春(ピィールオシュン)龍井茶(ロンジンチャ)左から
白茶(弱発酵茶)
白茶葉緑茶や青茶に比べて種類が少なく、通人が好む珍品といういわれ方をすることもあります。珠茶(ジューチャ)黄山毛峰(フアンシャンマオフォン)
黄茶(弱後発酵茶)
黄茶葉白茶よりもやや古く、唐の時代からの歴史があるが、いつ頃隆盛の時代を迎えたということもなく、それでいて途切れることがなく、脈々と伝えられてきました。霍山黄芽(フォシャンファンヤ)君山銀針(ジュンシャンインジェン)
青茶(半発酵茶)
青茶葉緑茶と同じくらいポピュラーなお茶だが、よく飲まれている地域は中国南部の福建省と広東省、それに台湾で、主な産地もそれに順じます。文山包種茶(ウエンシャンバジョンチャ)東方美人(ドンファンメイレン)
黒茶(後発酵茶)
黒茶葉明の時代に生まれたものといわれている。日本でもおなじみのプアール茶は雲南省プアール山付近がもともとの産地。六堡茶(リウバオチャ)
プアールチャ
紅茶(完全発酵茶)
日本はもちろん、欧米でも広く愛されている紅茶。起源は中国にあり、歴史も17世紀の明の時代のころからと古く、生産地も福建省、雲南省など中国各地に広がっています。チーメンゴンフー

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