心筋梗塞の予防には、
ビタミンC、カロチン+カテキン

 アメリカでは心筋梗塞による死因が上位を占めているそうです。
そのため医師たちは治療法や予防法を探る研究を多方面にわたって続けています。
日本人の長寿の秘訣は、ヘルシーだといわれる日本食ばかりでなく、食事の後に必ず飲む緑茶にあるのではないかと考えたそうです。
緑茶にはカテキンが含まれています。そこで血液中のカテキンを測定できる機械を開発したそうです。測定の結果、緑茶を飲むとカテキンが血液中に入り、動脈硬化の原因である血液中の過酸化脂質の量が大きく減るということが分かったそうです。つまり、緑茶を飲むことで心筋梗塞が予防できると考えられるそうです。
 カテキンに過酸化脂質を減少させる効果があるという研究結果を発表したときは、アメリカの学会で大きな反響を呼んだそうです。
現在、緑茶が苦手なアメリカ人のために肌にカテキンを貼るなどして体内に簡単に摂りこめる方法を開発しているところだそうです。日本人も緑茶のよさをもっと認識したいものです。
 さて、血液中の過酸化脂質がなぜ増えるのでしょうか?
動物実験では過密ストレスにより、ホルモンのバランスが崩れて過酸化脂質が増えていくことが分かっているそうです。そのストレスに対する抵抗力をつけるためにはビタミンCを多く摂ることが必要。抗ストレスホルモンであるアドレナリンを生成するためにビタミンCが大量に消費されるからだそうです。
 また、別の動物実験では赤血球の老化で増えた過酸化脂質の量が、カロチノイドであるベータカロチンを食べた量に応じて減ることがわかったそうです。
 このように、私たちの食生活は健康に大きく影響しています。毎日バランス良く食べ、適度の運動をしていくことが健康の基本と考えられます。一日に3度食る食事が非常に重要だそうです。

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