鉢森山へ旧米沢街道を?
2009年10月11日 13:00発

地図の道が始まる場所を目指して、大平森合の田畑を行くと花が咲き・柿が実り・牛が鳴く、豊かな自然と秋の日差しに心うきうき!約1時間の道のりを歩きました。

ここから今日の探検?が始まります。目標は、看板の文字の「逆さケヤキ」です。

先が楽しみになる「西山案内図」には、楽しげなチェックポイントが描かれています。

看板の後ろにいかにも「旧米沢街道」という感じの登坂が始まりましたが、それもつかの間で、沢を遮る倒木が行く手を阻み、道が判らなくなり?水を避けてすべる石伝いに飛んだり、急斜面木の根をつかみようやく降りたり、まてよ!街道がこんなはずはないだろう。探検しに来たわけでもなかったのに…苦戦のため その間の画像はありません。

散々迷い、とうとう諦めて引き返し、ふと沢の向こうに小さなお地蔵さんがあるのに気が付きました。その背後に道がある!街道に導かれるようでした。春に鎌首を持ち上げていたマムシ草が赤い実をつけていました。いずれ毒々しく目立つ存在です。

「ガッタイ杉」の根はしっかりくっついて、そこからまっつぐに帯びています。行く手を阻む「とおせんぼ岩」とその上に広がる「千年ふじ」のチェックポイントを通過したところです。


その直後、倒木や急斜面など進めそうなところがなくなった?これって米沢街道なんだよね?、上の道は断崖には離れ、下の道は、南の沢に急降下?背後から山鳥が2羽激しく幅はいで飛び立ちドキドキ!!。さんざんまよって時間をロスしてしまったので、一番上にあった大きなきのこを撮影したところで無念ながら撤退しました。

案内図まで戻り、白石市街方向を望む。かつてはもちろんもっと小規模な町並みだったと思いましが、ここからの景色に古の旅人も一安心したのだろう。

「六番札所毘沙門堂」参道から見える門をくぐった先にある建物のさらに奥にあるのが画像中央の毘沙門堂らしい。釣鐘は、かぶってみることも出来ました…。次回は、別ルートで逆さケヤキを目指してみます。

鉢森山へ旧米沢街道を? Vol.2逆さケヤキ
2010年 5月 5日 09:00発

秋に「巨大きのこ」に阻まれて、そのあと たちまち日が暮れてしまった経験にもとづいて、自宅を9:00に毘沙門堂に向かって車で出発しました。山が「帰れ」と言ったのでしょうか?前回は、山鳥に脅かされたうえに、道を見失ったところまで着てみると、藪に囲まれたはずが、不思議に道が開けていました。 旧米沢街道 「さかさけやき」の道標 人面木 やまぶき

やっと出会えた「逆さケヤキ」は、例年に遅れてようやく訪れた暖かさに、新緑を芽吹かせ始めたところでした。「天然記念物 嘉右衛門山の逆さケヤキ」は、5年前の平成17年5月10日に県指定を受け、斜面に樹高22m 樹周り8m 枝張り約直径45mの山中一の雄大な姿を誇ります。その由来によると、歴史的要衝を伺わせるエピソードは、実際の樹齢とは異なる950年前の出来事のようです。ところで、どこが「逆さ」なのか実際に見てもわからなかったのですが、その昔、源義家が逆さに立てたケヤキの杖が活着したと言うことで、杖のかたちを考えると手元が太く下になるにしたがって細くなるので、自然に生えた時の逆さに使用するのが普通です。よって、「杖を逆立てたものから、生えたケヤキ」が、正しい表現でしょうか。

逆さケヤキの根元に咲いていたかたくりの花。 道標は、のぼり「中ノ目峠・鉢森峠」と、くだり「かくれっぱたけ」等を示してます。しばし降ると「いっぺい清水」に、誰が置いたか便利なことに、ひしゃくが備えてありました。

車を止めた「毘沙門堂」までもっどって見ると、ちょうど満開になっていた八重桜の一部が妙に紅い?花見山には「ボケ」の大木もあったので、何の花かと近寄ってみると、開いたばかりの真っ赤なもみじ。偶然のグッドタイミングな色の風景でした。