初めて観る弘前でのナラカズヲLIVE。今回は友達を誘い二人で会場へと足を運んだ。 手には唄の宝箱(すなわちCD)のつまった手提げ袋。自分の思い付きの一言から、ここのとこ共に青森→弘前→岩手→八戸とちょっとした小旅行を続けている。 今回のLIVE会場であるオレンジカウンティーに入る。予想通り(というと失礼だが)ナラさんはまだの様なので友達と世間話をしつつ時間を潰す。(っつうか、開場前なのに当然のように入ってて良いのかな、俺?) 二人で会話をしながらオープニングアクトをつとめる地元の3組のミュージシャン、りーぽん・Paint Brush・竹内ようすけのリハを観る。それぞれ最近の邦楽ミュージシャンの影響が強く見られる曲調。 個人的に好きだったのはギター1本での弾き語りをみせてくれた竹内ようすけ。優しく暖かい歌声は何処となく奥田民生を彷彿とさせる。だが決してそれだけではなく
ミュージシャンからの影響をうまく消化し昇華させているのが自作の唄から強く伝わってきた。独自性のあるLIVEで非常に好感が持てた。 3組のリハが終わり、続いてナラさんのリハ。サウンドチェックをしつつ最初に弾き始めたのはなんとあの「名曲1」
まさかソロLIVEでこの曲をやるとは。 開場時間となり対バンのファンの若い人たちが入ってくる。ナラカズヲ目当ての客は正直言ってほとんどいないようだ。 3組の熱いオープニングアクトが終り、会場にSEが流れる中、ステージへと昇るナラ。 1曲目「東京ラブソング」。客層を考えると1曲目にはアップテンポな曲を持ってきた方が良かったとは思うのだが。演奏はもちろん文句無し。でも客席の盛り上がりは今一つ。一緒に盛り上がろうとするより、ただ見守っているっていう方が多い。 2曲目「夜を越えて」。これは結構客席の反応が良く、このあたりから少しずつ客席の空気も暖まっていった。 今日のライブMCはイベント「あおもりフォーク村(以下略)」とライブCDの事に集中。ライブCDについて「1枚1500円。安い!」と言うが客席反応ほぼ無し、思わず「アレッ?」と漏らす。 5月に行なったレコーディングにも触れ、富樫春生さんの事を説明するのに、富樫さんが一緒に仕事したミュージシャンをつらつらと述べる。が客席は知らないから反応が無いのを「あ、知らないですね。」と苦笑い。「布袋寅泰のKeyとか、、、。知らないですね。」この辺から会場に小さな笑いが。 さて話はライブに戻りまして、3曲目「歩く男、朝陽を目指す。」 4曲目「僕らのしるし」 そして5曲目「君の声がききたい」。やっぱりこの唄は何度聴いてもいいですね。「♪君を抱きしめたり〜」の後、すぐサビにいかずに3連弾きを入れたのがすごく効果的でサビがより強く強調されて良かった。 続いて6曲目、「僕らの日々」 この唄を聴くと去年初めて一人暮らしを始めた4月頃の生活を思い出す。引越ししたてで(極端にいうと)布団とCDラジカセの他は「東京ラブソング」しかない状況で新たな生活に頑張っていた自分を思い出し、ちょっと泣けてきた。 と少し湿っぽい話は置いといて、ライブ7曲目。久々の「砂漠の中のくじら」。回はお休み中のGIBSONの代わりにフルアコを使用。結構これが合ってて違和感はなかった。曲調がレゲエだからかこの曲は客席の反応が良く、今日これまでの中で1番拍手が大きかった。 いよいよ8曲目、待望のソロ初披露「名曲1」。さっきまでの空気を更に熱くする、”ARRESTED DEVELOPMENT”のSPEECHよりもカッコイイ(と俺は思う)ナラカズRAP。自分はリハで一回聴いてるんで新鮮味は薄れてるけど、やっぱりイイ。ナラカズヲから・その血の流れから出てきた名曲「名曲1」、この曲を評するのにもはや「イイ」以外の言葉は出てこない。 ラスト、究極目もとい9曲目の「真っ赤なゼリー」全身の細胞を神経をフル稼動させ唄う。痛いくらいに熱い。ステージを右へ左へと所せましと走り回る。倒れそうなほどハイな状態でのエンディング。会場から今日1番の大きな拍手。 いや〜、しかし良かった。前回より腰を据えて観ていられたからか、もちろんそれだけではないけれど前回のライブよりもまとまっていて実に良かった。 しかしライブをやればやるほど良くなっていってるように感じる。もちろん曲によっては「前回の方が」ってのもあるだろうけど。友人と共に来てることをすっかり忘れるくらい楽しかったし、また、素晴らしかった。 ちなみにその友人、ライブ終了直後は放心状態で、それなりに楽しめたようで誘って良かったなって思った。後になって今回のライブに関して彼が言った言葉は |
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