白茶パイチャ
白牡丹 白毫銀針

弱発酵茶望
白茶の分類 白芽茶(パイヤー)
白葉茶(パイイエ)
白茶の産地と銘茶
福建省 白毫銀針(パイハオインジェン)
白牡丹(パイムーダン)
福建雪芽(フージェンシュェヤー)
寿眉(ショウメイ)
貢眉(ゴンメイ)

シンプルでナチュラルな味わい。
生産量も種類も少ない貴重なお茶
 白茶は緑茶青茶に比べて種類が少なく、通人が好む珍品といういわれ方をすることもあります。主な産地は福建省で、それ以外ではあまり見られない。歴史も比較的古く、十世紀前半の5代の時代のころ誕生し、歴史の皇帝たちが好んで飲んだとも伝えられています。
 白茶は製造工程はごくシンプルで、茶葉を放置して自然発酵させ、最後の乾燥の段階で火を入れて、酸化酵素による発酵の働きをとめるというスタイル。青茶のように人口的に発酵を促すということをしないので、ゆっくりと発酵が進み、軽い発酵のままで終わるところが特徴があります。
白茶を分類する場合は、一芯一葉の白芽茶と一芯ニ葉の白茶に分けるのが一般的です。白芽茶の白毫銀針と、白茶の白牡丹がよく知られています。また、茶樹と葉の形などの違いから、大白、水仙白、小白とわけることもあります。水色は淡い黄色で、味や香が清らかでシンプルなところが白茶のよさといわれ、それゆえ隠れたファンも少なくないようです。胃にやさしく、夏ばて防止や美容にもよさそうです。
おいしく入れるコツは、熱湯をそのまま注がずに少しさますこと。九十度ぐらいが目安です。葉の形や動きを楽しむために、ガラスの器を使うのも風情があります。
白茶の代表的な銘茶
白茶の代表格は、前述の白毫銀針(パイハオインジェン)白牡丹(パイムーダン)
白毫銀針(パイハオインジェン)
は福建産のお茶ではナンバーワンともいわれている銘柄で、貴重品として大切に飲まれています。
端正な香と清々した味は、まさに「珍品」の名にふさわしい。一方、味なら
白毫銀針(パイハオインジェン)に負けないのが白牡丹(パイムーダン)で、特に香港人が好んで飲むお茶です。口に含むと甘いような弱発酵ならではの味わいがあります。体内の熱を排出させる効果があるので暑気払いにもなります。
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