花茶(フアチャ)
花茶の分類 緑茶類
青茶類
紅茶類

花茶の銘茶
茉莉花茶(モーリーファチャ)
菊花茶(ジュファチャ)
(メイグイファチャ)
梅花茶(メイファチャ)
蘭花茶(ランファチャ)
桂花紅茶(グイファホンチャ)
リージーホンチャ(ライチ紅茶)
茶葉に花の香をブレンドしたかぐわしい花茶は世界の人気者

 花茶は花で香づけしたお茶の総称。
いわゆる六大分類とは別に、中国茶の重要な一角を占める存在です。歴史も古く、宋の時代にはすでに生産が始まっていたといいます。おもな産地は福建省、安徽省などですが、近年はその他の各省でも栽培されています。
 花茶は緑茶をベースにした緑茶類、青茶をベースの青茶類、紅茶ベースの紅茶類の三つに分類されます。
製造工程の基本は、茶葉と花を混ぜて花の香を移す「黛花(シュンファ)という過程。
これを多く繰り返すほど高級な花茶になリます。香ずけに用いる花はジャスミンがもっとも多いが、ハマナス、ラン、バラなどが多彩です。
花茶の代表的な銘茶
 花茶の中では、茉莉花茶(ジャスミン茶)がもっともポピュラーである。清らかな香は、飲み終えたあとも口内に残る。
 菊花茶では浙江省抗州(ハンジョウ)の菊花を用いたものが有名抗州の菊は「抗菊花」とわざわざ呼んで珍重するほどみ名高く、芽の疲れや風邪の予防に効能がるといわれています。
紅茶ベースで人気があるのがライチ紅茶。
果物の果汁で香りづけしているのが珍しく、ライチのフルーティーな甘みが魅力的です。
中国茶のトップにもどる