◆発表!’03年度モンスター配備センター映画大賞!
10位:「名探偵コナン 迷宮の十字路」
ファン限定で。それ以外の人は見ずともよい。
このシリーズの二本の柱・ラブコメとありえねえアクションがちゃんとしている良作。ああ、推理?なんだそれ?
09位:「ラスト・サムライ」
主演・製作トム・クルーズなのにこんないいものができてしまうなんて…。
武士道とは死ぬことと見つけたり。なんてことをこうもハリウッド映画でしっかり描かれてしまうとサムライの末裔としては腹を切って死ぬべきで
ある?
08位:「マトリックス・リローデッド」
エージエント・スミス軍団との百人組み手が全て。
あそこだけエンドレスでBGVとして毎日流していたいくらい。なんて大金掛けたバカなんだ!
作品としては完結編に足を引っ張られて株急降下。
07位:「座頭市」
昨年の「Dolls」がアレだっただけになおさら素晴らしい。
痛快で豪快な殺陣に拍手喝采。あのラストもいいんちゃう?ただ、随所に海外映画祭への媚びが見えるのが減点材料。
06位:「クローサー」
美女競演のバカアクション快作。スー・チー嫌いだけど。
ヴィッキー・チャオたんがかわええかわええ。
しかし真の見所はそこではなくクライマックスのヴィッキーたん&カレン・モク姐VS倉田保昭先生の壮絶日本刀バトルにあり!
05位:「東京ゴッドファーザーズ」
「パーフェクト・ブルー」、「千年女優」と、アニメらしからぬ話をわざわざアニメで作ってきた今敏監督のその手法がさらに研ぎ澄まされた
傑作。
リアルな世界をアニメを用いて描くことによって生まれた虚構さは物語後半の鮮やかな語り口によってお伽話へと見事に昇華する。
これでアニメならではの”萌え”があれば完璧だったのだが…。
04位:「キル・ビル vol.1」
ここから2位まではほとんど横一線。
ハリウッド随一のオタク野郎タランティーノ先生の妄想とリスペクトの炸裂する素敵な日本世界に複雑な笑みを浮かべよ。
これでもかとばかりに手足がちぎれ飛ぶバイオレンスシーンは最早爽快。
鉄球女子高生・GOGO夕張のなんとチャーミングなことか!
…しかし、これ大々的に販促かまして一般人に見せていい内容かね、これ?
03位:「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」
「第1作は序章に過ぎなかった」というコピーに偽り無しの大スペクタクル。
後半の攻城戦は血がたぎる。颯爽と白馬にまたがり救援に駆けつけるガンダルフの勇姿よ!
ピーター・ジャクソンはやっぱりただ者ではなかった!
惜しむらくは、長え。トイレ休憩入れてくれ。
02位:「リベリオン」
今年一番周囲に見ろ見ろと勧めた作品なんで2位に。
改めて見直してみると設定が曖昧だったりアクションが少なかったりするのだが、しかしそれでもそのアクションが、”ガン=カタ”が鼻血が出る
ほど格好良すぎる!
クリスチャン・ベールの鉄壁の無表情演技も相まって、静と動のメリハリが美しい。アクション500%増量の続編を期待。
01位:「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」
ぶっちぎりの1位。
TVドラマ版を見ていないと楽しめない箇所がある(未見でこれだけ見てもかなり面白いとは思うが)とか流行ネタばかりなので評価に普遍性が
ないとか欠点は山のようにあるが、そこも含めて愛すべき大バカ青春映画。
脚本の宮藤官九郎が三池崇史ばりに暴走した結果、ありえねえ展開が観客の度肝を抜くジェットコースタームービーとなった。
TV版のフォーマットをありえねえ形で再現しつつ自ら破壊してしまうのも小気味よい。
出演陣もノリノリで「刑事まつり」と違っていい意味で学園祭のノリで楽しそう。
とりあえず見とけ!そしてツッコめ!「ありえね〜!」
あ、勿論その前にTV版全話見てからね。
・各部門賞
・最下位〜11位
・総括