緑茶パワー

二日酔いの予防

飲酒30分前にお茶を飲む
 人は昔から、楽しいといっては酒を飲み、悲しいといっては酒を飲ん できました。冠婚葬祭に欠かせないのもお酒です。
 酒は五臓六腑にに染みわたる、などといわれます。 多少食欲のないときでも、コップいっぱいのビールを飲むと、急に食欲が出てくるから不思議なものです。
 酒を飲むと、その中に含まれるアルコールが、胃から急速に吸収されます。さらに血液中に溶け込んだ アルコールは体内を駆けめぐります。そのためどのくらい酒を飲んだのかを、血中アルコール濃度で測ることができます。血中アルコール濃度0.1%では、ご機嫌な態度。0.2%になると、千鳥足、0.4%までいけば記憶喪失状態に陥ります。
さらに0.5%では、昏睡が起こり、呼吸まひが伴えば、そのまま死へ直行するそうです。
 以前、この血中アルコール 濃度の変化に、茶がどのようにかかわっているかを調べる実験で、こんな結果が出たそうです。酒を飲む30分前にお茶を飲ませておくと、肝臓でのアルコール分解が促進され、血中アルコール濃度もそれほど上がらず、アルコールも早く消えていったそうです。
 通常、一杯のお酒を飲むと、血中アルコール濃度は1時間ほどで最大となり、以後、減少していくそうです。この時、飲酒の30分前に茶を飲んだネズミと飲まないネズミとの間には、血中アルコール濃度の最大数値に20〜30%の差が認められたそうです。
 つまり、飲酒前にお茶を飲んでおくと、酒による酔いも、それだけ抑えられるわけです。しかも、飲んだ後に血中アルコールが早く消えるので、二日酔いにも効果的です。とはいっても飲みすぎは禁物です。
 「花は半開を見、酒は微酔に飲む(花を観賞するなら5分咲きのころ、酒を飲むならほろ酔い加減のあたりでやめておく)」これは長い人生の中で、酒と健康に付き合うための基本であると考えます。

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