動脈硬化予防や
中性脂肪抑制も
 緑茶の葉に含まれる苦み成分でもあるカテキンは、ココアや赤ワインにも含まれるポリフェノールの仲間で抗酸化作用を示します。
すなわち緑茶を飲むことで、動脈硬化の予防になるといいます。動脈硬化というのは、血管の壁面内にコレステロールなどの物質が沈着し、血管の壁が肥厚して硬くなる症状。
  コレステロールには悪玉コレステロールといわれるLDLと善玉コレステロールといわれるHDLがあり、LDLの「量」と「質」が動脈硬化と関係しているといわれているそうです。
特に最近の研究ではLDLの「質」に関する研究が進められ、LDLそのものではなく、酸化変容したLDLが動脈硬化の要因であることが分かってきたそうです。このLDLの酸化を防止する作用が、カテキンにあるのだといいます。
 この抗酸化作用効果は赤ワインやココアにもありあますが、赤ワインが「抗酸化+アルコール」ココアが「抗酸化+栄養素」であるのに対し緑茶は「抗酸化+水」という面で日常生活面でとりやすいようです。
 どんなタイミングで飲んだら効果的なのだろうか?
緑茶の抗酸化作用の効果は飲んだ後約2時間持続するそうです。そのため、朝食、午前10時、昼食、午後3時、夕食というようなタイミングで1日に何度も飲むより効果的だといいます。
1日に10杯以上飲むとがん予防になるというデータもあるそうすが。
 一方、カテキンには中性脂肪の増加抑制作用という効果もあるようです。通常、食事をすると血糖値が上がるとともに、中性脂肪値も上がります。
このため、脂肪分の高いものを取るときにいっしょにお茶を飲むと効果があるといわれています。

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