「絆」写真コンクール応募

親父が今年六月、創業から五七年務めた社長を引退しました。白石市で最も小さな家電店で、ラジオを作ったり、そのパーツを売ったり直したりして始めた商売ですが、時代の流れとともに、仕事の内容は大きく変化しました。いつも笑っていられる時ばかりじゃありませんでしたが、親父を中心に、家族と会社に勤めるみんなで、そして地域のお客様の絆に支えられて、何とかやってきました。

早いもので、高校を卒業した私の娘が、アルバイトに来る事もあるようになりましたが、親父は今でも店頭で、もうどこでも診てくれないという器具を叩き割って内部を点検したり、糸で縫ってくっつけたりして直しています。

人に感謝を示すことを照れる親父に代わって「長い間お世話になりありがとうございました。」そして、これからも皆様よろしくお願いいたします。

                                                         

平成24年11月吉日

 有限会社 三栄電機商会 代表取締役 阿子島裕明