Aizawa ga to-ru
八幡平〜裏岩手縦走路〜国体コ−ス
一日目、安代町、兄川沿いの道をタクシ−で進み、更に、林道を少し入ったところで下車する。
登山道入口まで、30分程歩きいよいよ今年の珍道中の始まり。
八幡平の登りは楽だと思っていたが、現実はそれほど甘くなかった。今までで一番の重装備の影響もあり、最初から急登が続き、相方は遅れ気味。
救いは、樹林帯であることと他に全く人がいないことか。
今回の最大の目的は、このコ−スにある温泉に入ること。温泉といっても建物があるわけではなく(昔あったらしい)、川沿いにお湯が沸いているだけ。ややぬるめのお湯ではあるが露天風呂は兎に角気持ちが良い。ビ−ル片手にゆっくりと入る。昼食を含めて一時間余りの休憩。来た甲斐があった。
(写真は草ノ湯温泉)
ここからの登りも急登が続き、結構大変。稜線(八幡平の場合は、線というより面)にでると高低差の少ないコ−スが続き、樹林帯を抜けるとそこはかなり大きな湿原が広がっている。この湿原は頂上近くまで広がっている。そよ風が吹く湿原には他の登山客がいないので、余計に得した気分。
本日の宿泊場所、陵雲荘に着き、レストハウスまでビ−ルを買いに行く。秋田県側のレストハウスの人が水割りを飲むために氷が欲しいとお願いしたら、普段売っていないのに分けてくれた。感謝、感謝。氷のおかげでビ−ルもしっかり冷やすことができて、山小屋の夕御飯は、とても豪華になった。
夕方から、強風と濃い霧が出たので翌日の天気が不安であったが、日の出とともに風は止み、霧は殆ど消えた。
2日目が今回の最大の難所、裏岩手縦走路〜国体コ−ス(ここの正式な呼称を知らないのでこう呼んでいます)。朝食予定地の大深岳の湿原へ急ぐ。今年は刈り払いをしていないようで、笹が縦走路を覆っていて足下が見えなくて、歩きにくかった。
大深岳の湿原の水場は、いつ来ても静かでよいところである。朝食を取り、水を補給して未踏の地へと足を運ぶ。
大深岳を少し下ると乳頭山と書いた道標がある分岐にでる。入り口はそれほどきつくなさそうだが、果たして・・・。
登山道がないため足を踏み入れることができない大白森の湿原を左に見ながら、やっとの思いで、八代森山荘に着き昼食をとる。山荘の脇の湿原は、大きさはさほどではないが、コオニユリ、コバイケイソウなどが咲き乱れ、疲れた体に安らぎを与えてくれた。
裏岩手縦走路分岐〜八代森山荘までの間にサンカヨウノ実を沢山目にした。相方にこのうまそうな実は食べられるのか?と聴いたら、「食べたことないので解らない。後で調べて連絡する。」とのことであった。サンカヨウの実は酸味が強いが食べられるとのことであった。
(写真は国体コ−スの縦走路)
ここからが、このコ−スの難所だ!水も不安なのでポリタンクに水を充分詰める。
山荘を出て直ぐ、八代森山の急登が続き、結構きつい。この後に待つ曲崎山の急登を考えると少し不安になる。行程も遅れ気味だ。予想以上に曲崎山の登りはきつかった。
裏岩手縦走路の全容を秋田県側から初めて見たが、ユックリと眺めている余裕もなく、曲崎山の頂上を目指す。頂上付近は登りとは打って変っり平坦な地形で、展望も余り望めない。標識がなければどこが頂上か解らないことだろう。
これから先は殆ど下りなので楽ができる、と思い再び歩き始める。が、下りもかなり急で、思い荷物を背負った疲れた体には、キツかった。
二日目の目的地の大白森山荘までは、殆ど下りだけだと思っていたが、何故か急登が始まった。地図を良く見直してみると大白森山への登りの途中に山荘があることが分かり、がく然としながらも、坂を登り始めた。
バテバテになったころ、廃屋同然の大白森山荘が右側に見えた。後日、調べて知ったことだが、一部の資料には廃屋と明記されていた・・・・。
山荘脇に水場があるが、完全に枯れていた。今年は、水の確保に苦労する場所が多い。今晩の食事には何とか間に合うが、水割りの水と翌日の水が足りない!、と思いながらも、相方は水割りをぐびぐび。私は歯茎の調子が良くなく、紅茶を飲む(ぐびぐび)。この日の就寝時間はかなり早かった。ブナ林の中の山荘周辺はすっかガスにつつまれていた。
三日目、昨日のガスが朝まで残っており、三日間で一番悪い天気。歯茎の調子が相変わらず芳しくなく、当初予定していた秋田駒が岳八合目への下山をあきらめ、最短で下山できる乳頭温泉郷を目指すこととした。
大白森山の山頂付近は、かなり大きな湿原で晴れていれば爽快な高原散策となったはずだが、ガスで視界がきかず少し残念。それでも充分雰囲気は楽しめた。
(写真は大白森山頂付近の湿原)
小白森山の山頂の湿原を過ぎると、樹林帯の下りが続く、が、途中何度もアップダウンを繰返し朝一番の行程にしては、少しキツイ。
ようやく乳頭温泉郷への分岐にたどり着き、あとはひたすら下るだけ。30分弱の下りで、温泉到着。バスの時刻を確認して出発まで余裕があったので大釜温泉に入る。歯茎の調子が未だに芳しくないので、私は缶ジュ−ス2本片手に、相方は缶ビ−ル片手に露天風呂へ直行!
その後、田沢湖駅までバスで向かい、秋田新幹線こまちで盛岡へ。相変わらずこまちは込んでいて、空席なし。乗車中朝食を食べていないことに気づき(相方はビ−ル片手におつまみを食べていたらしい)、盛岡駅でら−めんをすする。
相方が、秋の黄金色の湿原は綺麗だというので、今年の秋の晴れ間を狙い、千沼ヶ原、田代平、大白森の登山を実行しようということになった。
この計画は、見事に実を結んだが・・・
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