Tyoukai  Aizawa ga to-ru
鳥 海 山

 一日目、鳥海山登山口の鉾立までのバスに乗るため一路、酒田市へ。ところが駐車場がなく、仕方なしに駅前のコイン駐車場に車を入れる。相当の金額になりそうだが、諦めてバスタ−ミナルへ。その途中に民家の軒先を駐車場にしているところを発見し、電話してみると快く引き受けてくれたので、急いで車を移動。料金はいらないといわれるが、そうもいかないので、帰りにお菓子でも買ってもって行こうと相方と相談する。あの時の奥さんありがとう!
 天気が良く、鉾立から御室までの登りは順調。御室の近くを鳥海湖を眺めながら昼食をとる。相方は食後の写真撮影に忙しい。
 千蛇谷の分岐から七五三掛までの登山道の両脇は、ハクサンイチゲが満開で見ごたえがある。
(写真は、ハクサンイチゲが咲き乱れる登山道)

 コ−スを千蛇谷にとり、頂上直下まで雪渓を歩く。
 途中で雪渓を補給し?持参したビ−ルを冷やし山頂で飲むことにする。
 雪渓は、予想より傾斜も緩いため、長い距離の割には歩きやすかった。
 雪渓が終わり、山頂が近くなると 「これがチョウカイフスマです。」と白い花を指して相方が説明した、が又直ぐ忘れてしまうであろう。
 今日の宿泊場所の大物忌神社で宿泊の手続きを済ませ、ビ−ル片手に新山の山頂を目指す。大物忌神社の裏手はチョウカイフスマが満開だ。雲が少なく視界も良好で、岩手山、焼石岳、栗駒山、月山、日本海が一望にできた。山頂でビ−ルを飲みながらしばしこの眺望を堪能した。
 日本海に沈む夕日も見事で、ウイスキ−とチ−ズを片手に眺めた。山頂から日本海に沈む夕日を見たのはこれが初めてで、なかなか見事なものであった。明日の日の出も楽しみである。
 日の出を見るために星が降りそうな夜空の下、ヘッドライトを付けて御来光を見るため七高山へ登る。雲の隙間からの太陽が顔をのぞかせ、雪渓を紅色にほんの一瞬だけ変えた。
 太陽高度が少し高くなると、日本海に影鳥海が現れた。明け方の僅かな間だけ日本海に浮かぶこの影は、日本海からそそり立った鳥海山ならではの醍醐味である。相方はいつものごとく写真撮影に忙しい。
 朝食後、下山の途につき、心字大雪渓を目指す。稜線から鳥海山荘分岐の伏拝岳を左に曲がると、目指す雪渓が目の前に広がる。ガイドブックなどに良く出ている雪渓だ!
 雪渓の表面は驚いたことに完全に凍っていた。日中表面が溶けて夜に再び凍ったものだろう。アイゼンがないので慎重に雪渓を横切る。雪渓も中ほどまで来ると、おそらく日射による影響と標高が低くなったために雪渓が溶けており、かなり歩きやすくなる。雪渓を渡る風がとても心地よい。雪渓の終点付近では、表面がザラメ状になっていた。
(写真は心字大雪渓)
 その後、御花畑の中をしばらく歩くと、駐車場のある滝ノ小屋の分岐だ。我々は鳥海山荘まで歩くので、このまま稜線を下山するコ−スをとる。余り眺望のきかない、単調なササ薮コ−スを黙々と歩くが、なかなか目的地に到着しない。稜線から沢への分岐を降りなければならないのだが、見過ごしたような気配があり、多少焦る。取りあえず目の前にある分岐から沢に降りる。結果的に当初予定していたコ−スであった。
 しかし、登山道の終点から鳥海山荘までは、アスファルトの道路を2km以上歩かなければならず、ガックリした。
 鳥海山荘で温泉に入り、しっかりビ−ルを飲み、昼食をとる。
 バスで酒田市への帰路に付く。時刻表では乗り換えなしで酒田までいけるような感じだったのだが、実は途中で乗り換えが必要だった。他の登山客も戸惑いながら運転手の方に確認し、何とか乗り換えて酒田駅までたどり着く。バスからの鳥海山の眺めも素晴らしく、先程下山してきた大雪渓が一望できた。
 駐車場を貸していただいた方への御礼と夕食の買い出しを済ませ、本日の宿泊予定地の羽黒山国民休暇村のキャンプ場へ向かった。当然、途中で冷たいビ−ルを入手した。
 羽黒山国民休暇村の温泉に入り、夕食(晩酌?)を済ませ、明日の月山のためのぐっすりと眠る。


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