最終更新 2004/11/20(文章修正)

 私、広坂は一応いいんちょ普及委員会会員をしているほどゲーム「To Heart」では委員長こと保科智子のファンです。ここの会員さんは腕の立つ方ばかりで、CGは描くは、テーマBGM「彼女の憂鬱」のアレンジをするは、サイドストーリーを書くは、様々な形で保科智子というキャラを楽しんでおられます。私も何かできることは無いかといろいろ考えていたら、ひとつ思いつきました。それがこのいいんちょ刑ドラ構想です。
 オタクの一つの傾向として、自分の趣味のうち全く方向性の異なるもの2つを一つにしてしまうところがあります。例えば鉄道雑誌のイラストでなぜかアニメキャラが出てくる、とか新潟交通電車線に存在した「ときめき駅」にときメモファン(メモラー)が訪れた、など。この構想もこの傾向にのっとったものです。
 では、一体何をするのか?早い話が刑事ドラマの設定に保科智子(以下、原則として「いいんちょ」と表記する)を組み込んだらどんな話が出来上がるか?というただそれだけのものです。普通はこれをもとに小説の一つも書いてみるのでしょうが、私は生憎とそこまでの頭脳がありません。だから設定だけ考えて遊んでみよう、というわけです。
 基本的に委員会の「彼女の憂鬱掲示板」で過去にポロッと書いたものが中心となっています。もし同じ設定で既に同人誌など作られた方がおられたらお手数ではありますが連絡下さい。その方の権利を侵害する意図はありませんので(そもそもの権利者はリーフ(株式会社アクアプラス)ですけどね)即刻削除します。

西部警察ないいんちょ 

舞台は、東京・城西地区にある西部警察署。東京有数の犯罪多発地帯にありながら命をかけて市民の安全を守り、常に警視庁管内でもトップクラスの検挙率を誇るのが保科智子巡査部長率いる西部署捜査課「保科軍団」である。部下の刑事達から「団長」でなくなぜか「委員長」と呼ばれる保科は凶悪犯に対し、特別装備を施したスーパーマシン(日産スカイラインV35クーペ)とショットガンを武器に、一切の容赦、妥協無く立ち向かい、徹底的に叩き潰す。

 ・・・考えた本人が言うのもなんだが、既にいいんちょの面影がない気がしますが・・・・(これはこのコンテンツの全てに言えますが)個人的にはV35スカイラインはセダンの方が好きだし。
二宮係長には甲高い声で「ほ〜しなく〜ん!」と呼ばれるのはお約束。
最終回で国際的テロリスト藤崎(声:金月真美^^;)との死闘の末に打ち倒すが藤崎の放った銃弾に倒れ殉職(おいおい)
2004年秋放送された西部警察スペシャルの「鳩村軍団」には戸田菜穂さん扮する女性刑事がいらっしゃいましたがこの設定はいまいちここには使えません・・・。親父さん殺されるし。

噂の刑事トモコとマツ

元ネタは大映テレビ制作、TBSで放送の「噂の刑事トミーとマツ」。警視庁富士見署刑事生活安全組織犯罪対策課の名物コンビ、保科智子巡査部長と松原葵巡査。普段はとかく熱くなりがちな松原を先輩刑事として落ち着いて諌める保科、というごく一般的な刑事コンビなのだが、被疑者グループに捕われるなどひとたび危機が訪れた際に松原が「先輩みたいな関西人が居るから女性の地位が低く見られるんです!浪花女の智子、智子、トモコー!」と叫ぶと保科が突然耳を動かして態度を豹変、「大阪ちゃう、神戸やー!」と叫びながら被疑者をちぎっては投げちぎっては投げ・・・そしてなぜか後始末は「得意の格闘技で松原がやったこと」になってしまうのだった。

会員の方から「後輩に詰られる先輩というのも何だねえ」という意見を頂きましたが、こうしないと語呂が合わなくなるもので。タイトル先行でしたからね。
「トミマツ」当時は刑事課でしたが現状に合わせた名称「刑事生活安全組織犯罪対策課」に変えています。

はみだし刑事情熱系ないいんちょ

広域化する犯罪に所轄や県の垣根を越えて対応すべく、警視庁に広域特別捜査隊が新設された。所轄刑事課のはみだし者、藤田浩之巡査部長はこの広域隊への異動を命ぜられる。ところが着任初日、藤田は目を疑った。隊の上司が10年前に離婚したかつての妻である保科智子警視だったのだ。元々この2人、関係の悪化から離婚したわけではない。夫婦である以前に警察官でなければならなかった自分達の事を考えて、離婚を最善の判断としたのだ。この2人の奇妙な関係、次々に起こる凶悪犯罪、そしてひょんなことから再会を果たす父の娘みゆき(父の顔は知らないため、浩之が実の父とも知らない)。これらを絡めて描く新感覚刑事ドラマ。

