回	著者	題名	評価	ひとこと感想
１	森博嗣	すべてがＦになる	★★★★★	記念すべき犀川＆萌絵＆四季の第一歩。 第１の死体の登場シーンは圧巻。
２	清涼院流水	コズミック	★★★☆☆	いろいろと問題はありすぎるがすごいことはすごい。 本気で憎めない作家性はなんか「テニプリ」っぽい。
３	蘇部健一	六枚のとんかつ	★★★☆☆	何故オイラはこれと「占星術殺人事件」を並行して 読んじまったんだ。ｏｒｚ　四国の話だけは大好き。
４	乾くるみ	Ｊの神話	★★★☆☆	犯人はチンコ！ 今ではそこそこ売れっ子作家さんです。
５	浦賀和宏	記憶の果て	★★★☆☆	ミステリとは言い難い毛色の違う受賞作。 続編と併せて読むとかなりグッとくる。
６	積木鏡介	歪んだ創世記	★★★★☆	”らしい”受賞作。つーかゲームブックじゃん！ 実は装丁の段階で激しいネタバレ。
７	新堂冬樹	血塗られた神話	★★★☆☆	”らしくない”受賞作。 歴代受賞者の中では今や１，２を争う売れっ子。
８	浅暮三文	ダブ（エ）ストン街道	☆☆☆☆☆
９	高田崇史	ＱＥＤ　百人一首の呪	★★★★☆	京極堂系ウンチク探偵。 歴史好きとしては嬉しいが結構斜め読み。
１０	中島望	Ｋの流儀	★★★☆☆	これまではまがりなりにもミステリが受賞作だったが、 これ伝奇アクションじゃん！’８０年代のマンガのノリ。
１１	高里椎奈	銀の檻を溶かして	★★☆☆☆	美少年＋美青年＋ショタしかも妖怪。 それってなんのラノベ？
１２	霧舎巧	ドッペルゲンガー宮	★★★★☆	あかずの扉研究会シリーズ第１作は隠し部屋付き 洋館。ユイがやたらツボで見事に殺られてしまった。
１３	殊能将之	ハサミ男	★★★★★	ものの見事に騙されてしまった叙述ミステリの傑作。 題名からして騙しだもんなあ。映画はなかったことに。
１４	古処誠二	ＵＮＫＮＯＷＮ	★★★☆☆	”らしくない”受賞作。面白いけど地味だし淡泊。 今や直木賞候補作家。
１５	氷川透	真っ暗な夜明け	★★★★☆	←高評価だな昔のオイラ。とりあえず専門用語の 表記の統一について気にするようにはなった。
１６	黒田研二	ウェデイング・ドレス	★★★☆☆	ずらされていた時間軸が最後にカッチリとはまるのは お見事。だけどなんかもうひと味足りないような。
１７	古泉迦十	火蛾	☆☆☆☆☆
１８	石崎幸二	日曜日の沈黙	★★★★☆	美少女女子高生探偵が２人も登場する萌えミステリ？ 優しいトリックが嫌いではない。
１９	舞城王太郎	煙か土か食い物	★★★★★	全受賞作の中では一番好き好き大好き超愛してる！ 今や芥川賞候補作家。えー？
２０	秋月涼介	月長石の魔犬	★★★☆☆	ラノベチックなネーミングセンスに苦笑。話はあっさり しているけどキャラはそこそこ立ってる。
２１	佐藤友哉	フリッカー式	★★★☆☆	鏡家サーガ開幕。西尾維新との差というのは作者の 世間への自信の差とかなのか。
２２	津村巧	ＤＯＯＭＳＤＡＹ	★★★☆☆	ＳＦ。ジャンル超越しすぎ。宇宙人の虐殺描写にもう 少しバリエーションがあればよかった。
２３	西尾維新	クビキリサイクル	★★★★★	ラノベと呼ぶには血生臭い青春戯言ノベル。 この頃はまっとうに推理小説してたんだよな。
２４	北山猛邦	「クロック城」殺人事件	★★★☆☆	世紀末な世界設定とクラシカルな物理トリック。 ちょっと前者が中途半端だよな。
２５	日明恩	それでも、警官は微笑う	★★★★☆	導入部分はちょっと引いてしまうが本編はナイスな 読み応えある警察小説。
２６	石黒耀	死都日本	★★★★☆	ディザスター小説。ジャンル超（ｒｙ 生きてる内に破滅的噴火が起きませんように。
２７	生垣真太郎	フレームアウト	★★★☆☆	邪道映画ファンにはつらい古典映画ウンチク満載。 叙述トリックは見事だが波長が合わなかった。
２８	関田涙	蜜の森の凍える女神	★★★☆☆	読んだはずだがまっとうすぎて印象が薄い。 今風ではない媚びない美少女がいたのだけは…。
２９	小路幸也	空を見上げる古い歌を口ずさむ	★★★★☆	ノスタルジックな怪異譚。おっさんホイホイ。 続きが読んでみたい。
３０	矢野龍王	極限推理コロシアム	★★☆☆☆	うーん。 ケレンなアイディアに文章力がまるで追いついてない。
３１	辻村深月	冷たい校舎の時は止まる	★★★★★	”ＳＦ”な学園青春ミステリ。素敵だけど名前のトリックは 無理がある。あとヒロインと作者が同姓同名なのは…。
３２	真梨幸子	孤虫症	☆☆☆☆☆
３３	森山赳志	黙過の代償	☆☆☆☆☆
３４	岡崎隼人	少女は踊る暗い腹の中踊る	★★★☆☆	劣化版舞城王太郎という印象しかない。 これが若さか…。
３５	古野まほろ	天帝のはしたない果実	☆☆☆☆☆	ごめん、大好き、うげらぼあ！ラノベ風本格と思うと 腹も立つだろうが、本格風ラノベとして読めばＧＪ！
３６	深水黎一郎	ウルチモ・トルッコ	★★★☆☆	トロッコで走り回る遺跡探検冒険話かと勘違いしてた。 読者を犯人に仕立てる前代未聞のトリック…ねえ。
３７	汀こるもの	パラダイス・クローズド　ＴＡＮＡＴＨＯＳ	★★★★☆	萌えＢＬ本格推理小説。時代のニーズなのか。 海洋生物のウンチクはおもろかった。
３８	輪渡颯介	掘割で笑う女　浪人左門あやかし指南	☆☆☆☆☆
３９	二郎遊真	マネーロード	☆☆☆☆☆
４０	望月守宮	無貌伝　双児の子ら	☆☆☆☆☆
４１	赤星香一郎	虫とりのうた	☆☆☆☆☆
４２	白河三兎	プールの底に眠る	☆☆☆☆☆
４３	天祢涼	キョウカンカク	☆☆☆☆☆
４４	丸山天寿	琅邪の鬼	☆☆☆☆☆