すまiる広場 2010年もみじの一年

1月 澄んだ空からまだ低い角度の陽が眩しく、樹に影をつくります。始まり「黎(くろ)」


2月 季節がもたらした1色目「白」


3月 暖かな陽射し ほのかな赤みが枝先に「薄桃」(今年初めてのフリーマーケットの準備中)

4月 枝先の色が日に日に濃くなるようです。予期せぬ花から始まる「朱色」

ゆっくり来た彩り豊かな春の始まり…やがて変化が 4月17日ところが冬に逆戻りしたような雪、桜の開花後は30年ぶりに降ったそうです。

5月 GWに入り好天のため気温が上がると、色と姿に劇的変化が。「黄金色」


5/1のもみじ 黄色く葉がひらき始めました。まだ、柔らかな葉は、淡いみどり。


5月 葉の形も色もめまぐるしく変化して「黄緑色」 花が咲き、消えたところに…


花がなくなった後に双葉が?いいえ、これがもみじの種で、ヘリコプターの様にクルクルと風に乗って舞うそうです。


6月 梅雨入りして銀の雨雲から降る雨にぬれて,どよどよの「緑色


7月 梅雨明けして!猛暑到来。真っ青な夏空を背景に、力強い,どうどうの「緑色


8月 30度を越す暑い日が続く…静かに異変がはじまっていたのか
定点撮影は、木の北側からだったせいで気づかなかった。視点を変えると葉がやけて変色し散っていました。 
あまりにも強い陽射しによる高温と水不足の影響でしょう。


9月 枝の先に向って、緑から深紅に変化するグラデーション 少々落葉もあってボリュームに陰りがあるのが残念 


10月 里に下りてきた小さい秋が少〜し・ゆっく〜り進行しています。
新米の品質を示す一等米の比率が低調だと言うことですが、熱帯並みの暑さにつくり手の方々も苦心されたことでしょう?
夏の好天が綺麗な秋の色・紅葉を生むはずでしたが、過ぎたならば状況は違ってくるようです。
ここ最近画像を見ると、早春からずっと色と形にグルグル変化をもたらした季節が止まってしまったかのようですが、
更に気になるのは、6月頃までゴソッとフサフサだった葉がちょっと…、ストレスは木にとっても美容の難敵なのでしょうか?、


11月 仙台の初霜は昨年より11日遅れだったそうですが、季節が秋から冬に転じていると肌に感じる時期になりました。
その鮮やかな赤に感動して1月に「くろ」から撮り始めたすまiる広場のモミジですが、紅葉のピークを迎えても今年はあまり色が良くないようです。
いっぽう、昨年は紅葉せずに散った会社駐車場のモミジですが、こちらは暑さで散ることもない上に、曇り空でも色鮮やかで、まるで赤い光りを放っているかのようです。「緋」
 


12月「紅」 一年間撮影して、まだその気はありませんか、きっと数年取り続けると、その年々で木の表情も変わるのだろうと思うのでした。
何もない「黎」の1月からはじめ、今月ようやくほとんどの葉が紅に色を変えたところ、観測史上最大の風速を記録するという大風が吹きました。
あっという間に半減した木の葉と茶色く積もる落ち葉、今年を締めくくる色は…、と考えていたら…意外な結果でした。