・・・だんだん馬鹿馬鹿しくなってきた(^^;。だいたい自分の両親が離婚したのが原因でいろいろ大変だったいいんちょ本人まで離婚させてどうする。 とは申せ、元ネタの高見兵吾巡査部長(柴田恭兵)と根岸玲子警視(風吹ジュン)の関係は当てはめるといい感じだと考えてます。

ショカツ(ドラマ版)ないいんちょ

警視庁城南警察署に国家1種公務員試験採用者の姫川琴音警部補が現場研修のため着任。指導役は刑事課強行犯係の主任、保科智子巡査部長。普段黒いキャバリエの捜査用車「城南20」の中で昇進試験問題集をよんでばかりの保科に付き、捜査の現実の厳しさを学ぶ姫川。ある日管内で起こったボーガンによる殺傷事件の捜査を進めるうち、姫川はその背景に過去に起こった疑獄事件が絡んでいることに気付く。うやむやにされたこの事件を追いつづけるうち罠にはまり免職となった藤田浩之巡査部長の存在、そして保科は内密にこの事件の真相を追っていたことを突き止める。他の刑事とともに捜査中止命令をものともせず、事件の黒幕に肉薄する保科と姫川・・・

田中美佐子さん扮する九条彩乃巡査部長のイメージがいいんちょに合いそうだったので作ってみましたが・・・かなり無理があります。松岡昌弘さん扮するキャリア警部補を琴音さんに置き換えたのは単に私の趣味です。

あぶ刑事いいんちょ

横浜にある港警察署の名物刑事コンビ、コルトM1911A1とS&Wボディガードを操る保科智子とコルトローマン2インチを操る長岡志保。事件解決の手腕はあるもののその方法がやたらと発砲するなど非常にあぶない。近藤課長の「保科と長岡はどうした!」との声が今日も署内に響くのであった。

「ダンディー長岡」と「セクシー保科」?


ここまで読んでいただくと私の考える刑事いいんちょは必ずヒラでないことにお気付きかと思います。これは元ネタのいいんちょが学級委員長であることからヒラよりはそれなりに人を指揮できる立場が合うのではないかと思ってのことです。基本的には巡査部長の場合でもたたき上げではなく国家公務員2種試験採用(巡査部長で採用され警視庁の所轄に勤務、警部補に昇進してから警察庁に移る)を想定しています。(ただ、最近警視庁管内では刑事の最低階級を巡査部長にしているという説があり、実際「踊る大捜査線」の青島や「名探偵コナン」の高木も巡査部長であることを考えると一考が必要かもしれませんが・・)
ちなみに「刑ドラの王道、太陽にほえろ!はどうした」という方が居られるかもしれませんが、追い詰めた被疑者グループ(岡田、松本、吉井)との銃撃戦の末に殉職、という「太陽」の定番しか思いつかなかったのでやめました(-_-;
他に考えたものとしては、NHKで96年頃に放送された大阪府警刑事部刑事総務課刑事特捜班を舞台としたドラマ「木綿のハンカチ-ライトウインズ物語-」風に「To Heart」の登場キャラクターを総動員して女性警察官だけで組織された女性専門捜査班ものを作っていいんちょを班長に据えたら面白かろうとも思いました。「木綿」で壇ふみさん扮するライトウインズ班長の設定に「兵庫県警の暴力団担当刑事だった父をある事件で亡くしている」というのがあり、丁度神戸出身だしこれを置き換えよう、と思ったわけですが親父さん殺してしまうのも何なんでボツ。桜交機さんがかつてコミケで発表していた「シスプリのキャラ12人が高速隊」という作品「Highway Princess」を見ていると何となく作りたくもなるんですけどね。よりライトウインズの捜査活動に焦点をあてた南果歩さん主演の「木綿のハンカチ2」とか生活安全部の少年事件を扱う同様の班を舞台にした「女性捜査班アイキャッチャー」でも面白そうです。
殉職してしまったいいんちょの遺品である眼鏡をかけると母であるいいんちょも含めて霊が見えるようになり、いいんちょ霊と共に幽霊がらみの事件を解決していく息子、という「ゴーストママ捜査線」(佐藤智一作、小学館ビッグコミック増刊号連載)のパクりネタもまた一興かな?と思ってみたり。

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