and

Q&A

Q:お茶をおいしく飲みたい!
どんな水がいいの?
A:「水」は水質の違いによって大きく2つに分けられます。それは軟水と硬水。水の中のミネラル量が比較的少ないのが軟水、多いのが硬水です。ちなみにミネラルというのは、カルシウム、マグネシウムナトリウム、鉄など、水に溶けた鉱物質の総称です。この成分が多くなるとお茶の成分が出しにくくなるし、マグネシウムが多いと渋みを感じてしまいます。
 私たちが飲んでいる日本の水はほとんどがまろやかでおいしい軟水。この水こそ、お茶の繊細で淡白な味を生かすのに最適な水なのです。もちろん水道の水も軟水。でも塩素を含むためカルキ臭を取り除くことが大切です。方法は、やかんのふたを開けて5分くらいそのまま沸騰させること。またほこりやごみが入らないようにして、一晩汲み置きにしておくと塩素が蒸発します。朝の水道水は、水道管に溜まっていて、不純物を含んでいるので、しばらく流してから。浄水器の水ならべスト。
Q:番茶」と「晩茶」、どう違うの
順番か時期か・・・・それが問題だ!
A:店頭に並んでいる「番茶」は、5月の新茶の時期に摘みとった新芽のあとに残った古い葉を材料にしてつくったもので、「番刈り番茶」ともいいます。また八十八夜のころに摘んで作るお茶を一番茶、ついでニ番茶、三番茶といい、この順番から「番茶」とも。いっぽう「茶経」の「晩く採るのを茗(茶)という」にあるように7月から8月、冬にかけてつくるものが「晩茶」。新茶の風味とは違う、本当の味はこちらとも・・・・。
Q:お茶と塩とは深〜い関係!?
古くからあった「桶茶」でわかる
A: 「桶茶」とは茶釜で煮立てたお茶を手桶にくみとって、少量の塩を入れて攪拌。すると茶褐色の泡が立って飲みやすくなるのです。この「桶茶」は日本各地に古くからあったものですが、今でもバタバタ茶など、お茶と塩を混ぜて飲んでいる習慣が各地に残っています。またお茶と塩の関係は私たちの日常生活にも見られます。たとえばお茶と梅干、漬物とお茶、お茶漬けなど、いずれも姿は変わってもお茶と塩の関係は同じということですね。
Q:茶畑のまあるいこんもりした形には意味があるの?
A: もともと山野に自生する茶ノ木から葉を摘んでお茶をつくっていました。しかし喫茶の普及で需要が増えてきたため、茶の木を一ヵ所に集めて合理的な茶摘をすることに。しかしただ集めただけでは茶の木は高くなりすぎて摘みにくい。そこで茶の枝を途中で切る(剪枝)と、枝数が多くなることを発見。さらに一本づず植えていた茶の木を畝仕立てにし、半円形にすることで摘採面積を広くすることができました。
Q:よく水太というように、水を飲むと太るのですか?
A:太るというのは皮下脂肪の量が増えることです。水にカロリーがありませんから太るということはありません。一度に大量の水を飲んで、体重計の目盛りがあがっても、これは一時的なものです。
体内調整で、不必要な水は尿や汗となって体外に排出されます。
Q:ダイエットには水は飲まない方がよいのですか?
A:どのようなダイエットをするかによりますが、一般的な食事制限をする場合は、通常より多めの水を飲む必要があります。
成人の場合は、一日1リットル前後の水分を食事からも摂取していますから、食事制限で水分やミネラルも不足しがちです。
その分ミネラルが多い硬水タイプの水が最適です。
Q:下痢をした時には、水を飲まない方がいいのですか?
A:下痢をした時は水分が大量に排出され、大腸で水分の再吸収ができない場合が多いため脱水症状になります。
できるだけ水を補給する必要がありますが、冷たい水を大量に飲むと体温が下がり、かえって腸の動きが鈍くなりますから、常温の水を少しずつ補給することが大切です。
Q:一日に飲む水の量は、どれくらいがよいのですか?
A:季節や天候、運動量などで違いますから一概には言えませんが、一般に体内から汗や尿として排出される水分は、一日2〜3リットルと言われています。食べ物からも摂取していますから、大まかに言えば、2リットルぐらいと考えてよいでしょう。
Q:運動中に水を飲むと疲れるといいますが・・・?
A:運動することにより体温は上昇します。これを発汗することで下げるというメカニズムが働いています。発熱した時にも、同じことが生じます。体温の上昇が激しければ、熱を放出するために体内の水分が汗として失われ、心拍数も上昇し体力の消耗も激しくなります。これを防ぐためにも運動の合間に、適度の水分を補給する必要があります。

名月園のトップに戻る